タイのプーケット島南東に位置するシャロン湾(チャロン湾)に浮かぶ離島「コーラル島」は、美しい砂浜、透明度の高い海水が広がる南の楽園で、日本からも毎年観光客が訪れるスポットです。プーケット島からスピードボートで約15分と日帰りで行ける距離にあり、多彩なアクティビティを楽しめます。そんな「南の楽園」コーラル島の概要と、この島で楽しめるアクティビティについて紹介します。
プーケットの南東にあるシャロン湾に浮かぶコーラル島は、その名のとおり「コーラル(サンゴ礁)」に囲まれた大変美しい島です。正式名称は「ヘイ島」ですが、一般的には「コーラル島」と呼ばれます。
プーケット島のシャロン湾から出発し、スピードボートに乗って約15分で到着します。美しい島に行ってみたいけれど長時間ボートに乗るのは厳しい、船酔いが心配という方にもおすすめのスポットです。プーケット島のほど近くにあるため、さまざまな日帰り現地オプショナルツアーが開催されています。
ちなみにプーケット島からコーラル島へのアクセス料金は、送迎だけなら約1,000バーツ(約3,000円)、送迎、ガイド、昼食込みのツアーなら約2,500バーツ(約7,500円)が相場です。なかには日本語ガイド付きの現地オプショナルツアーもあるので、言語が心配な方にはこちらをおすすめします。
タイ南部のプーケットには、「乾季(11月〜3月)」「暑季(4月〜5月)」「雨季(6月〜10月)」の3つの季節がありますが、プーケットからほど近い場所にあるコーラル島も似たような気候です。どの季節に行っても十分楽しめますが、プーケットの東側にあってモンスーンの影響を受けにくいコーラル島は、一年を通じて波が穏やかなのが特徴。雨季に訪れてもシュノーケリングやマリンアクティビティを満喫できます。
コーラル島と同じく人気のピピ島(ピピ諸島)は、プーケットの南東方面、アンダマン海に浮かぶ6つの島の総称で、レオナルド・ディカプリオ主演『ザ・ビーチ』(2000年)のロケ地として一躍有名になりました。大変美しい島々ですが、コーラル島と違って雨季はモンスーンの影響で波が荒れ、朝夕にスコールが降ることが多くなります。特にモンスーンの影響を一番受けやすい島の西側は波が高くなるため、遊泳禁止になることもあります。その点、一年中穏やかな気候のコーラル島では、季節を気にせず、いつでも美しい自然を満喫できます。
コーラル島の北側には、通称「ロングビーチ」と呼ばれる全長約800mの大きなビーチと、「バナナビーチ」と呼ばれる全長約400mの小さなビーチがあります。この2つのビーチは徒歩で行き来できる距離にはないため、プーケットからスピードボートで向かう際に行き先を決めることになります。コーラル島行きの船に乗る際は、「ロングビーチ行き」か「バナナビーチ行き」かきちんと確認しましょう。また、ロングビーチからバナナビーチまでの道は未整備のため車などでの移動もできません。移動手段はボートのみなのでご注意ください。
メインとなる「ロングビーチ」の正式名称は「アオ・ヤイ・ビーチ」。観光客が多く、お土産を売るショップやレストランも賑わっています。ロングビーチでは海の上を走るバナナボートやパラセーリング、シーウォーカーをはじめ、さまざまな人気アクティビティを楽しめます。現地でシュノーケルやフィン、ビーチチェア、浮き輪などのレンタルもできますよ。
売店では水やソフトドリンク、ココナッツジュース、ビールなども販売されているので便利。水やソフトドリンクの値段は40バーツほどです。ビーチでくつろいでいると、売り子がアイスクリームやお土産品などを売りに来ることもあります。またマッサージやネイルなどの施術もビーチで行われていますが、料金交渉が必要です。ビーチの近くにはリゾートホテルもあります。
バナナビーチはロングビーチほど人がおらず、比較的静かで穏やかなビーチです。のんびり、ゆったりとした時間を過ごしたいという方にはバナナビーチがおすすめです。もちろん、ロングビーチと同様にシュノーケリングやパラセーリングなどのマリンアクティビティが充実しているので、それらを楽しむこともできます。透明なボードから海底を覗くことができるクリアカヤックなどもあります。
ロングビーチとバナナビーチには真水のシャワーやトイレも完備されているので、小さなお子様連れでも安心して遊ぶことができます。また、マリンアクティビティはビーチで直接申し込むことができますが、現地オプショナルツアーを利用すると、割安だったりオマケがついていたりとお得になるものもあります。目当てのアクティビティがある場合は、事前に予約しておくことをおすすめします。
これまで紹介したように、コーラル島には人気のマリンアクティビティがたくさん揃っています。ここからは、コーラル島で楽しめるおすすめアクティビティを紹介します。
潜水眼鏡に呼吸用パイプがついたシュノーケルをつけて楽しむ、シュノーケリング。ダイビングのように免許は必要ないうえ、比較的道具も軽装で海中の自然を満喫できます。浅瀬でも楽しめるので、泳ぎがあまり得意でない、という方にもおすすめです。特にコーラル島はビーチの近くまでサンゴが生息しているので、気軽に海の生き物を見ることができますよ。
南の島のアクティビティといえば、やはりパラセーリングは外せません。ボートやジェットスキーで助走をつけ、パラシュートで上空へ舞い上がるパラセーリングは、日常生活では味わうことのできないスリルと美しい景色を同時に味わえます。白い砂浜、青い海の上を空高く跳ぶ……。それだけで、コーラル島へ足を運んだ甲斐があったと思えるほど。インストラクターがついているので、初心者でも安心して楽しめます。
マリンスポーツの代名詞ともいえるのがバナナボートです。バナナボートは、バナナ型の乗り物をボートで引っ張ってもらうアクティビティで、スピード感とスリルを楽しめます。一度に数人乗れるので、グループ旅行に適している、家族揃って楽しめる点も魅力の1つです。
特殊なヘルメットを装着して水中散歩を楽しめるのがシーウォーカー。ダイビングのように特別な免許は不要で、海の底を歩きながらきれいなサンゴ礁や色とりどりの魚たちを間近で見ることができます。ただし、基本的に10歳以下の小さな子供は利用できません。ツアー会社などでアクティビティを申し込む際に、規約を確認しましょう。
せっかく美しい海に来たのだからダイビングに挑戦したい、という方におすすめなのが体験ダイビング。透き通る青い海に潜れば、鮮やかな魚やサンゴとふれあえます。ツアーによっては希望者に対して事前にプールで練習をさせてくれる場合もあります。 ここで紹介した現地オプショナルツアーは、それぞれ独立したものもあれば、シュノーケル、バナナボート、象乗り(エレファント・トレッキング)などをミックスした1日ツアーもあります。タイのアクティビティを存分に楽しみたいなら、ぜひチェックしておきましょう。アクティビティによっては年齢制限が決められている場合もあるので、とくに小さい子供連れの場合、申し込む前に確認することをおすすめします。
楽しいことが満載のコーラル島ですが、移動やアクティビティ利用時に注意すべき点がいくつかあります。特に以下の3点に注意しましょう。
プーケット島からコーラル島へ移動するとき、浮桟橋を利用します。そのため、ハーフパンツやあらかじめ水着を着ておくなど、濡れてもいい服装で行くことをおすすめします。とくに足元は必ず濡れてしまうので、サンダルなどを履いていきましょう。
海でシュノーケリングなどをして遊ぶときは、ライフジャケットを着用するのが鉄則です。スピードボートで移動するときにも、きちんと着用しましょう。
体験ダイビングやシーウォークなどを行なった場合、気圧の関係で、アクティビティのあと18時間は飛行機に乗ることができません。日本に帰国する前日にコーラル島へ行かれる方は、くれぐれもご注意ください。
タイ最大の島プーケットは日本人にも人気の観光地です。そのプーケットから日帰りで訪れることができるコーラル島は、マリンアクティビティを満喫するにはもってこいの場所。プーケットを旅行する際は、美しいコーラル島まで足を伸ばすことをおすすめします。ベルトラでは、コーラル島を満喫できる現地オプショナルツアーを多数用意しているので、ぜひチェックしてみてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。