タイは日本からのアクセスも良好で、旅費も安価な人気の旅行先です。そんなタイの中でも、グルメ、ショッピング、観光をバランスよく楽しめるのが首都バンコク。比較的治安がいいため、タイ旅行での一人旅にも適しています。今回はバンコク観光に外せないスポット、モデルコースなどを紹介します。
タイの首都バンコクは、日本の主要な空港から直行便も出ている非常にアクセスしやすい都市です。飛行機の所要時間は約6時間~7時間で、格安航空のLCC便も多数。予算に応じて豊富な時間帯の便から選ぶことができます。
日本との時差は2時間で、日本の方が早く進んでいます。日本が朝10時のとき、バンコクはマイナス2時間で朝8時。時差が少ないので、時差ぼけの心配はあまりなさそうです。
日本国籍で観光目的であれば、タイ入国から30日(29泊30日)以内の滞在にはビザ申請なしで渡航ができます。ただし、パスポートの残存期間は6か月以上あることが定められています。
タイの通貨はバーツ(Baht)で、1バーツは約3円(2020年5月20日時点のレート)になります。バーツの値段に3をかけた額が日本円になると考えるとわかりやすいですね。お店での価格表記は「THB」や「B」と記載されます。1バーツより小さい額はサタン(Satang)といい、100サタン=1バーツに相当し、「S」と表記されます。また、ほとんどの商品に7%のVAT(付加価値税)がかけられています。
日本で前もってバーツに両替をしておく必要はなく、バンコクに到着してから両替する方が断然お得です。空港の両替所のレートはあまり良くないので、まずはホテル到着までに必要になりそうな少額を空港で両替した後、残りの金額はバンコク市内に到着してから両替することをおすすめします。
バンコク市内の移動には、トゥクトゥク、高架鉄道(BTS)、地下鉄(MRT)などが便利です。トゥクトゥクはかわいらしいフォルムの三輪タクシーで、バンコクの乗り物のシンボル的存在。旅行気分を味わうのにもぴったりなので、滞在中、ぜひ一度は挑戦してみてください。また、高架鉄道や地下鉄は使い勝手がよく、清潔感もあります。女性一人でも安心して利用できますよ。
タイは主に、雨季、乾季、暑季の3つのシーズンに分かれています。中でもバンコク旅行におすすめのシーズンは、乾季である11月から2月にかけて。雨が少なく、気温も落ち着いているので、1年のうちでも過ごしやすい季節です。とはいえ、朝夕には15℃を下回ることもあるので、薄手の上着などを持参し、服装を調節できるようにしておきましょう。
バンコクは見どころ満載の都市なので、限られた滞在期間中、どのスポットを見るべきか迷う方も少なくないでしょう。ここからは、バンコクで必ず訪れたい観光スポットを、男性向け、女性向け、男女共通スポットに分けて紹介します。
「カオサンロード(カオサン通り)」はバンコクいちのディープスポットとして名高い、バックパッカーの聖地です。わずか300mほどの通りに、安宿やお土産屋、屋台などが立ち並び、雑多で混然とした雰囲気が味わえます。王宮や三大寺院にも近く、ほかのスポットを観光したついでに立ち寄りやすい立地です。昼間ももちろんにぎわいますが、夜20時ごろからさらなる盛り上がりを見せるスポット。屋台飯やおしゃれなバー、ナイトクラブなどバンコクの夜を楽しむには、外せないスポットです。
タイの格闘技といえば、迫力満点のムエタイ。そんなムエタイを観戦したいなら、「ルンピニー・ムエタイスタジアム」がおすすめです。2014年に移転した比較的新しいスタジアムで、ムエタイの聖地のため対戦カードもよく、地元の人たちにも人気。営業日は火、水、土曜日で、対戦の詳細は公式サイトで確認できます。ただひとつ難点なのが、スタジアムまでのアクセスです。ドンムアン空港の近くですが、最寄り駅からも少し遠く、またタクシーを捕まえるのに苦労する場合もあります。往復送迎付きで安心の観戦ツアーもぜひ活用してみてください。
「ワット・パクナム」はバンコク郊外、トンブリー地区にある寺院で、エメラルドの美しい天井画で有名です。仏陀の一生を精緻に描いた天井画は、幻想的で吸いこまれそうな魅力があります。SNS映えも抜群なので、ぜひ渾身の1枚を撮影してみてください。
バンコクに来たのなら、物価の安さを生かしたショッピングも外せません。バンコクの中でも、サイアム地区には「サイアム・パラゴン」、「サイアムセンター」、「セントラルワールド」など、多くのショッピングモールが集まっています。デパートや露店も立ち並ぶ様子はまさに買い物天国。ショッピングモールにはおしゃれなカフェやフードコートも充実しているので、ランチやディナーにもおすすめです。
バンコク三大寺院とは、「ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」、「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」、「ワット・アルン(暁の寺)」のこと。バンコクらしさを感じられる定番スポットなので、ぜひお寺に興味がない方にも時間を空けて訪れて欲しい場所です。チャオプラヤ川沿いに隣接して立地しており、3つまとめて観光することができます。神聖な場所なので、服装や行動には注意を払いましょう。街中どこでも電車で移動がしやすいバンコクですが、こちらは旧市街付近にあるためアクセスしにくいのが難点。効率よく巡れる半日ツアーで一気に観光してしまうのもおすすめです。
つづいては、バンコク一人旅のモデルコースを滞在日数別に紹介します。一番主流なのが3泊4日、次点で4泊5日、最後に2泊3日の弾丸旅行が人気です。
4日ほど滞在できるなら、バンコク市内と郊外観光の両方を楽しむのがおすすめです。1日目は夕方にドンムアン空港到着、ホテルでチェックインを済ませたら、まずは「カオマンガイ」などのタイ料理を食べに行きましょう。屋台もいいですが、初日はちょっと良いレストランに行くのもおすすめです。夕食後はバンコク名物のルーフトップバーで、バンコクの夜景とお酒を楽しみましょう。
2日目はいよいよバンコク観光です。外せない観光スポット、三大寺院を中心に回りましょう。近くの「カオサンロード」なども合わせて訪れてはいかがでしょうか。夜はショッピングとローカルグルメを満喫できる「ラチャダー鉄道市場(タラート・ナット・ロット・ファイ・ラチャダー)」へ。バンコク随一のナイトスポットを満喫してください。カラフルな屋台の屋根が灯りに照らされ宝石のように輝く、鮮やかな市場風景はSNS映えスポットとしても定番となりました。その他にも、倉庫をリノベーションしたおしゃれな商業施設「アジアティーク・ザ・リバーフロント」に行くのもいいですね。川沿いでロマンチックな雰囲気が漂い、ライトアップされた観覧車や、レストラン、ショップが建ち並ぶナイトスポットです。
3日目はぜひバンコク郊外観光へ!おすすめのスポットは「世界遺産アユタヤ遺跡」と水上マーケット。どちらもバンコクから1時間程度で訪ねることができ、タイの歴史と文化を満喫できます。
最終日の4日目は旅の疲れを癒すため、美容大国タイ名物のスパへ。セレブ気分を味わったあとは、サイアム地区に足をのばし、「MBK(マーブンクロンセンター)」でショッピングを楽しみましょう。プチプラ商品が多く揃っていますよ。ランチはショッピングモールで気になったカフェ、またはフードコートでとるのがおすすめです。最後にホテルに預けておいた荷物を持って空港へ。お土産などを買い足し、日本へ帰国しましょう。
3泊4日の旅程にプラスして、シティ派の方はバンコク中心部でショッピングやカフェ巡り、アクティブ派であればピンクガネーシャ(ワット・サマーン・ラッタナーラーム寺院)や絶景寺院として人気のワット・パクナムなど話題の写真映え寺院の観光や、本物のトラと触れ合い体験ができるタイガーズーに訪れるのもおすすめです。
タイトな弾丸旅行なのであれば、バンコク市内をじっくり観光するのがおすすめ。丸一日観光できるのが1日だけなので、行きたいスポットをしっかり下調べして、市内観光を満喫してくださいね。
長期日程を確保できるなら、さらに足を延ばし、タイの古都「チェンマイ」や美しい離島を訪れてみてください。チェンマイではタイ北部の独特の伝統を、離島ではビーチリゾートを満喫できます。また、思い切って隣国へ足を延ばし、カンボジアのシェムリアップにある世界遺産アンコールワット観光や、ミャンマーのバガン遺跡観光など、2つの国を一気に巡るのも、より印象深い一人旅の思い出として残るでしょう。
バンコクで一人旅をするなら、ホテル選びも重要です。立地や使い勝手のよいおすすめのホテルを紹介します。
「アーノマ・グランドホテル・バンコク」は、BTSチットロム駅から約5分の好立地。周辺には大型ショッピングモールやスーパー、レストランなどが立ち並んでいます。夜遊びにもぴったりの場所で、人通りが多く、夜間も比較的安全です。
Book here – Use this hotel promotion code SPECIAL3 for secret 5% top-up discount. Arnoma Grande is …
チャオプラヤ川をのぞむ眺望の良さが売りの「アヴァニ・リバーサイド・バンコク」。ホテル内にプールやルーフトップバーがあり、景色を存分に楽しめます。大規模なショッピングコンプレックスに隣接しており、人気のナイトマーケットへの無料送迎もあるため、夜遊びにも便利です。
From high above the city skyline, create your evening plans or start the day right – all in Avani+ …
「モード・サトーン・ホテル」はBTSスラサック駅から徒歩1分程度、駅チカの好立地です。周囲にはコンビニやカフェがそろっており、ホテル内はどこも清潔で広々としています。スラサック駅からは繁華街まで乗り換えなしでアクセスできるため、観光の拠点としても非常に便利です。
Mode Sathorn Hotelの客室はゆっくりとしたくつろぎを求めるお客さまに最適です。 Bangkokのお部屋をご予約ください。
海外で一人旅をする際、持ち物の準備を怠ることはできません。持って行くと絶対に重宝する、バンコク旅行に欠かせないアイテムを紹介します。
観光や街歩きを満喫できるよう、両手があくカバンを持っていくとよいでしょう。身軽かつ防犯面もすぐれた、ショルダータイプがおすすめです。
タイは南国らしく温暖な気候ですが、朝晩や冷房のきいた店内では寒いと感じることもあります。薄手の羽織物を一枚持っていけば、服装の調節に便利です。寺院を訪れる際、露出を減らすためにも利用できますよ。
タイは日差しが強く、紫外線の威力が日本とはケタ違いです。肌トラブルを防ぐためにも、自分にあった強めの日焼け止めを持っていくことをおすすめします。
屋台で食事をする前に手を拭く、フードコートのテーブルや椅子の汚れを拭いてから席につくなど、何かと使用頻度が高いのがウェットティッシュです。日本からの持参をおすすめします。
バックパッカー向けの宿や低~中価格帯のホテル、街中の食堂や郊外観光する際に注意したいのが、トイレ事情です。タイは下水道のシステムが弱く、紙の質も良くないため、便器にトイレットペーパーを流すことができず、ゴミ箱に捨てる必要があります。日本では馴染みのない手動式ウォシュレットが多く利用されており、使用後は紙で拭いてゴミ箱に捨てるのですが、初めてだと戸惑うはず。水に流せるポケットティッシュは常に持ち歩きたいアイテムです。
高級ホテルに滞在して、バンコク市内中心部のレストランやショッピングセンターを中心に観光するのであれば心配ありませんが、コストを考えたりローカルな体験を求める一人旅を希望する方は、ぜひ持ち歩きたいアイテムです。
タイは東南アジアの中では比較的治安がよく、一人旅にも適しています。とはいえ、日本のように無防備に旅行できるわけではありません。
まず気をつけていただきたいのが、夜間の外出。特に女性にとっては、夜間の一人歩きは危険をともないます。ホテルは駅に近い立地のよい場所を選び、人通りの多い場所を歩きましょう。バンコクは駅チカホテルも選択肢が豊富ですが、風俗店が多いパッポン、タニヤ、ナナ駅周辺は避けたほうが無難です。また、飛行機は夕方までに着く便を選んでください。夜間に到着するとホテルまでの足が少なく、荷物を持ったままいきなり一人歩きをする羽目になりかねません。
また、電車やショッピングセンター内でのスリや置き引きにも気をつけてください。フレンドリーに話しかけられ、笑顔で応対したあと気がつくとパスポートがなくなっていた、なんて事例も。持ち物の管理には細心の注意を払いましょう。
加えて注意しておきたいのが観光や街歩きの際の道路。バンコクの道は車やバイク、トゥクトゥクが勢いよく絶えず行き交います。信号が少ないので道を横断しなければならない場面もありますが、その際は地元の人たちに続いてタイミングよく渡ってください。足元を確認しながら歩き、カバンはひったくりにあわないよう、車道側ではない方で持ちましょう。
最低限の注意点を守れば、バンコクは非常に旅行しやすく、魅力的な都市です。あまり緊張しすぎず、一人旅を満喫してくださいね。
バンコクは日本からもアクセスしやすく、物価も安い、人気の観光地です。観光スポットだけでなく、ショッピングやグルメも満喫でき、一人旅にもぴったり。コスパのいい駅チカホテルも豊富で、最低限のことに気をつければ治安もそれほど心配がありません。
ベルトラでは、バンコクとその近辺を効率よく満喫できる現地発着のオプショナルツアーを用意しています。一人旅でも追加料金なしでコスパよく観光が楽しめるツアーや、おひとり参加の方だけでツアーが催行される一人旅向け専用ツアーなど、ほかにはないユニークな体験も!旅行前にぜひチェックしてみてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。