奄美大島中心街の名瀬から車で約1時間半、島の南端にある「ホノホシ海岸」。太平洋に突き出している岬にあるため、荒々しい潮の流れに面しています。まん丸の石が特徴的で、景観の良さから観光客に人気のスポットとなっています。ホノホシ海岸の基本情報や周辺のランチスポット、おすすめホテルなどをまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
奄美大島の南部、大島郡に属する瀬戸内町の観光スポット「ホノホシ海岸」。天然の丸石が広がる場所で、ガラガラというような音を立てることでも知られています。
少し変わった名前のホノホシ海岸ですが、その由来はこの浜から大島海峡に抜ける陸の部分がひょうたんのくびれ状になっていて、昔は漁師たちが海路をショートカットして舟を担いで歩いたことから「船越」、なまって「ホノホシ」となったといわれています。
一般的な砂浜のビーチとは異なり、ホノホシ海岸には可愛らしいまん丸の石たちがたくさん転がっています。石のサイズは卓球~テニスボールぐらいで、それらが一面を埋め尽くしている様は壮観です。ホノホシ海岸の石が丸くなった理由は、周辺の荒波にもまれたことが原因だといわれています。
丸っこい石たちで埋め尽くされているホノホシ海岸ですが、中には球体に近く「本当にまん丸い石」もあります。長い年月を経て形成されたとても珍しいものもありますが、石の持ち帰りは厳禁です。ホノホシ海岸の石には現地の幽霊が宿るとされていて、持ち帰ると夜な夜な石が動き出したり、持ち主に災いが降りかかるという言い伝えもあるほどです。可愛らしい石を持ち帰りたくなってしまう方もいると思いますが、写真を撮るだけに留めておきましょう。
ホノホシ海岸は空港から車で2時間ほどの場所に位置しています。奄美大島で2番目に大きな町とされている古仁屋へと目指しましょう。
所在地は、鹿児島県大島郡瀬戸内町大字蘇刈。古仁屋からの行き方は、まず国道58号線を南下し中央通りを左折します。そのまま国道626号線を道なりに進むと「やどり」という民宿が見えてくるので、その先を左折するとすぐに広々とした駐車場が見えてきます。駐車場は年間を通して無料なので、いつでも安心して訪問できますよ。
ホノホシ海岸は、海に向かって左手に洞窟のような穴が空いた岩場があります。穴越しに海を眺めていると、まるで秘密基地にいるかのような気分を味わえますよ。またこの海岸には隣接された公園があり、トイレも完備されています。多くの人はこの公園を素通りして海岸まで行ってしまうので、のんびり散策してみたい方はぜひ公園にも行ってみてくださいね。
ホノホシ海岸周辺の海辺では、船釣りや磯釣りを楽しむこともできます。カツオ、タイなどの魚のほか、タコや伊勢エビなどが釣れることもあります。釣り好きの人は、丸い石たちを見に行くだけでなく釣りも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
ホノホシ海岸は太平洋に面しているため、奄美大島では人気の初日の出スポットとなっています。朝の陽の光と丸い石たちが織りなす風景はとても美しく、その神秘的な初日の出をひと目見ようと地元の人や観光客がこの場所に集まります。
古仁屋からホノホシ海岸へ向かうと、清水(せいすい)と嘉鉄(かてつ)の間にマネン崎展望所があります。道路沿いからは美しい大島海峡を眺めることができ、対岸には加計呂麻島を望むこともできます。
ヤドリとは「小屋」という意味だそうで、その小屋がたくさん立ち並んだことから「ヤドリ浜」と名付けられたそうです。トイレとシャワー室も完備されているので、安心して海で遊ぶことができますよ。波が穏やかなビーチなので、子供連れにもぴったりですね。
地元の新鮮な食材をふんだんに使った料理が食べられる、ロケーション抜群のレストラン。奄美大島の美しい海を眺めながら、おいしい食事が楽しめます。ホノホシ海岸からは車で15分ほどで着いてしまうので、遊んでお腹がすいたらすぐにランチに向かえますね。
レストランのオーナーが仲買人のため、地元漁協のセリで仕入れた新鮮な魚介類を使った料理が楽しめます。おすすめメニューは海鮮丼。他にもたくさんのメニューがあるので、地魚と本マグロにこだわった料理が味わえますよ。
お店の周りは緑がいっぱいで、木のあたたかみの中で食事が楽しめます。食材はできる限り自家菜園で育てた野菜などを使用し、素材本来のおいしさを引き出すようなメニューが特徴。オーナーは川遊びを中心とした「野遊びツアー」のガイドもしているので、アクティビティに興味がある人にもおすすめのスポットです。
ゼログラヴィティ・清水ヴィラは、障がい者が安心してマリンスポーツを楽しめる宿泊施設。ホテル内はもちろん、アクティビティで使用するクルーザー、マリンアクティビティ用プールなど全てがバリアフリー設計となっているので、障がいのある方や高齢者でも安心して利用することができますね。
鹿児島県大島郡瀬戸内町清水にある重力の制約から解放される海中の世界をコンセプトにした障害者と健常者が共に安心・安全に楽しめるマリンスポーツ総合施設。
2018年12月にオープンしたばかりの綺麗な宿泊施設で、宿泊棟は「トレーラーハウス」という珍しい形態をとっています。トレーラーハウスとは、キャンピングトレーラーの体裁を取りつつも、特定の場所に定住する目的で設置されるもののこと。昼はすぐそばのビーチで思いっきり遊べて、夜には満天の星空が鑑賞できますよ。
ビーチまでわずか15秒という絶好のロケーションにある、天然温泉付きのリゾートホテル。スパやヘッドマッサージをはじめとするリラクゼーション体験はもちろん、マングローブカヌーツアーや黒ウサギナイトツアーなどのアクティビティも充実しています。夜は波の音だけが聞こえてくる、都会の喧騒を忘れられる癒やしのリゾートホテルです。
奄美大島の最南端に位置するリゾートホテル「THE SCENE」は、大自然に囲まれたホテルです。神秘的な自然に包まれるクレンズ体験と日々異なる自然の表情を五感でお楽しみいただけます。
手つかずの自然が残り、珍しい動植物たちとふれあえる奄美大島。そんな奄美大島を効率よく遊び尽くすなら、現地オプショナルツアーを上手に活用しましょう。個人手配では行きづらい観光スポットも、ツアーなら無駄なく周ることができますよ。気になる方は、ぜひ以下のリンクをチェックしてみてください。
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