フィリピン中部のシブヤン海に浮かぶ島、ボラカイ島。全長4kmのホワイトビーチは息を呑むほどの絶景で、世界のベストビーチにもランクインしたことがあります。この記事では、そんなボラカイ島への行き方、おすすめの観光スポット、人気のアクティビティなどを紹介しています。旅行を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フィリピンが誇るビーチリゾートのボラカイ島ですが、残念ながら日本からの直行便はありません。そもそもこの島には空港がないため、日本から行くにはまず首都マニラかセブ島の空港を経由し、国内線でパナイ島にある「カティックラン空港」または「カリボ空港」へ向かう必要があります。日本からマニラもしくはセブ島へは、片道約3時間~4時間で行くことができます。東京や大阪、名古屋といった主要国際空港より、同区間の飛行機が運行しているため、比較的手頃に行ける旅行先です。
パナイ島には複数の空港がありますが、ボラカイ島最寄りのカティックラン空港を経由することをおすすめします。カリボ空港からはボラカイ島行きのフェリー乗り場まで若干時間がかかるため、カティックラン空港を利用することが一般的です。ただし、シーズンによってはカティックラン空港行きの航空券に比べて、カリボ空港行きの航空券の方が安い場合もあるため、航空券代と所要時間の双方を比較して検討するのも良いでしょう。
ボラカイ島行きのボートが出ている「カティクラン港」までは、カティクラン空港から車で約15分です。カティクラン港でボートに乗り、ボラカイ島へ向かいましょう。ボートに乗れば10分程度で着いてしまうので、たいていの場合、船酔いの心配はなさそうですね。
カリボ空港からカティクラン港までは車で約1時間半~2時間程かかります。交通状況によっては更に時間がかかる可能性もあるので、時間に余裕を持っておきましょう。カリボ空港を出るとボラカイ島行きのミニバンやタクシーが客引きをしているため、迷う心配はありません。不安な場合は、空港内の観光案内所で行き方を確認しておくことをおすすめします
ボラカイ島での主要な交通手段は「トライシクル」です。日本では馴染みがありませんが、東南アジア諸国でよく見かける三輪バイクです。運行ルートは決まっていないため、タクシーと同様に路上で捕まえて目的地まで連れていってもらいましょう。運賃は基本的に交渉制なので、あとで揉めないためにも乗る前に必ず運転手に料金の目安を確認しておくことをおすすめします。
熱帯性気候のため、1年を通じて最高気温は平均30℃、最低気温は平均25℃ほどと温暖な気候です。乾季と雨季が比較的はっきり分かれていて、12月から5月は乾季にあたり、特に12月から2月は気温も低く最も過ごしやすいとされています。一方6月から11月は雨季で、特に7月から10月にかけてはスコールが発生しやすく強い風が吹く日が多くなります。
ボラカイ島のベストシーズンは、乾季にあたる12月から5月とされています。中でも特に晴天率が高くなる2月から4月はハイシーズンとなっていて、島は多くの観光客で賑わいます。反対にローシーズンとされているのが雨季の6月から11月までで、ツアーやホテル料金なども比較的安い傾向があります。
マンゴー、ランブータン、マンゴスチン、パイナップル、ココナッツなど、ボラカイ島には南国ならではのフルーツがたくさんあります。特にマンゴーは日本と比べてお手頃価格で買えるため、ぜひ食べてみてください。フレッシュマンゴーはもちろんのこと、ボラカイ島ではマンゴーシェイクが大人気です。街中のフルーツシェイクスタンドやレストランで気軽に注文できるので、滞在中にぜひ試してみてくださいね。
2012年に米国の旅行雑誌「トラベル&レジャー」で、世界1位の観光地に選ばれたボラカイ島。その影響でわずか数年で観光客が激増したため、美しい海が汚染されてしまいました。そのためドゥテルテ大統領は2018年4月に島を閉鎖し、閉鎖期間中に排水処理施設や宿泊施設の整備を進めました。島に入れる観光客の人数を制限する規制や、ビーチ沿いでの飲酒、喫煙、焚き火、パーティー、ゴミ捨てなどを禁止するルールの制定が行われ、2018年10月に再び観光客の受け入れが始まりました。ボラカイ島に限らず、観光地を訪れる際は景色を楽しむだけでなく、その土地の美しい自然や環境を守るよう努めたいですね。
ホワイトビーチとは、ボラカイ島の西海岸に約4kmにわたって延びるビーチのことです。名前のとおり美しい白砂が延々と続いていて、世界中の観光客を魅了しています。このビーチは場所ごとにステーション1、2、3と分かれていて、それぞれに以下のような特徴があります。
ステーション1……ホワイトビーチの最北端。きめ細かい真っ白な砂浜が続いています。
ステーション2……ホワイトビーチの中央にあたり、お土産屋さんやレストランなどが立ち並ぶ繁華街。昼夜たくさんの観光客で賑わっています。
ステーション3……南端のステーション3は、観光客も少なく落ち着いた雰囲気が特徴。のんびりと海で遊びたい人におすすめのエリアです。
モールというと日本にもある大型ショッピングモールをイメージしてしまいますが、このDモールは個人商店のようなお店が集まっているような形態です。ギフトショップ、雑貨屋さん、レストランやカフェといろいろなお店が揃っているので、お土産探しの際はぜひ足を運んでみてください。
ボラカイ島の海は抜群の透明度なので、色とりどりの魚たちに出会えるダイビングがおすすめです。ライセンスを持っていなくても体験ダイビングが楽しめるので、「ダイビングをやったことがない」という方も家族や友人と一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
丸いパラシュートを使用して、ロープで船などに引っ張ってもらい凧揚げのようにして海上を飛ぶマリンスポーツ。 小さなお子様からご年配の方まで楽しめる人気のアクティビティです。ボラカイ島の美しい海と空を眺めながら、心ゆくまで空中散歩を楽しんでください。
透明度が高いボラカイ島の海を気軽に楽しめるアクティビティです。ダイビングのようにライセンスや特別な技術などは必要なく、手軽で安全に楽しめることから老若男女を問わず多くの人に楽しまれています。泳ぎが苦手なお子様でも、シュノーケリングベストを付けていれば自分のペースで安全に楽しめるのも魅力的ですね。
セブ島に滞在予定の方でも、飛行機で行く日帰りツアーでボラカイ島を訪問することができます。人気のホワイトビーチへの立ち寄りはもちろんのこと、フリータイムも付いているので自由散策がしたい方にもおすすめです。
リーズナブルなホテルは1泊5,000円前後~、5つ星ホテルは1泊20,000円~が大体の相場となっています。ハイシーズンや年末年始は相場が高くなる傾向にある等、渡航する時期によってホテル費用は変わってきます。旅行の時期が決まったら、早めにホテルを探しておきましょう。
2017年にオープンしたばかりの高級リゾートです。ホワイトビーチから2.8kmの場所に位置し、プライベートビーチを有しています。カティクラン港から専用ボートで直接アクセスできるのも嬉しいポイント。モダンでスタイリッシュな客室で、のんびりと優雅なリゾートステイが楽しめます。
ボラカイ島の北部に位置し、「バンニュガンビーチ」と「プンタブンガビーチ」の2つのプライベートビーチを楽しむことができる高級ホテルです。ヴィラとスイートには専用プールまたは屋外バスタブが付いています。中心地から離れてはいますが、無料のシャトルバスが運行しているため立地の不便さを感じさせません。特別な旅行の際はぜひ検討してみてください。
ステーション2にあるおしゃれなカフェ。グリルチキン、ステーキ、パスタなどのほか、朝食セット(200ペソ~)もおすすめです。2階はベーカリーになっていて、おいしいパンやケーキが食べられます。朝食やランチ、カフェタイムの利用にぴったりのお店です。
同じ名前のホテル併設のリーズナブルなレストランです。ローカルな雰囲気が漂う店内で、フィリピン料理、シーフード料理、ピザなどのバラエティ豊かな食事が楽しめます。朝の6:00から営業しているので、モーニングでの利用にもおすすめですよ。
ディナータイムにおすすめなのが、こちらのバー。インドネシア料理、シンガポール料理、フィリピン料理など、アジア系の絶品料理が幅広く楽しめます。テラス席も用意されているので、おしゃれなカクテルを飲みながらゆっくりと夜の時間を過ごすのにぴったりです。
マニラとセブ島の間に位置するボラカイ島。日本からは少しアクセスしづらい場所にありますが、美しいビーチやのんびりとした時間の流れに癒やされること間違いなしです。現地での観光には効率よく観光スポットを網羅できるオプショナルツアーが便利。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。