沖縄には海や山、洞窟などの豊かな自然、そして貴重な歴史、文化と様々な点から成る観光スポットが多くあります。そのため限られた時間では行き先に迷ってしまうことも。自然を一日たっぷり思う存分堪能できるビオスの丘は、数ある観光スポットの中でもぜひ行っておきたい場所のひとつ。この記事ではビオスの丘へのアクセス方法などの基本情報や見所、近隣のおすすめランチスポットやホテルを紹介します。
名前の由来は、様々な生命が存在している場所であることからギリシャ語の「生命」を意味するビオス【Bios】から成っています。まずはビオスの丘の基本の観光情報を紹介します。
ビオスの丘は沖縄本島の中部うるま市に位置している、ヘゴの木の群生やシダ、ランをはじめとした259種類の花や植物が生い茂る植物園です。沖縄は亜熱帯気候ではありますが、季節によっても違う顔を見ることができるのでいつ行っても楽しむことができます。
植物園と聞くと、植物を眺めながらゆっくり時間を過ごすイメージが多いかと思います。もちろん繁華街や人気のビーチなどから離れて、落ち着いた時間を過ごせる場所でもありますが、動物たちとの触れ合いや体を使って遊べるアスレチックやカヌーなども体験できます。気軽にできるアクティビティばかりなので大人も一緒に子どもたちと童心に返ってはしゃげちゃいます。
沖縄本島の北部「やんばる」と呼ばれる広大な森と比較すると、アクセスの良さが魅力のビオスの丘。アクセス方法は3種類、車か路線バス、タクシーです。那覇空港からは約45kmの距離です。
マップコードは206 005 263です。
那覇空港から名嘉地ICから沖縄自動車道を利用し、石川ICへ向かいます。石川ICをおりたら石川バイパス(国道329号線)に出て沖縄市方面へ進んでください。伊波交差点で右折して県道6号線に入ると案内板があります。所要時間は約1時間です。
一般道、国道58号を経由する場合は所要時間約1時間45分です。
駐車場も無料で利用できるので安心できます。収容可能台数は130台と余裕があります。
まず空港から那覇バスターミナルへ向かいます。ゆいレール旭橋駅から徒歩3分の場所です。20番(名護西線)もしくは120番(名護西空港線)に乗車します。所要時間は約1時間10分です。「仲泊」で下車した後はタクシーを利用し約10分です。
入園料は大人(中学生以上)1,000円、小人(4歳~小学生)500円です。20人以上の団体は割引が適用されます。大人(中学生以上)900円、小人(4歳~小学生)450円です。
障がい者特別料金も設けていて、大人(中学生以上)300円、小人(4歳~小学生)100円です。身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい福祉手帳の提示が必要です。手帳持参者1人につき、付き添い1人もこの料金が適用となります。
また、前売り券として、チケット料金が割引となっているクーポンの購入が可能です。公式ホームページからもリンクが貼られているので、観光の行程にすでに組まれているならぜひチェックしてみてください。
営業時間は9:00~18:00まで、最終入園時間は17:00までです。年中無休となり、年末年始にも営業しているので旅行時にはとても嬉しいですね。
一年中楽しめるビオスの丘ではありますが、屋外が多いので気温には注意したほうが良いでしょう。一番過ごしやすいと呼ばれている時期は「うりずん」と呼ばれ、3月~4月頃になります。梅雨は本土より早く、ゴールデンウィークが明けた後頃から始まります。7月、8月は発生した台風が直撃するケースが多くなっています。
また、好きな花の開花時期を確認して訪れるのも良いかもしれません。例えば夏には天染池(てぃんずみぐむい)で蓮の花が咲きます。
注意しておきたいのは、亜熱帯地域であることから晴れのイメージが強い沖縄ですが、意外と降水量が多くスコールが降るという点で、雨具は必須です。
湖水観賞舟と園内散策をするなら大体2時間程度です。その他にもアクティビティや食事をするなら3時間程度は見ておくと良いでしょう。とても広い施設なので事前に地図を確認しておくことをおすすめします。
小さい子どもから大人まで、そしてバリアフリーになっていることもあり、安心して高齢の人まで楽しめるのが魅力のビオスの丘。見所と各体験の料金を紹介します。
力強い大きなガジュマルと沖縄の蘭がメインとなっていて、自生・野生蘭の屋外内の展示、ガーデンセンター、ブーケガーデン、亜熱帯の植物、昆虫や小動物などが見れる充実した植物園です。無料エリアであるガーデンセンターは、珍しい種類の蘭も観察できる沖縄県内最大級の洋蘭の生産所です。コチョウランや、カトレア、チョコレートの香りのするシャリーベイビーなど、多種多様の洋蘭は購入することもできます。
更に園内では沖縄本島で確認されている昆虫の中でも多くの種類の出現が確認できていて、チョウ57種のうち51種、トンボは47種のうち30種が見られたとのこと。アカショウビンなどの珍しい鳥やリュウキュウメダカなどのような小動物にも出会える、貴重な場所です。
大きな角が特徴の水牛に引かれながらゆっくり園内を散策することができます。最大20人乗り可能な台車を引く水牛の力強さに圧巻です。12時台以外の30分間隔で運行していて、個人、家族で利用する場合は予約もいりません。「おもろ茶屋」で乗車券を購入しましょう。
利用料金は、大人900円、小人(4歳~小学生)600円です。4歳未満は無料で付き添い人のひざの上に乗って散策になります。
自然に囲まれた湖の上を約1キロ進んでいく湖水鑑賞舟、ジャングルクルーズです。ただ乗るだけではなく、船頭が楽しく沖縄の話や植物、蘭の花、小動物についてガイドしてくれます。約25分間のガイドツアーで、30分間隔で運行しています。団体15人以上の利用の場合以外は予約は不要です。大人800円、小人 (4歳~小学生)500円で、4歳未満は無料で付き添い人のひざの上に乗っての参加になります。
園内には動物ふれあいゾーンがあります。沖縄で親しまれてきた島ヤギやアグーなどの動物たちとふれあうことができます。島ヤギはなんと一緒にお散歩もできちゃいます。
餌が近くの無人売店で販売されているので、そこで購入しヤギやニワトリにあげる体験も特に子どもにおすすめです。
ビオスの丘での滞在をより充実させてくれるアクティビティが多く用意されています。初心者でも全て気軽に楽しめるアクティビティになっています。
釣りといっても魚ではなく、底の穴に針をひっかけて鉢を釣ります。シンプルだけどはまってしまう遊び。昔ながらの遊具を無料で体験できるので子どもに人気です。アスレチックエリアにあり、その他にも竹馬やフリスビー、かっぽり下駄、木馬、輪投げ、木琴、三味線、ハンモックなどたくさん用意されています。
園内の大龍池で体験できます。貸カヌーとガイド付きカヌーが選択できます。亜熱帯植物が周りに生い茂る水上をカヌーで漕ぎ進んでいきます。どちらにしても出発前に軽くレクチャーがあり、波の心配はいらないので初心者でも安心して体験できます。普段着で参加できるのも気軽でいいですね。
貸カヌーは大人1,500円、小人800円です。小学生以下4歳以上の子どもは大人同伴での参加になります。
ガイド付きカヌーは中学生以上が参加可能、大人2,100円です。10人以上からのツアー催行となり、前日17:00までの予約が必要です。
ハワイから生まれたスタンドアップパドルボード、略してSUPと呼ばれるアクティビティです。水面の上でサーフボードに立ちながらパドルを漕ぎます。最初はもちろん座りながらでも大丈夫!慣れてきて立てるようになれば、まるで水面を歩くように沖縄の大自然を散策している気分になれます。
中学生以上が参加可能、大人3,000円です。
5月中旬〜6月あたりには期間限定でホタル観賞のナイトツアーが開催されています。湖水観賞舟の乗船と園内散策を合わせた約2時間の完全予約ツアーで、メインのホタル観賞とともにその他小動物や様々な植物の普段は見れない夜の姿などを紹介してくれます。
大人(中学生以上)1,800円、小人(4歳〜小学生)1,000円です。
ビオスの丘周辺のお食事スポットを3つほど紹介します。迷ってしまわないように事前に立ち寄る場所を決めておくと良いでしょう。
ビオスの丘内にあるレストランです。沖縄名物の沖縄そば、ソーキそば、タコライスなどが販売されています。軽食もあるので小腹が空いたときにもおすすめです。食べた後は眠くなってしまうこともしばしば。そんな時は「お昼寝ござ」を無料で借りることができるので、そのままお昼寝なんて贅沢がここでは可能です。
おもろ茶屋と同様にビオスの丘内にあるレストランです。自然に囲まれたテラス席も用意されている雰囲気の良い場所で、バーベキューや洋食、そしてタコライスなどを販売しています。スイーツも評判が非常に良く、沖縄ぜんざいやふわふわのパンケーキはお腹に余裕があれば食べてきてほしいメニューです。
ココガーデンリゾート オキナワ内の中華レストランです。オーダーバイキングの飯茶が楽しめる贅沢なランチです。50種類のできたての点心やデザートが味わえます。琉球松を使用したテーブルと椅子は温かみがあり、落ち着いた雰囲気を造り上げています。
市内から少し離れてゆっくり過ごすのには最適の本島の中部エリア。ここではビオスの丘周辺のおすすめホテルを紹介します。
36ホールを有するゴルフコースが隣接していて、緑豊かなリゾートホテルです。子供用プールも併設しているので子ども連れにもおすすめです。ビオスの丘まで車で約3分、琉球村まで約14分、万座毛まで約21分と中部エリアの観光スポットから好立地な場所に位置しています。
沖縄アンサリゾートは、沖縄県で3番目に大きな都市であるうるまの高原に位置しています。 うるまは、亜熱帯気候、美しいビーチ、サンゴ礁で知られています。 沖縄の最も狭い部分にあるユニークな場所にあり、こ…
天然のプライベートビーチを有するリゾートホテルです。ビーチの形が三日月型をしているのが特徴で、無人島へのエコツアーやマリンスポーツ、フィールドやインドアスポーツなども充実しています。豊富なサービスを活用して、ホテルステイを満喫しましょう。
高級アパート式の客室となっているので、沖縄に住んでいるように滞在できるホテルです。屋外プール、24時間営業のフィットネスセンター、3軒のレストランやお土産店、スパも併設していて充実した滞在が可能です。マリンアクティビティや乗馬などのアクティビティも行っています。
【カフー リゾート フチャク コンド・ホテル】KPG(カトープレジャーグループ)が運営する沖縄屈指のリゾートホテル。平均70㎡のゆとりある客室は全室オーシャンビュー。「すべてがさりげなくやさしい」を…
沖縄本島の中部には観光名所が多数集まっています。おすすめのスポットを紹介します。ビオスの丘と一緒に行程に組んでみてください。
昔の沖縄に訪れているかのような体験をさせてくれるテーマパークです。有形文化財として登録されている一般的古民家の見学も可能です。赤瓦の屋根が特徴の伝統的な平屋が立ち並び、その中では伝統芸能や工芸体験を手軽に楽しめます。パレード形式で沖縄の年中行事にみられる伝統芸能を楽しめる琉球村目玉のイベント、「道ジュネー」は必見です。ビオスの丘からは車で約15分です。
まさに入ると楽園に来たような開放感になれる植物園です。本土では見られない珍しい植物が約1,300種類鑑賞できます。空に向かって長く伸びるヤシ並木やハーブ園、40年の歴史を持つトックリヤシ並木などが見所で、他にシーサー色付け体験やハーバリウム作りなどの体験も楽しめます。ビオスの丘からは車で約20分です。
アメリカの雰囲気が漂う異国情緒あふれるスポットです。ショッピングはもちろん、家族旅行にもおすすめの施設や多国籍料理が楽しめるレストランが集結した観光名所となっています。日中も写真映えスポットがあり魅力的ですが、夜にはライトアップも行われ、日中とは違うキラキラしたアメリカンビレッジを楽しめます。ビオスの丘からは車で30分です。
沖縄中部のシーサイドエリアにあるアメリカンビレッジは、その名の通りアメリカの雰囲気が漂う異国情緒あふれるスポットです。ショッピングはもちろん、家族旅行にもおすすめの施設や多国籍料理が楽しめるレストラ…
沖縄を最大限に感じられる琉球王国時代の町並みを再現したテーマパークです。NHK大河ドラマ『琉球の風』のセットに使用されたことでも知られています。園内には工房が30以上あり、ガラス工房やシーサーの色付け、伝統工芸、沖縄料理の調理など、101にも達する体験が可能です。ビオスの丘からは車で25分です。
沖縄は押さえておきたい観光スポットが多いため、ぎりぎりまで行程が決まっていないこともあるのではないでしょうか。人気の観光地なので、いざ予約する頃には希望のアクティビティが満席ということもしばしば。ベルトラでは人気のアクティビティのランキング、体験談、グループ割引などの様々なキャンペーンを掲載しているので、お気に入りのアクティビティを早めに見つけ出して、現地で余裕を持って充実した沖縄旅行にしましょう!
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