夏休みは我が子のはじける笑顔が見たいパパ&ママに!関東近郊で子どもと参加できるおすすめ自然体験ツアーを4つご紹介します。学校の校庭も近所の公園も狭く混んでいることが多い都内では、もっと思いっきり走り回れる場所に連れて行ってあげたいと考えているパパ&ママも多いはず…実は都内から2時間ほどで行ける大自然はたくさんあります。そして大自然を満喫する時はその地域や文化を知り尽くした地元ガイドが豊富な知識でご案内する『エコツアー』も見逃せません。エコツアーに参加することで子供たちの新しい興味が沸いたり家族みんなで身体を動かすことで絆が深まるなど、楽しいだけではないポジティブな変化も期待できます。家では親子共にスマホが手放せない…という方にこそ見ていただきたい大自然満喫スポット、この夏のお出かけ先として是非ご検討ください。
言わずと知れた日本一の山、富士山。山梨県と静岡県の間にあり、3,776mの標高は日本の山々のなかで群を抜いています。どこから見ても美しい円錐形で佇む秀麗な姿は古くから日本人の心を惹きつけ、そして信仰の対象にもなってきました。
富士山は2013年6月に『富士山ー信仰の対象と芸術の源泉』という名称で世界文化遺産に登録されています。
現在では日本を代表する名山である富士山ですが、古の人々にとって噴火を繰り返す富士山は、畏れ崇める存在でした。そして平安時代後期になり噴火がおさまると修行の場として富士山に登るようになりました。室町時代になると修行者だけでなく庶民の中でも富士山に登る人々が増え始めます。現在でも「ご来光」や「お鉢巡り」を達成するために登山者が頂上を目指しているように、日本人に根付いた富士山信仰が世界遺産登録の理由の1つとされています。
また富士山は浮世絵や和歌など多くの芸術作品に登場します。日本の芸術の源であり続けたことも世界遺産登録にふさわしいとして評価されました。
都内からアクセスする場合は車、電車、バスを利用できます。車の場合都内から河口湖ICまでは1時間20分。バスで行く場合は新宿のバスターミナルから富士山の麓まで1時間45分でアクセスでる高速バスが出ています。電車の場合は新宿駅からJR特急スーパーあずさで約1時間、大月駅から富士急行線に乗り換えさらに1時間、河口湖駅で下車します。
富士河口湖では富士山麓の自然を生かした様々なアクティビティが体験できます。富士山のトレッキングをはじめとして河口湖で楽しむ水のアクティビティ、洞窟探検や、野生生物に出会いに行くナイトサファリなどもあります。日頃から外で元気に走り回るのが好きなお子様なら絶対に楽しめる!そんな身体を使って自然と戯れることができるツアーが満載です。
まずご紹介したいのは富士の樹海トレッキング。富士山最大の原生林である青木ヶ原の樹海を進んで行き、富士山の噴火が作り出した洞窟を目指します。洞窟ではヘッドライトを付けてロープを手繰りながら進み、氷の柱が作る絶景を目指します。昼食は樹齢400年以上のブナとミズナラの巨木が広がる、大室山の原生林で…子供たちにとっても、そして大人にとっても忘れられない大冒険になること間違いなしのツアーです。所要時間は4~6時間、料金は大人6,500円、中学生4,500円、小学生3,500円、幼児(5歳以上)2,500円です。5歳から参加可能なので、トレッキングデビューとしてもおすすめです。
2つ目の富士山アクティビティは富士山の五合目あたりをぐるりと一周するお中道を通るトレッキング。かつては1周歩くことが可能でしたが、現在では4分の1ほどがトレッキングコースとして利用されています。お中道は平坦で歩きやすいコースなのでスニーカーで参加することも可能です。御庭、奥庭と呼ばれる景色が良いスポットを経由して、ごつごつとした火山らしい景色が広がる滑沢で昼食をとります。所要時間は6~8時間、料金は大人10,000円、中学生7,000円、小学生6,000円です。小学生から参加できるので、まだ登頂は出来ないけれど富士山に上ってみたい!と考えている親子にピッタリです。
※こちらのツアーは9~10月のみの催行となります。
赤ちゃん連れだから富士山はまだ楽しめない…と考えている方におすすめしたいのが0歳から参加可能な河口湖カヌー体験。30分間ガイドが漕ぐカヌーで河口湖の景色を堪能するプランと、2時間かけて自分でカヌーに乗るプランの2種類があります。ガイド同乗プランはカヌー1台1人乗り(ガイドを除く)で5,500円、2人乗りの場合は1台8,800円です。2時間の体験プランの場合は大人子供共通で6歳以上は1人6,600円、幼児(0~5歳)は1人3,300円です。赤ちゃん連れならガイドの漕ぐカヌーに揺られて短時間の湖散歩、自分で座ってオールを持てるお子様なら親子で力を合わせてカヌーを漕ぐのも素敵ですね。
東京都西部に位置する奥多摩。本当にここが東京?と思ってしまうほど大自然に溢れたエリアです。都心から2時間以内でアクセスできる抜群の利便性と川、湖、山がが作る雄大な大自然が魅力です。
電車なら新宿からJR中央線と青梅線を乗り継いで約1時間30分、車なら練馬ICから奥多摩湖まで1時間40分ほどです。横浜方面からでもJR横浜線、中央線、青梅線を乗り継いで約2時間10分でアクセスできます。
奥多摩駅を降りればそこは別世界…と言っても過言ではないほど奥多摩エリアは大自然に囲まれています。多摩川が流れる鳩ノ巣渓谷ではハイキングやキャンプに加え、スリリングなラフティングやキャニオニングなど川のアクティビティが体験できます。奥多摩湖は景勝地であるだけでなくSUPやカヌーなどゆったりと水と戯れるアクティビティが人気です。また奥多摩の自然を空から眺めるパラグライダーなども体験できます。探検好きなお子様なら日原鍾乳洞の中を散策するのもおすすめです。
種類豊富なアクティビティが揃う奥多摩でVELTRAがご紹介したいのは4歳から体験できるラフティング!4歳から参加可能なプランの所要時間は2時間30分、料金は大人(15歳以上)6,000円から、子供(6歳以上)5,000円からです。必要な装備はレンタルできるのも、荷物が多い子連れに嬉しいポイントです。4~5歳のお子様が参加する場合は流れが緩やかな下流を進むので初めてのラフティングでも安心して楽しめます。ドキドキのラフティングデビューに最適です。
栃木県日光市の西部、日本の秘境100選にも選ばれた自然豊かなエリアが奥日光です。中禅寺湖は奥日光の入り口に位置し、海抜1,269mの高地に位置する湖です。日光連山を代表する男体山の麓にあり、四季折々の景色が楽しめるスポットです。
新宿からJR特急日光号に乗れば東部日光駅まで約2時間で到着します。県をいくつかまたぐので遠いイメージですが実は都心からアクセスのしやすいエリアです。
中禅寺湖では湖の穏やかな水面をのんびり進むカヌーやカヤックが人気です。奥日光の大自然を眺めなら歩くハイキングなども盛んです。
VELTRAでご紹介するカヌーツアーは小学生からの参加が可能です。安定感のあるレクリエーショナルカヤックで湖面を進んで行くので、お子様と一緒でも安心して景色を楽しむことが出来ます。少し沖に出ると男体山がそびえ立つ雄大な景色が広がります。所要時間は2時間30分から3時間。料金は大人(13歳以上)7,700円、子供(6歳~12歳)6,700円です。体験場所に隣接したカフェには開放的なウッドデッキもあるので、カヌー後はそこで景色を眺めながら一休みするのもおすすめです。
板室は栃木県那須塩原市、那須連山の西側の山深い場所にある自然豊かな温泉地です。日光国立公園内に位置し、温泉法に基づき国民保養温泉地に指定されています。板室渓谷の豊かな自然と静かな雰囲気が魅力で、保養地として訪れる人が多い場所です。
都内から行く場合は東京駅からJR東北新幹線で1時間50分ほどで那須塩原駅に到着、そこから車で30分ほどかかります。横浜から行く場合も同じく那須塩原駅まで新幹線で向かいます。新横浜から那須塩原駅は約2時間30分ほどです。車で行く場合は東京から約2時間40分、横浜から行く場合は約3時間40分でアクセスできます。
温泉地ならではのゆったり流れる時間の中で豊かな自然と触れ合えるのが板室の魅力です。板室渓谷の大自然の中を歩いていくトレッキングなどが人気のアクティビティです。
板室温泉ネイチャーツアーでは高山植物が生い茂る板室の自然の中を歩きます。地元を知り尽くしたガイドがご案内するので、見どころを逃さず散策を楽しむことが出来ます。初夏にはニッコウキスゲが咲き誇る鮮やかな黄色い景色に出会えます。所要時間は2時間30分、料金は大人(中学生以上)3,300円、子供(6歳~12歳)2,200円です。
そしてこのツアーには夜の散策を楽しむナイトツアーもあります。夜の森を散策して、森の中でのティータイムも楽しめます。所要時間は3時間、料金は大人(中学生以上)5,500円、子供(6歳~12歳)3,300円です。
どちらも6歳から参加可能です。温泉地でのんびりと過ごして、大自然の中の散策も楽しめる素敵な休日になること間違いなしです!
都会の喧騒から少し足を伸ばすだけで行ける大自然満喫スポットをご紹介しました。子連れ旅行で大切なのは子供も大人も楽しいこと。お子様もパパ&ママもワクワクするアクティビティが見つけられたでしょうか。今年の夏、家族みんなで思いっきり大自然を満喫する旅へ出かけてみましょう!
※文中にあるツアーの詳細(料金や所要時間など)については変更になる可能性もあります。現時点での最新情報はツアーページにてご確認ください。