屋久島のイメージと言えば屋久杉や苔の森など、森林を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実は温泉も有名な観光スポットのひとつ。島には尾之間温泉や湯泊温泉など色々な温泉があります。
中でも平内海中温泉(ひらうちかいちゅうおんせん)は、干潮時のみ湯船が姿をあらわす、海に面した珍しい露天風呂。目の前に広がる海を眺めながら温泉に浸かるなんて、一度は行ってみたい憧れの温泉ですよね。
この記事では、平内海中温泉へ行く際の注意点や周辺お食事処情報など、お役立ち情報を紹介します。
屋久島の南端、平内にある天然の混浴露天風呂です。海岸の岩場にあり、浴槽は自然を活かして窪みに少し手を加えただけのもの。昼間は目の前に広がる海の絶景を、夜は満点の星空を眺めながら浸かることが出来ます。海の中から湧き出るちょっと熱めのお湯が旅の疲れを癒やしてくれますよ。
利用できる時間は干潮の前後2時間のみです。干潮になるのは1日2回。
時間は日によって異なるので、事前の確認が必須です。気象庁のホームページで確認が出来ます。磯のくぼみを利用した浴槽は、満潮時は海水が入って浴槽自体が水没してしまいます。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉(低張性、アルカリ性、高温泉)です。
神経痛、筋肉痛、関節痛、皮膚病、婦人病などに効果があると言われています。
また、源泉の温度は約49℃で少し熱めです。
温泉ですので、水着や下着を着用しての入浴は不可です。のぞき被害防止のため、タオルやパレオをお持ちください。写真を撮りたい場合は、必ず他の利用客の確認をとってからにしましょう。許可なく撮影をすることは禁止されています。
また、土足禁止の線のところで靴を脱いで向かいます。脱衣所の用意はないため、岩陰で着替えた後、衣服は近くの岩の上に置きます。岩場は滑りやすいので気をつけましょう。貴重品も自己責任で持っていくようにしてください。入浴中の飲酒や喫煙は厳禁です。
入浴前はかけ湯をしてから入ります。バスタオルや石鹸はありません。もし石鹸を持参する場合は、環境に配慮したエコなものを利用するようにしてください。
協力金として200円を納めましょう。
年中無休ですが、入浴できる時間は、1日2回ある干潮の前後2時間です。
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町平内7番地2
TEL:0997-47-2953
バス:宮之浦港からバスで約80分。屋久島交通、栗生橋行きのバスで、「平内海中温泉」下車、徒歩10分。
車:安房港からは約35分、宮之浦港からは約50分、屋久島空港からは約30分。
普通車5台分。
温泉でリラックスした後は美味しいものが食べたくなりますよね。定食メニューや新鮮なジュースが楽しめる周辺のお食事処をご紹介します。
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町平内238-52
車で約5分。新鮮な刺し身を使った定食やうどんメニューなど、屋久島の家庭料理が味わえます。
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町平内319-180
車で約9分。海の見えるデッキで、お店の庭で採れたフルーツを使ったジュースやデザートをいただけます。
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町平内349-109
車で約8分。海やモッチョム岳を望めるテラスがあります。居心地のいいお店で日替わりプレートやタイカレーを楽しめます。
屋久島の有名観光地は森林ばかりではありません。自然溢れる屋久島にふさわしい、絶景を眺めながら入れる温泉は是非訪れたい場所の一つです。
現地オプショナルツアーで平内海中温泉に行きたい場合には、入浴出来る時間が決まっているため、事前に行きたい旨を伝えておきましょう。目の前に広がる海の景色を見ながら入る温泉の開放感は他では味わえません。限られた時間のみの珍しい温泉、タイミングが合い行くことが出来たら、素敵な旅の思い出になること間違いなしです。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。