タイのドンムアン空港は、バンコクの中心部からおよそ20km離れた場所にある国際空港です。2006年にスワンナプーム国際空港が開港するまで、タイのメイン空港として活躍していました。スワンナプーム国際空港の開港により一部閉鎖されていましたが、タイ国内線の増加、LCC(格安航空会社)のエアアジアの乗り入れが始まってから、再び活気を取り戻しています。そんなドンムアン空港までの日本からのアクセスやターミナル情報、入出国手続きの流れなどを紹介します。
スワンナプーム国際空港の開港に伴って一時ターミナルの半分を閉鎖していたドンムアン空港ですが、LCCの需要の高まりに伴い、閉鎖されていたエリアが復活しています。LCCの利用などで訪れることの多い、ドンムアン空港の基礎情報を紹介します。
日本からドンムアン空港までの直行便は成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港などから出ています。運航しているのは、タイ・エアアジアX、スクート、タイ・ライオンエアなど。バンコクと日本を週3日~毎日、1日1便~2便運航しています。日本から出発し、バンコクに到着するまでの飛行機の所要時間は約6時間です。
ドンムアン空港は、国際線のターミナル1と国内線のターミナル2の2つのターミナルにわかれています。空港の前には、ウィパワディ・ランシット(Vibhavadi Rangsit)という道路が走っており、この道路から空港を見て左が国際線、右が国内線です。両方のターミナルがつながっており、どちらのターミナルとも4階建て。1階が到着フロア、2階が航空会社オフィス、3階が出発フロア、4階がレストラン街となっています。
ドンムアン空港に到着したら、まず入国審査をして荷物を受け取ります。そこから歩いて行ってすぐ目の前に両替所があるので、そこで日本円をバーツに替えるのがおすすめ。空港内には両替所の数も豊富にあるので、すぐに見つけることができますよ。
海外旅行では、どんな国でも入出国手続きを必ず行いますよね。ここではタイのドンムアン空港での入国、出国手続きの流れを紹介します。
入国審査をする際には、入出国(イミグレーション)カードを記入しなければなりません。このカードは飛行機の中で配布されるので、機内で記入しておきます。また、このカードは事前に旅行代理店からもらえる場合も。出国時にも必要となる大事なものなので、無くさないようにしてくださいね。
外国人用カウンターで、記入した入出国カードとパスポートを提出します。時間帯によっては、1時間ほど並ぶこともあるので時間に余裕を持って行動することが大切です。
入国審査カウンターに小型のカメラがついているので、帽子やサングラス、マスクなどを外して、カメラを見ます。
審査官が帰国する際に必要な部分を切り取って渡してくれるので、無くさないよう気をつけてください。審査前までに記入するところがあります。
入国審査を受けるエリアでは、携帯電話の使用はできません。
入国審査が終わったら、自分の荷物を受け取りに行きます。乗ってきた飛行機の便名が記載されている荷物の回転台をしっかりと確認してから受け取りましょう。
免税範囲内で禁止物や規制物の持ち込みがなければ申告をする必要はないので、緑のランプのついた出口に進みます。申告の必要があるものがあれば、赤いランプのついた出口に進み、申告しましょう。たばこやお酒の持ち込みは、免税範囲内にするように気をつけてください。範囲を超えると、罰金を取られる上に没収されてしまいますよ。
ドンムアン空港からバンコク市内へ行くには、タクシー、バス、鉄道などを利用して行くことが可能です。ドンムアン空港からバンコク市内への行き方を交通手段ごとに紹介します。
ドンムアン空港からバンコク市内までのタクシー料金は、約200~300バーツです。基本的に、高速道路を使って市内に向かうことになるため、高速道路使用料の支払いが必要となることも。空港の配車カウンターを利用してタクシーに乗ると、空港利用料として約50バーツが上乗せされます。
エアポートバスはターミナル1の6番出口の前から、BMTA BUS、Limo Bus、スワンナプーム国際空港行きのシャトルバスがそれぞれ出ています。BMTA BUSは、BTS(高架鉄度)モーチット駅経由で、モーチットバスターミナル行きと戦勝記念館行きの2系統。ブラトゥーナムとBTSラチャダムリ駅経由のルンピニー公園行き、ワット・チャナソンクラーム前経由王宮前広場行きの4系統の便があります。Limo Busはシーロムやサイアムを経由して、カオサン通りへ。スワンナプーム国際空港行きシャトルバスは無料ですが、スワンナプーム国際空港発の航空券が必要です。
ターミナルの2階から国鉄ドンムアン駅へ行く道案内表示が出ています。その表示に従っていくと駅に出るので、そこからフアランポーン駅までの列車に乗りましょう。所要時間はおよそ40分から1時間です。
かつては東南アジアのハブ空港として活躍していたドンムアン空港。一時は利用者が少なくなっていましたが、LCCターミナルとして活気を取り戻したドンムアン空港での過ごし方を紹介します。
国際線出発エリアに2か所、国内線出発エリアに3か所、国際線到着エリアに1か所のラウンジがあります。ラウンジでは飲食やWi-Fiの利用が可能です。また、マッサージやシャワーを利用できるラウンジもありますよ。
空港内にはタイの食品や雑貨などを販売しているお店があるので、お土産の購入などショッピングを楽しめます。日本人におなじみのセブンイレブンやスターバックス、ドラッグストアなどもあるので安心ですね。
また、タイで人気の免税店「KING POWER」も国際出発エリア3階にあり、こちらでは化粧品やブランド品などを免税価格でお得に購入できますよ。
そしてタイのお土産としておすすめなのが、ロイヤルプロジェクトの商品です。ロイヤルプロジェクトとは、タイ王室が貧しい農村に利益を還元するために始めた運動で、厳正な品質管理のもと付加価値の高い農産品を作って販売しています。ロイヤルプロジェクトの商品なら純タイ産で安心ですし、購入することで社会貢献にもつながります。
空港内にはマッサージを受けられるお店もあります。なかには、そのまま仮眠できるところやシャワーを浴びられるところも。また、タイ伝承医学に基づいたタイ古式マッサージを体験できるお店もあるので、時間があるときにぜひ利用してみてください。
空港にはおしゃれなカフェやレストランがたくさんありますが、もっとローカルな味を楽しみたい方は、空港職員も使っているフードコートがおすすめ。リーズナブルにタイのローカルな雰囲気を楽しめますよ。
LCCの就航が増えたことで、多くの観光客でにぎわっているドンムアン空港。そんな空港周辺のおすすめホテル紹介します。
ドンムアン空港に直結しているため、バンコクに到着したらすぐに休みたいという方におすすめのホテル。プールやジムもあり、無料Wi-Fiも利用できます。飛行機の時間によっては、チェックインを済ませてからホテルに戻ってきて、朝食を取ることも可能ですよ。
アマリ・ドン・ムアン・バンコクはバンコクとその先の果てしのない旅の開かれた扉です。バンコクの北部、首都の副空港の近くに位置するアマリ・ドン・ムアン・バンコクはファースト・クラスの宿泊施設、すばらしい…
ドンムアン空港周辺で、リーズナブルに泊まれるホテルです。バンコクの主な観光スポットへのアクセスもよく、無料Wi-Fiも利用できます。客室にはエアコンや冷蔵庫などもついています。
バンコク旅行に行くなら、LCCを利用してリーズナブルな旅を楽しむのもおすすめです。LCCの乗り入れが充実したドンムアン空港では、ショッピングやマッサージ、食事などを楽しみながら過ごせますよ。ベルトラでは、ドンムアン空港からバンコク市内までの貸切送迎サービスもご用意。ホテルまで気楽に移動したい方は、ぜひチェックしてみてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。