ハワイ旅行で行きたい海は?おすすめのシーズンとアクティビティ

四方を海で囲まれたハワイの醍醐味はなんといってもビーチ。エメラルドグリーンに輝く海と白い砂浜、過ごしやすい気候に魅せられたハワイ観光のリピーターも多いはず。この記事ではハワイの海にスポットをあて、おすすめビーチやアクティビティ、マリンスポーツを楽しむ際のベストシーズンを徹底解説します。

2020/02/14

ハワイの人気ビーチ

一口にハワイのビーチといっても魅力や特徴は実にさまざま。ここではシチュエーション別に人気ビーチを紹介します。

ワイキキビーチ

ハワイ旅行の大定番ともいえるワイキキビーチ。広い意味でのワイキキビーチは、西側のデューク・カハナモク・ビーチからダイヤモンドヘッドがある東側のカイマナ・ビーチまでの8つのビーチを指します。どのビーチもホテルから直結、または徒歩数分でアクセスできて便利です。

ワイキキビーチの中でもその名を冠した「ワイキキ・ビーチ(ワイキキ海岸)」はロングボードのレンタルラックがあり、ビーチボーイと呼ばれるサーファーが集まる場所。サーファーレッスンも行われています。

クヒオ・ビーチ

ワイキキビーチのなかでも、比較的波が穏やかなビーチ。ワイキキビーチ内の更衣室とシャワーは、中央に位置するこのクヒオ・ビーチと、西のフォート・デ・ルッシー、東のカピオラニ・ビーチにあるので覚えておきましょう。クヒオ・ビーチは防波堤に囲まれた入江のビーチで、波がほとんどないのはそのため。シャワーの近くにあるので家族連れや小さな子供連れに人気です。無料のフラショーも開催されていますよ。

ハナウマ湾

オアフ島南東部のハイライトと言っても過言ではないハナウマ湾。ハワイ語で「hanauma」とは「カーブした」という意味で、文字通り緩やかな曲線を描く浜辺が魅力です。透明度の高い海に美しいサンゴ礁が広がるハナウマ湾は、海洋保護区に指定されています。魚類も保護されていて天敵が少ないため、人間をまったく怖がりません。入場料が必要ですが、ハナウマ湾に訪れたらぜひシュノーケリングやスキューバダイビングを楽しみましょう。本格的な道具を持っていなくてもシュノーケルなどはレンタルできます。想像を絶する美しい海中世界を覗くことができますよ。

ただし、ハナウマ湾は海洋保護区のためいくつか守らなければならないことがあります。たとえば、海水汚染や生態系の破壊を防ぐため魚に餌をやるのは禁止されています。ほかにも注意点があるので、入場時の義務となっている環境保護ビデオをしっかり見てチェックしましょう。

ハナウマ湾まではレンタカーやタクシー、ザ・バスでも訪れることができます。

ラニアケア・ビーチ

ノースショアエリアにあるラニアケア・ビーチは、近年になって野生のウミガメが日光浴をしに上陸するようになり脚光を浴びているビーチです。ウミガメはハワイの保護法で守られているので、触ったり近づいたり、追いかけたりするのは禁止ですが、野生のウミガメに出会える機会は貴重!ウミガメを調査、観測している保護団体のボランティアが常駐しているので、質問すればウミガメについて教えてくれますよ。

ラニアケア・ビーチは、冬シーズンは波があるため遊泳には向きません。夏場ならシュノーケリングが楽しめますが、ライフガードが不在でお手洗いやシャワーがないため、初心者にはハードルが高いといえます。

カイルア・ビーチとラニカイ・ビーチ

ウインドサーフィンの聖地といわれるカイルア・ビーチ。美しい砂浜とエメラルドグリーンの海はまるで、楽園に来たかのような気分にさせてくれます。ビーチの砂はキメ細かさがハワイ随一といわれるだけあって、サラサラです。アクセスはワイキキから車で30分ほど。郊外のビーチパークでありながら駐車場のスペースがしっかり確保されているので、レンタカーでもアクセス可能。シャワーやトイレが設置されているほか、近くには買い物に便利なマーケットもあります。芝生でバーベキューを楽しむ現地の人たちも多いですよ。カイルア・ビーチは波が静かで、安定した貿易風に恵まれているため、ウインドサーフィン初心者はここでレッスンを受けるのがおすすめ。ビギナーから上級者まで楽しんでいます。

さらに東に進むと、天国の海という意味のラニカイ・ビーチがあります。カイルア・ビーチに勝るとも劣らない砂のキメ細かさと透明度の高い海が美しいビーチです。ビーチパークではないのでシャワーやトイレはなく、ライフガードもいませんが、その美しい海は一見の価値あり。カイルア・ビーチパークから徒歩15分ほどなので、ぜひ一緒に訪れてみて。

カネオヘサンドバー

「天使の海」「天国の海」などと呼ばれるカネオヘサンドバー。カネオヘ湾の干潮時に現れる美しいビーチで、周辺の海はウミガメの生息域としても知られています。映画やCMなどにも度々登場するため、ご存じの方も多いかもしれませんね。

サンドバーには現地オプショナルツアーで訪れることができ、サンゴが堆積してできたビーチを歩いたり、シュノーケリングで澄んだ海に棲む生物を観測したりできます。とびきりの絶景に出会える場所なので、訪れればきっと、一生の思い出になるでしょう。

少し意外かもしれませんが、カネオヘサンドバーはフラの聖地ともされています。かつてネイティブハワイアンたちはこの神聖なビーチでフラを踊り、神に捧げていたと伝わっています。自然の美しさとハワイアンの思いに敬意を払い、清らかな気持ちで楽しみたいですね。

ハワイの海水浴のベストシーズン

ハワイの季節を大まかに分けると、夏にあたる5月~10月と、冬にあたる11月~4月の2シーズン。ハワイでは一年中海水浴を楽しめますが、ベストシーズンを選ぶなら、やはり夏の5月~10月がおすすめです。この時期は乾季にあたり、ハワイらしい常夏感を最も楽しめます。夏場は気温が上がって日差しも強くなりますが、サラッとした貿易風が吹くので快適に過ごせますよ。一方、冬の時期は雨季にあたりますが、にわか雨が降る程度で晴れ間ものぞきます。プールや海も水温は下がりますが最高気温は高めなので、時間と場所を選べば入水できるビーチも多いですよ。

【ホノルルの月平均気温(℃)】

1月…23.0

2月…23.0  

3月…23.7

4月…24.6

5月…25.5

6月…26.9

7月…27.4

8月…27.9

9月…27.6

10月…26.8

11月…25.4

12月…23.8

ハワイの海でできる人気のアクティビティ

四方を海で囲まれたハワイでは、ビーチを舞台にさまざまなマリンアクティビティを楽しめます。個人でできるものから現地オプショナルツアーに参加して体験するものまで種類も豊富。ここではその中でも人気のアクティビティと、おすすめのビーチをあわせて紹介します。

シュノーケリング

息つぎなしで海中散歩ができるシュノーケリングは、マリンスポーツ初心者におすすめ。シュノーケルセットとフィン(足ヒレ)があれば、サンゴ礁や南海の魚たちに出会えます。難しい技術はいらないものの、ビギナーは海に潜る前に基本スキルをレッスンで学ぶことをおすすめします。

シュノーケリングにおすすめのビーチはハナウマ湾。人間が近づいても悠々と泳ぐ、美しい魚たちの世界を観察してみましょう。

ダイビング

ハワイでダイビングを楽しむには、認定団体が発行するライセンスが必要です。こう言うとハードルが高いようにも感じられますが、これは基礎の基礎を学んだダイバーに与えられるもので、ある程度の水泳能力があれば誰でも取得することができます。現地のショップでライセンス取得コースに申し込むのも良いですが、受付は日本語対応していてもインストラクターは日本語が話せないといったケースも見られます。そういったトラブルを避けるには、日本のツアー会社が用意しているライセンス取得コースのある現地オプショナルツアーに参加するのがおすすめ。ライセンスを取って、色とりどりの魚やウミガメに遭遇する海中の楽園に出かけましょう!

体験ダイビングにおすすめのビーチは、カネオヘサンドバーです。サンドバーのある海は透明度が高いので、ダイバーにも人気があります。サンドバーからエントリーするには、現地オプショナルツアーへの参加が必要です。

サーフィン

ハワイを代表するスポーツ、サーフィン。サーフィンは体で覚えるスポーツです。波乗りの初心者なら、ボードの上に腹ばいになった状態で波に乗るボディーボードからスタートしてもよいでしょう。レッスンに参加して、うまくいけば短時間で波に乗れるようになります。ワイキキにはボディーボード専用ビーチもあるので、安心して練習に集中できますよ。波に乗ることに慣れたら、ぜひサーフィンにも挑戦してみてくださいね。ボードの上に立ってバランスをとれるようになれば、初めてでも波に乗れるかもしれません。

サーフィンやボディーボードの初心者におすすめなのは、ワイキキビーチ。現地オプショナルツアーのレッスンに参加すれば、インストラクターが丁寧に手ほどきしてくれます。サーファーの憧れであるノースショアは、ビギナーには難易度が高いですが、トップサーファーの妙技を見られる場所なので一見の価値ありです。

サップ(SUP)

日本でも人気のサップ(SUP/Stand Up Paddleboard)ですが、発祥はここハワイです。サーフィンボードよりも大きくて安定感があり、水面に浮かびやすいように作られているので、体験レッスンを受ければ誰でもボードの上に立って、パドルを漕げるようになります。手軽なアクティビティを探している人にもおすすめです。ボードの上でヨガを行うサップヨガも人気があります。

サップにおすすめのビーチは、クヒオ・ビーチです。波がほとんどなく穏やかなクヒオ・ビーチは、初めてサップに挑戦する人にもおすすめ。

イルカツアー

ドルフィン(イルカ)関連のツアーはいつも大人気。子供連れにもおすすめなのは、腰の深さの台に立ってイルカを観察するドルフィン・エンカウンターや、イルカと一緒に泳ぐドルフィン・ロイヤル・スイムなど。野生のイルカを見学しに行くドルフィン・ウォッチングも人気です。運がよければ赤ちゃんイルカのいる群れに遭遇することも!ドルフィン関連のアクティビティは現地オプショナルツアーへの参加が必須です。好みにあうツアーをセレクトしましょう。

ハワイで海に行くときの持ち物

海に行くときの持ち物は最小限に抑えましょう。海水浴を楽しんでいる間に荷物が盗難に遭う危険性もあります。ワイキキビーチにはコインロッカースペースもあるので、ホテルのクロークと合わせて上手に活用し、楽しい旅を実現させましょう。

ここではビーチに持っていく持ち物を箇条書きで記載するので、チェックリストとして利用してください。

ビーチで最低限必要な持ち物

・タオル

・防水バッグ(着替えやタオル、小物類を入れる用)

・防水ケース(スマートフォンや現金、ホテルキーなどを入れるため)

・サングラス

・日焼け止め(できればオーガニックなもの)

・ビーチサンダル

・メガネ(コンタクト着用の人)

・ラッシュガードなどの上着(日焼け対策や海から上がったときの防寒着としても活躍)

・帽子

・水などの飲み物(海で遊ぶと意外と喉が渇きます)

ハワイの海辺にあるホテル

ハワイのホテルは大きく分けてリゾートホテル、シティホテル、コンドミニアム、B&Bやユースホステルなどに大別されます。それぞれのタイプ別に特におすすめのホテルを紹介しましょう。

リゾートホテル

ザ・ロイヤル・ハワイアン・ラグジュアリー・コレクション・リゾート

1927年に建てられ、「ピンクハウス」の別名を持つリゾートホテル。エレガントな外観で、ワイキキのランドマークとしての存在感を放っています。

シティホテル

パーク・ショア・ワイキキ

カラカウア通りとカパフル通りの角という絶好のロケーションに立つシティホテル。オーシャンビューの部屋からはワイキキビーチが、山側の部屋からはカピオラニ公園越しにダイヤモンドヘッドが見渡せます。

Waikiki Beach Hotel
Waikiki Hotels

Experience the splendor of staying directly across from Waikiki Beach and Kapiolani Park when you s…

コンドミニアム

ワイキキ・ショア byアウトリガー

ワイキキで唯一、オーシャンフロントに建つコンドミニアムです。青い海とフォート・デ・ルッシー公園の眺めは最高!客室内には洗濯機や乾燥機など便利な設備も整っています。

ワイキキ・ショア by アウトリガー

息を呑むようなオーシャン・ビューが魅力の広々としたワイキキ・ビーチのバケーション・コンドミニアム、ワイキキ・ショア by アウトリガーの公式サイト。 ワイキキ・ビーチ・ウォークのレストラン街からすぐ…

その他ホテル

ブレーカーズ

ワイキキ・ビーチ(ワイキキ海岸)から徒歩約5分という便利な立地にあるエコノミーホテル。静かな二階建てで、宿泊客はカナダやアメリカ本土の人がほとんどです。全ユニットに小ぶりなキッチンがあり、ハワイのアパート暮らしの気分に浸れます。1月~3月は特に人気で予約が取りにくくなります。

The Breakers Hotel

The Breakers Hotel is the most distinctive resort and hotel in Waikiki Beach. Just half a block fro…

ハワイでアクティビティを楽しむなら、現地オプショナルツアーが安心!

現地ショップでアクティビティの予約をする際は、それなりの英語力が必要です。アクティビティの内容によっては危険が伴うものもあるため、話の内容を理解してレッスンを受けることが重要。英語力に自信のない人でも安心してアクティビティを楽しめるのが、日本語ガイドのあるオプショナルツアーです。ベルトラではハワイの海を満喫できるツアーを豊富に用意しています。うまく組み合わせれば1日で複数のアクティビティを楽しめるうえ、送迎が付くツアーは移動の時間短縮にも一役買ってくれますよ。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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