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カンボジアの食事事情は?名物料理から変わり種食材、お土産も紹介!

海外旅行の楽しみといえば、現地のご飯。カンボジアのごはんは、タイやベトナムのごはんと比べて日本人の口に合います。しかし、カンボジア料理にピンとこない人も多いのではないでしょうか。ここでは、カンボジアの魅力的な食べ物とお土産を紹介します。

2020/06/01

カンボジアの食べ物事情

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特徴

カンボジア料理は、タイ料理ほど辛くなく、ベトナム料理ほど香草を使わないため、比較的食べやすいのが特徴です。そのため、唐辛子の辛さやパクチーが苦手という人にもおすすめです。

主食は日本と同じくお米で、主なおかずは魚介類です。その代表的な食材として、カンボジアで1番大きな湖「トンレサップ湖」で獲れる淡水魚などがあげられます。

カンボジアの伝統料理は通称「クメール料理」と呼びます。そのクメール料理に欠かせないのが、小魚を塩漬けにして発酵させた、ペースト状の調味料「プラホック」と「トゥッケ・トレイ(魚醤)」です。これらは、クメール料理を特徴づける最も大事な調味料で、慣れるとクセになる味わいです。

また、忘れてはいけないのが食欲増進のもとである香辛料。例えば、日本に馴染みのある生姜やにんにく、スープで用いられるレモングラス、サラダ料理に入れるバジルやドクダミ、色どりと香り付けに使われるウコンやミカンの葉のように、クメール料理にはハーブやスパイスが必須です。

加えて、クメール料理の中には、パームシュガーやココナッツミルクを使用した甘味が効いた料理や、完熟していないパパイヤやマンゴーなどの果物を具材にした料理が数多くあります。完熟前のマンゴーを千切りにしたサラダ、カボチャやバナナの花が入ったスープなど、カンボジア特有の食材を活かした多種多様な料理が揃っています。

カンボジアの食べ物で注意すべき点

「早い、おいしい、安い」が魅力の屋台や食堂ですが、衛生面の注意は必須。必ず火を通したものを食べるようにし、お腹の弱い人は屋台の利用を控えたほうが無難です。スイーツやフルーツジュースは氷を入れるため、一般的に水道水を飲むことができないカンボジアでは注意が必要です。

また、レストランやホテルで食事をする際も、器やスプーン、フォーク、箸などはテーブルに設置されているティッシュや持参したウェットティッシュ等で拭いた上で使用するように心がけましょう。

カンボジアで食べるべきおすすめの食べ物

アモック

雷魚など大ぶりな淡水魚の切り身をココナッツミルクとクルーン(ミックススパイス)、野菜などとをカレーペーストで味付けし、一緒に蒸したクメール料理の大人気料理で、言わば「カレー風味の茶碗蒸し」のようなもの。あっさりとした魚と濃厚なココナッツミルクの相性が抜群!場所によっては雷魚の代わりに鶏肉を使用しているレストランもあります。卵でとじられた具材はマイルドな味わいなので、辛いものが苦手な人でも安心してトライできます。

クイティウ

カンボジアの朝ごはんの定番メニュー。ベトナムを代表する麺料理「フォー」のようなカンボジア風のスープ麺です。バラエティー豊富で、牛肉や豚肉、エビやイカなどの海鮮と野菜をあっさりとしたスープで煮込んだ米麺を使ったヌードルです。お好みに合わせてトゥック・トレイ、チリソース、香辛料などを入れて味をアレンジするのもクイティウの楽しみの一つです。滞在中の朝食にぜひトライしてみてください。

プリアサイッコー

常夏のカンボジアにぴったりな料理といえば、プリアサイッコー。牛肉とライムのサラダで、ビールのお供としても相性抜群です。カンボジア料理の特徴であるレモングラスなどの酸っぱい味付けはお酒のおつまみとしても最適で、暑い日でもさっぱりいただける一品です。

ノムパンチェン

これはざっくり言うとカンボジアの揚げパン。1940年代までフランスの植民地下であった歴史的背景をもとにフランスパンがカンボジアに伝わり、カンボジアでは今でもフランスパンが食べられています。厚さ1cmくらいにスライスされたフランスパンの上に、豚ミンチ、人参、きくらげ、春雨などをみじん切りにしたペーストを塗って油で揚げます。甘辛い味付けでカリカリした食感はやみつきになります。

オンソーム・チェーク

ココナッツミルクで甘い味付けをしたもち米にバナナを入れ、バナナの葉に包んだスイーツです。葉の香りがほんわか移っているもち米は優しい甘さで食べごたえもあり、小腹が空いたときにもおすすめの料理です。

かぼちゃプリン

カンボジアのスイーツは、かぼちゃや里芋、あずき、緑豆、寒天などを用いた身体に嬉しいヘルシーな素材が多く使われます。中でも名物はかぼちゃプリン。本家本元のかぼちゃプリンは、かぼちゃの中をくり抜いて、ココナッツミルクと卵を合わせたプリン液を流し込んで蒸して作られます。素材そのものの甘さを楽しめる体に優しいスイーツです。

食べ物系の人気カンボジア土産

ノムトムムーン

タピオカ粉、塩、ゴマ、卵、ココナッツミルク、パームシュガーで作られる伝統的な円筒状の焼き菓子で、素材はすべてカンボジア産のオーガニックにこだわっています。ノムトムムーンを製造する「カンボジアティータイム」は、日本人オーナーが経営しており、工房にはカフェも備わっています。1本ずつ個包装されているので、バラマキ土産にもぴったりです。

カンボジアティータイム
cambodiateatime

カンボジアティータイムは、カンボジアの伝統のお菓子、ノムトムムーンの店です。お土産として人気があります。アンコールワット観光に行く途中にあります。ぜひお立ち寄りください。カフェも併設されております。

アンコールクッキー

極力地産の材料にこだわり、カンボジア産のカシューナッツをふんだんに使って作られるアンコール・ワットの形をした手作りクッキー。2004年に開業して依頼、カンボジアみやげの定番として絶対的な人気を誇っています。やさしい甘さは一度食べると止まらない美味しさです。

Angkor Cookies
Angkor Cookies

カンボジア、シェムリアップにある、アンコールワットに訪れた記念のお土産といえばアンコールクッキー Best cookie factory and souvenir shop in Cambodia,…

パームシュガー

コーヒーに入れたり、料理やお菓子作りに使ったり、そのまま食べたりとたくさんの用途があるカンボジアの砂糖は、とにかく優しい甘さが口に広がる食材です。固形状のものや粉末状ものもあり、使い方によって形状を選ぶことができます。

カンボジアコーヒー

19世紀、フランスの植民地支配の影響を受け、カンボジアにもコーヒー文化が開花しました。有名所として、ラタナキリ州やモンドルキリ州の山岳部があり、酸味が少なく苦味が強い風味が特徴です。ナッツを思い出させる独特な味わいにハマる人も多く、コーヒー好きな人へのお土産におすすめです。

胡椒

「世界一美味しい胡椒」と称されるカンボジアの胡椒は、ぜひ手に入れていただきたい商品の一つ。黒胡椒、白胡椒、赤胡椒など種類はさまざまで、スパイシーな黒胡椒は焼き魚、甘みも兼ね備える赤胡椒は肉料理からバニラ系のデザートまで、華やかなアロマを持つ白胡椒は特別なシーンでの料理に、と用途によって使い分けするのもおすすめです。

カンボジアの変わった食べ物

珍しいフルーツ

■ランブータン(プラエ・サウマウ)

ライチによく似たフルーツで、真っ赤な皮を剥いて白い果実を食べます。身はジューシーで甘酸っぱい果汁がたっぷり。甘さ控えめで上品な味わいは絶品です。7月~9月が旬です。

■リュウガン(プラエ・ミエン)

こちらの果実も白くてライチに似ています。中には黒く大きな種が入っており、その種が目玉のように見えることから「竜眼(リュウガン)」と名前がつけられました。身は小さいですが、甘くて果汁たっぷり。4月頃が最も美味しい時期と言われています。

■シュガーアップル(プラエ・ティェブ)

果皮全体がゴツゴツした突起で覆われており、お釈迦様の頭に似ていることから、釈迦頭(シャカトウ)とも呼ばれています。皮を剥くとクリーム状の白い果肉がぎっしり入っていて、甘みが強く濃厚な味わいが特徴。雨季の8~9月が食べごろです。

■ナツメ(ポットリィヤァ)

直径3cmほどの大きさで、青りんごのような果物。甘みも酸味も強くなく、シャキシャキとした食感で女性が大好きな果物です。3月~5月が食べごろのナツメは、市場でよく売られています。

 東南アジア各国と同じように、カンボジアでもメジャーなおやつとしてあらゆる種類の昆虫を食しています。クメール料理は日本人にも好まれる味わいですが、虫となると抵抗のある人が多いかと思います。レストランや食堂だけでは感じられない食文化の違いをせっかくの機会に楽しんでみるのもいいですね。油で素揚げにしたコオロギ(チャンレットリン)、ゲンゴロウ(コンテオンリン)、クモ(アビンリン)など、日本では想像のつかない光景が広がっています。実はカンボジア人にも好き嫌いがあるようで、コオロギが一番人気とのこと。

これらの珍味はどこにでも売っているわけではなく、シェムリアップではアンコール・ワット前の屋台街や、夜に賑わいをみせるパブストリートに登場する移動式屋台などで売られています。プノンペンではセントラル・マーケットの正面入口の左側にあるお店が有名です。

カエル

虫の素揚げや佃煮のような商品が並んでいる屋台でよく見かけるカンボジアの変わった料理といえばカエル。虫と同様に油で上げられた小さめのカエルや、焼き鳥のように串焼きにされている大きめのカエルと、大きさによって調理の仕方も異なります。こちらも東南アジアの現地民には頻繁に食べられているB級グルメで、鶏肉のような美味しさ。見た目に抵抗はあっても、いざ勇気を出して食べてみると意外とクセになる美味しさかもしれません。

ポンティアコーン

なんだか可愛らしい名前のこの正体は、「ポン=卵、ティア=アヒル、コーン=子供」を意味します。つまり、孵化食前のアヒルの卵で、東南アジアでは日常食のように広く食べられています。日本人には想像もつかないかもしれませんが、カンボジアではポピュラーなおやつ。卵をたてるための小さな器に乗せ、スプーンの裏側でコンコンと叩いて殻を割っていきます。ライム汁に塩コショウを混ぜもの、香草、ニンニクとチリソースを混ぜたものなど調味料とともに食べます。滋養強化に良いと言われており、カンボジアの国民食としてローカル人に愛されている食べ物です。

カンボジアは魅力的な食べ物がいっぱい!

日本人好みの味わいを楽しむことができるクメール料理。トンレサップ湖で採れる豊富な魚介類から常夏カンボジアの太陽をたくさん浴びたフルーツなど、知れば知るほど奥が深く、あれもこれもと試してみたくなること間違いなし!日本では馴染みのないカンボジアならではの食材にもぜひ挑戦してみてください。世界遺産めぐりや市内観光と併せて、カンボジア独自の食文化スタイルを体験してみると、より思い出に残る旅行になるでしょう。

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