沖縄県の中でも3番目に大きく、都市機能と亜熱帯の自然が同居している石垣島。主要都市からの直行便もあり、アクセスのしやすさも魅力です。この記事では、石垣島の観光スポットやホテルのほか、旅を彩るダイビングなどのアクティビティやグルメについても紹介します。
石垣島は沖縄本島から飛行機で約50分の場所にある島。西表島、竹富島、小浜島、黒島、新城島、波照間島、与那国島からなる八重山諸島の主島で、沖縄では3番目に大きく、人口約48,000人が暮らしています。ショッピングモールやリゾートホテルといった便利な都市機能と、サンゴ礁の海と南国の花々などの亜熱帯の自然、サトウキビやパイン畑などの田園風景が混在した美しい島です。
アクセスは飛行機が主。現在、羽田空港、成田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港からそれぞれ直行便があります。それ以外の空港からは直行便がないため、那覇空港経由で乗り換えて石垣島に渡ります。所要時間は、羽田空港、成田国際空港からは約3時間40分、中部国際空港、関西国際空港からは約2時間20分、福岡空港からは約2時間10分、那覇空港からは約1時間です。
島内に電車は走っていないため、移動手段はバス、タクシー、レンタカーのいずれかになります。石垣島のバス会社は民間の1社のみで、全路線が離島ターミナル近くのバスターミナルを中心に運行されています。タクシーの場合、通常のタクシーのほか、3時間から6時間までの貸切コースもあります。石垣島に詳しいドライバーさんがガイドしてくれ、バス路線がないエリアにも向かってくれるため、複数人で利用するのであればおすすめです。一番ポピュラーな方法がレンタカーでの移動。1日4,000円ほどで借りられ、ホテルまで配車、ホテルで乗り捨ても可能です。
石垣島は亜熱帯海岸性気候に属しており、年間の平均気温は約24.3℃、湿度は約75%。最も寒いのは1、2月で、気温は10~15℃。7月初め頃に梅雨が明けると30℃以上の暑さが続きます。服装は、12~2月の真冬はセーター+ジャケットが目安。2月の終わり頃から3月までは長袖シャツ、4月の始まりから10月半ばまでは半袖シャツに短いボトムスでも快適に過ごせます。10月の半ば頃から11月でも暖かく、春先と同じような服装でよいでしょう。
美しい海に囲まれた石垣島。海での遊びはもちろん、石垣島は蛍の聖地ともいわれる自然がいっぱいの観光地も見どころ満載です。
川平湾は石垣島の北西部、空港や市内からレンタカーで30分ほどの場所にあります。川平湾の見どころは、エメラルドグリーンの海。川平湾の向かって右手にある、川平公園展望台からは、絵に描いたような美しい絶景が望めます。川平湾は潮流が速く危険なため、遊泳は禁止されていますが、ぜひビーチにも降りて美しい海を間近で堪能してみましょう。
余計な明かりのない石垣島では、本州では考えられないぐらい、鮮明で数多くの星を見ることができます。観測可能な星の数は日本一とも!そんな石垣島で天体観測ができるスポットが石垣島天文台です。石垣島の中でも標高の高い前勢岳の山頂にあり、口径105cmもの「むりかぶし望遠鏡」を備えています。天体観望会やイベントなども多く、より深く天体について知ることができます。
石垣島天文台に向かう前勢岳の山中は、ヤエヤマヒメボタルの生息地となっています。また頂上付近には、絶景の広がる「前勢岳展望台」があります。
石垣島市街地の北方のバンナ岳。その自然環境を存分に楽しめるのがバンナ公園です。園内は、石碑の森がある「バンナ森といこいの広場ゾーン」、展望台を備えた「バンナスカイラインゾーン」、熱帯植物園がある「森林散策広場ゾーン」、アーチ橋の「野鳥観察広場ゾーン」、大型遊具を備えた「子供広場ゾーン」の5つのゾーンに分かれています。その広さは東京ドーム約60個分。「世界の昆虫館」「蝶園」「セグウェイツアー」などもあり、一日中遊べます。
石垣市役所から歩いて5分ほどのところにある、日本最南端にあるアーケード商店街「ユーグレナモール」。メインストリートには観光客向けのお土産屋、雑貨屋をはじめ、大小100以上の店舗が軒を連ねており、屋根があるので雨天時のショッピングにも最適です。なかでも「石垣市特産品販売センター」では、沖縄本島では手に入らない、石垣島ならではのお土産を手に入れることができます。
日本最南端にあるアーケード商店街ユーグレナモール。飲食店やおみやげ屋などのモール内店舗の営業情報。近隣の駐車場情報や石垣島おすすめスポットなど、石垣島で快適に過ごすためのおすすめ特集も掲載しています。
石垣島には、「石垣島鍾乳洞」と「伊原間(いばるま)サビチ鍾乳洞」の二つの鍾乳洞があります。石垣島鍾乳洞は全長約3.2kmの巨大鍾乳洞。長寿の泉と呼ばれる地下水脈や、複雑な形の鍾乳石が乱立する「神々の彫刻の森」などがあり、悠久の時間を感じられます。
もう一方の伊原間サビチ鍾乳洞は、全長約324メートルと石垣島鍾乳洞よりも規模は小さいですが、日本で唯一、陸から海に抜ける鍾乳洞として有名です。コウモリや大ウナギが生息していたりと、冒険気分が味わえます。
沖縄の観光スポットのご紹介です。レジャー施設やビーチ、アクティビティなどの他、エリアやテーマからもお探しいただけます。
新石垣空港から北に向かって車で20分ほど走ると、平久保崎灯台があります。石垣島東岸に位置し、八重山の海を一望できます。沖にいくに従って、エメラルドグリーンからコバルトブルーに変わっていく美しい海はまさに絶景。駐車場付近にはカフェなどもあり、地元食材を使った料理が楽しめます。
旅をより素晴らしいものにするために重要なのが、ホテル選び。せっかくの離島なので、リゾート感満載のホテルに泊まるのはいかがでしょう。石垣島滞在を彩るおすすめのホテルを紹介します。
新石垣空港から車で約20分のこちらのホテル。ホテル目の前のマエサトビーチで様々なマリンアクティビティーが楽しめるほか、アウトドアとインドアの2つの大型プールもあり、リゾートを存分に楽しめます。オーシャンビュー、モダンインテリアなど、客室タイプも豊富なため、理想の休暇を過ごせます。
2020年7月OPEN予定のクラブインターコンチネンタルウィング。石垣島の伝統的な様式美とインターコンチネンタルブランドが融合したクラブインターコンチネンタルルームは、カップルやハネムーンのお客様に…
このホテルのガーデンヴィラズはコテージタイプの客室。琉球伝統の赤瓦を使っており、沖縄の雰囲気を感じながら滞在を楽しめます。目の前にはウミガメが産卵に訪れるというフサキビーチが広がり、横には桟橋「フサキエンジェルピア」も併設。夕暮時にはサンセットをじっくり堪能できます。2018年には石垣島最大級のプールエリアもオープン。
沖縄本島よりも更に気温、水温が高い石垣島は、まさにダイバーの楽園。数種類のサンゴ礁が見られるポイントや憧れのマンタに出会えるポイントもあり、多くの楽しみ方ができます。
石垣島でのダイビングといえば、マンタ。川平石崎マンタスクランブルは、マンタが見られることで有名なポイントです。マンタは6月から11月にかけて見ることができ、特に9~11月は高確率でナンヨウマンタに出会えます。マンタの観察ポイントは水深12mほどで流れもほとんど無いため、初心者でも楽しめます。
石垣島は珊瑚礁が美しい島でもあります。このポイントでは色鮮やかで美しいサンゴが元気に生息しており、デバスズメダイやアカメハゼといった美しい南国の魚の楽園にもなっています。数種類のサンゴが同じ場所に集結しているのは、この場所ならではです。
数多くの魚に出会いたいダイバーにオススメなポイントがこちら。流れも少なく初心者でも楽しめます。ニチリンダテハゼやジョーフィッシュ、チンアナゴ、そしてポイント名になっているミノカサゴなど、様々な生き物を観察することができます。
石垣島にはダイビングだけではなく、シュノーケリングにおすすめのスポットもあります。新石垣空港から車で約5分という好アクセスにも関わらず、手つかずの自然が残る白保海岸。
希少な「アオサンゴ」が群生していることで有名です。カヤックでアオサンゴのポイントまで行き、そこからシュノーケリングしながら美しい海とサンゴ礁を楽しめます。
楽しい旅のアクセントともなる食事。海に囲まれた石垣島には、沖縄本島とはまた違った独自の美味しいものがたくさんあります。ここでは石垣島のおすすめグルメを紹介します。
石垣島といえば石垣牛。定番のステーキや焼肉もいいですが、もう少しリーズナブルに楽しみたいなら、石垣牛ハンバーガーや石垣牛のホルモン焼きもオススメです。特にホルモン焼きは新鮮でクセも臭いもなく、ぷりっとした歯ごたえが美味しい一品です。
石垣島の八重山そばは、沖縄そばと違い細丸麺を使用しています。具材は店によって違いますが、細切りの三枚肉やかまぼこ、ネギなどが定番。沖縄そばの調味料といえばコーレグースですが、八重山そばはピパーツと呼ばれる香辛料を入れて食べます。
石垣島の美しい海、手つかずの自然をより深く堪能するために、オプショナルツアーを利用してみましょう。ダイビングやシュノーケルなど、自分たちだけではちょっと不安なアクティビティも、オプショナルツアーであれば安心。八重山諸島を巡るツアーなどもあるので、一度検討してみてはいかがでしょう。
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