Photo by Shutterstock

ビンタン島の楽しみ方|シンガポールから日帰りできるリゾート地

東南アジアきっての大都会・シンガポール。海外旅行の楽しみは街歩きやグルメ、ショッピングなど、多岐にわたりますが、できれば南国のビーチリゾート気分をもっと楽しみたいという人も多いでしょう。そんな時には、フェリーに乗って約1時間で到着するインドネシアのリゾート地、ビンタン島まで足をのばしてみてはいかがでしょうか。この記事では、シンガポールから日帰りでも満喫できるビンタン島の行き方やおすすめポイントを紹介します。

2020/02/14

ビンタン島の基本情報

メジャーなシンガポールと比べて、馴染みのないビンタン島。まずは島の位置やアクセス方法などの基本情報から見ていきましょう。

位置情報・アクセス方法

ビンタン島は、シンガポールの東南約40kmにあるインドネシア・リアウ諸島に位置しています。

島の北部には、シンガポールとインドネシアが共同開発を進めるリゾート区域があり、シンガポールに住む人々の週末リゾート地としても人気を集めています。

シンガポールからビンタン島へはフェリーを利用して気軽に行くことができます。シンガポールから向かう場合は、チャンギ国際空港の南側に位置するタナメラフェリーターミナル(Tanah MerahFerry Terminal)を利用。タナメラフェリーターミナルは、シンガポール中心部からタクシーで30分程度、またはMRT東西線「タナメラ」駅からバスに乗り約20分で到着します。

ビンタン島側には3か所のターミナルがあり、島内の行先によって到着地を選ぶ必要があります。

島北部のリゾート区域へ行く場合は、約1時間で到着するバンダルベンタンテラニ(Bandar Bentan Telani)を利用します。バンダルベンタンテラニ行きのフェリーはビンタン リゾート フェリー(Bintan Resort Ferries)が運行していて、エメラルドクラス、エコノミークラスの座席があります。

運賃はオフピーク(月~木曜)とピーク(金~日曜・祝日)で異なり、エコノミークラスはオフピーク往復58SGD(約4,700円)、ピーク往復70SGD(約5,700円)。エメラルドクラスはオフピーク往復102SGD(約8,300円)、 ピーク往復114SGD(約9,200円)などです。

※2019年12月時点の運賃と為替レートで計算しています。

※SGD=シンガポールドル

インドネシアへの入国時、日本人はビザの必要はありませんが(観光目的かつ30日以内の滞在時)、パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要です。

気候

赤道近くに位置するビンタン島は熱帯モンスーン気候に属していて、乾季(4~9月)と雨季(10~3月)があります。年間の平均気温は約27℃で、乾季は湿度が低くて過ごしやすく、雨季は湿度が高めです。

ビンタン島を訪れるベストシーズンは6~9月といわれますが、真夏の時期になるためかなりの暑さが予想されます。

雨季はずっと雨が降っているわけではなく、晴れとスコールが繰り返される日が多くなります。フルーツやシーフードがおいしい季節なので乾季とは違った楽しみ方もできそうですね。ただ、雨季は海が荒れることがあり、フェリーの揺れやマリンアクティビティの中止に注意が必要です。

服装は年間を通して日本の夏の格好で大丈夫ですが、クーラーの効いた室内や夜間は気温が低いため、薄手の羽織る物があると安心です。また、紫外線が強烈ですので、晴れた日はもちろん曇りの日でもサングラスや日焼け止めなどの対策が必要になります。

言語

基本的にインドネシアの公用語であるインドネシア語が使われていますが、外国人も多く訪れるリゾート地なので、英語が通じる場合が多いです。日本語はほぼ通じないと思っていいでしょう。インドネシア語の挨拶やお礼の言葉などを覚えておくと、地元の人とのコミュニケーションも楽しめそうです。

通貨

ビンタン島の通貨は、インドネシアルピア(Rp)です。以前はシンガポールドルも流通していましたが、現在(2019年12月時点)はルピアのみとなっています。リゾート区域内ではクレジットカードが使える場所が多いですが、区域外に出る場合は現金が必要になる場面もあるでしょう。両替が必要な場合は、フェリーターミナルやホテルで行うことができます。

時差

シンガポールからビンタン島へ行くときに気を付けたいのが時差です。わずか1時間で着く場所ですが、-1時間の時差があります。シンガポールが正午の時、ビンタン島は午前11時です。ちなみに日本とシンガポールの時差は-1時間、日本とビンタン島の時差は-2時間です。

ビンタン島で楽しめるアクティビティ

Photo by Shutterstock

ビンタン島では、マリンスポーツを中心に多彩なアクティビティを楽しめます。おすすめのアクティビティを紹介しましょう。

シュノーケリング

ビンタン島の魅力といえば真っ白の砂浜と美しい海。そんな南国気分を満喫できるリゾート区域内のビーチでは、シュノーケリングを楽しむことができます。穏やかなビーチですので、初心者でも安心です。島から少し離れた場所にはサンゴ礁が広がっています。熱帯魚が泳ぐシュノーケリングスポットもあるので、ツアーに参加してみるのもおすすめです。

シーカヤック

穏やかなビンタン島の海はシーカヤックにも最適。海を間近に感じられるシーカヤックで透明度の高い青い海を満喫しましょう。大人と一緒であれば子供(5歳以上程度)もシーカヤックを楽しめるので、ファミリーにも人気です。

パラセーリング

海の上を空高く飛べるパラセーリングは海と空を一度に楽しめる人気のアクティビティです。鳥になった気分で、上空からビンタン島の大自然と美しい海を堪能しましょう。

ジェットスキー

ビンタン島の海をアクティブに楽しみたい人にはジェットスキーがおすすめです。リゾート区域にはホテルが運営するビーチクラブが点在。バラエティーに富んだマリンアクティビティが用意されていて、宿泊者以外でも利用することができます。スリリングなジェットスキーで透明な海を滑走するのも楽しいですよ。

ゴルフ

ビンタン島はゴルファーにも人気のリゾート地。島内には3つのゴルフ場所があり、いずれも有名ゴルファーがデザインを手がけた本格的なコースとなっています。どのコースもリゾートホテルに隣接しているため利用しやすく、シンガポールから日帰りでゴルフを楽しみに訪れる人も多くいます。

マングローブツアー

リゾート区域の南西に位置するセブン川流域に広がるマングローブ林を、ボートでめぐるツアーも人気です。手つかずの自然に囲まれたマングローブ林では、サルや野鳥などの野生動物を観察することもできます。

ビンタン島のおすすめホテル

美しいビーチが魅力のビンタン島。特におすすめのリゾートホテルを紹介します。

ビンタン・ラグーン・リゾート

ビンタン島最大級の敷地を誇る大型リゾートホテル。敷地内には2つのチャンピオンシップ・ゴルフコースを備えています。ホテルの目の前には約1.5kmも続く白砂のビーチがあり、マリンアクティビティも楽しめるため、家族連れにも人気。またホテル専用のフェリーがシンガポールのタナメラフェリーターミナルから運行しているので、アクセスのしやすさも抜群です。レストランやバー、スパ、プールなどの施設も 充実していて、1日中リゾート内で過ごしたくなりますよ。

ビンタン・ラグーン・リゾート - Bintan Lagoon Resort

Bintan Lagoon is a jewel amongst Bintan Resorts featuring a pristine private beach, direct ferry an…

ザ・レジデンス・ビンタン

大人の休日には、5つ星ラグジュアリーホテルブランドの「ザ・レジデンス・ビンタン」が最適です。リゾート開発が進むビンタン島北部から少し離れた南東部のカワルエリアに位置しているため、静かな環境のなかゆっくりとリゾートを満喫できます。客室はレジデンスタイプでプライベート感たっぷり。いずれも十分な広さがあり、我が家のように寛げる雰囲気です。また、評判のいいレストランやスパも楽しめますよ。朝食が無料なのもうれしいポイント。

ザ・レジデンス・ビンタン - Bintan Resorts

Slip away from the crowds and retreat to the peaceful seclusion of The Residence Bintan, a luxury r…

 

アンサナ ビンタン

比較的リーズナブルに宿泊できる5つ星ホテル「アンサナ ビンタン」は、日本人にも人気のホテルです。島北部のタンジョン・サイード湾沿いに位置し、プライベートビーチやウォータースポーツを楽しめるマリンセンターなどの施設も充実しています。また、プロゴルファーのグレッグ・ノーマン設計の「ラグーナビンタンゴルフクラブ」のすぐそばという立地のため、ゴルフを楽しむ人にも人気です。客室は全室ヴィラタイプで84㎡以上という、ゆったりとした空間。リゾートムードあふれる敷地内で快適な時を過ごすことができるでしょう。フェリー乗り場からホテルまで、シャトルバスで送迎してくれるのもうれしいポイントです。

アンサナ ビンタン - Welcome to Angsana Bintan

Island life is different from regular life. It’s relaxing, it’s fun, it’s adventurous. Angsana Bint…

 

日帰りツアーでも十分満喫!シンガポールと合わせて楽しみたいリゾート島

シンガポールからわずか1時間というベストロケーションにある、リゾート地ビンタン島。自然豊かな島ではマリンスポーツやゴルフなどのアクティビティも楽しめ、美しいビーチに囲まれて子供から大人まで思い思いにリゾートステイを満喫することができます。ベルトラでは、シンガポール発のビンタン島日帰りツアーもラインナップしています。シンガポール旅行の際に、ぜひチェックしてみてくださいね。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

この記事に関連する旅行記はこちら