ハワイのオアフ島は、ワイアナエとコオラウという2つの楯状火山で構成された島です。コオラウ山脈は島の東側にそびえており、頂上からは雄大な自然を一望できます。他にも、有名映画の撮影地であるクアロア牧場や、ハワイと日本の歴史的な繋がりが感じられる平等院など個性豊かな観光名所が盛りだくさん。この記事では、そんなコオラウ山脈の見どころや人気の現地オプショナルツアーなどを詳しく紹介します。
コオラウ(koʻolau)とはハワイ語で「風上」を意味し、文字通りオアフ島の風上である東側に位置しています。コオラウ火山が浸食されてできたもので、最後の噴火でダイヤモンドヘッドが作られました。山頂では強い風が吹くため、帽子などが飛ばされないよう気をつけましょう。
コオラウ山脈の標高は700m前後と言われています。その中で最高峰なのはプウ・コナフアヌイ(Pu‘u Konahuanui)山で、標高約960mとされています。 コオラウ山脈へはワイキキから車で行くのがおすすめです。H1フリーウェイに乗り、EXIT 21Bからパリハイウェイ(Pali Hwy.)に乗り換え、約40分で到着します。
コオラウ山脈は島の南側と北側で見え方が全く異なり、まるで違う山を見ているかのような景観を楽しめます。見え方が変わるのは、山頂へ伸びる斜面の角度が、南側は緩やかで北側は急になっているためです。そんなコオラウ山脈の見どころを詳しく説明します。
コオラウ山脈の山頂は、壁が島を隔てて長く続いているような形状になっています。壁の角度が緩い側からはワイキキが、絶壁側からはクアロアの風景が一望でき、非日常を味わえます。頂上は文字通り絶壁で、散策コースがしっかりとは整備されていないため、登山の経験がある方におすすめです。
こちらの渓谷にはマノア滝という観光名所があり、そこを目指すトレッキングコースが人気です。緑豊かなトレイルは、大木や蔦、竹林や小川など歩みを進めるごとに表情を変えるので、飽きることはありません。トレッキングの所要時間は、上りで約30分、下りは約20分ほどなので、トレッキング初心者や家族連れでも散歩がてら気軽に楽しめます。
コオラウ山脈の知る人ぞ知る名所が「幻の滝」。この滝は、雨の日が続いたときにだけ現れる滝です。長い年月をかけて削られた山肌の溝を雨が流れて、細い滝がいくつも現れます。ワイキキ側からしか見えないので訪れる時は気をつけましょう。雨が降っている時に行くならアラモアナセンターから出るバスが便利です。旅行中に雨が降り続いても「ラッキー」と思えるユニークなスポットです。
往復で約3時間のトレイルコースで、本格的なトレッキングを楽しみたい方にぴったりです。難易度はあまり高くないので、地元の人が犬の散歩をしていることも。登りきった所からは、コオラウ山脈やワイマナロビーチ、ベローズビーチなどハワイアンな風景を一望できます。海のブルーと山の緑が映える最高の写真を撮れますよ。
登山やトレッキングのコースが多様で、晴れでも雨でも楽しめる魅力が盛りだくさんなコオラウ山脈ですが、その周辺にもぜひチェックしておきたいスポットは多数あります。ここでは、その中でもクアロア牧場と平等院の2つを紹介します。
約500万坪の広大な敷地面積を誇るクアロア牧場は、映画「ジュラシックパーク」のロケ地としても有名です。映画撮影時に使われたセットがそのまま残るロケ地ツアーもあり、ジュラシックパークやゴジラ、ロストといった映画やドラマの世界を見ることができます。
クアロア・ランチはアクティビティも豊富です。そびえ立つ山々をバックに、広大な草原の中を乗馬やバギーで走ることができます。四輪バギーはオフロードの中を走り抜けながら大自然を体感できます。2時間コースでは、高台から太平洋を見渡たせる絶景ポイントへ行けます。
他にも、ジップラインというアクティビティでは、壮大な自然の中を30m下まで滑車で滑空します。いくつかのアクティビティを組み合わせてあるツアーやプランがあるので、利用すればクアロア・ランチを思う存分満喫できるでしょう。
コオラウ山脈の麓に位置する平等院は、日本人移民100周年を記念して1968年に建立されました。日本の宇治にある平等院を摸したデザインで、茶室や日本庭園、鐘楼まであり、異国情緒漂う名所として知られています。
本堂には大きな仏像が飾られ、庭園の池には鯉が泳いでいながら、茂みにトロピカルフルーツがなっていたりする、ちょっぴり不思議な空間です。
アラモアナセンターからバスでも行けますが、本数が少ないためレンタカーで行くのがおすすめです。
A non-denominational Buddhist temple which welcomes people of all faiths to worship, meditate or si…
タンタラスの丘は、ワイキキから北へ10キロほど行った自然保護区の一角にあります。ハワイ有数の夜景スポットとして知られていて、美しい海やダイヤモンドヘッド、灯りがともるホノルルの街が見渡せます。夜景観賞の現地オプショナルツアーも多数あり、送迎付きや記念撮影付き、曜日によっては花火鑑賞付きなども選べます。
昼にはトレッキングやエコツアーが開催されています。ハワイ固有の動植物について詳しく学べるだけでなく、環境保護への理解を深めることもできるので、自然に興味のある方や子供連れの方におすすめです。
Mount Tantalus Main menu Skip to content Home About the Mountain History Oahu’s Only State and Nati…
「全米ベストビーチ」で1位に輝いたこともある美しい入江です。その特徴的な湾の形は、上空から綺麗に見渡すことができます。そこで最近人気を集めているのが、自分で操縦できる小型飛行機の現地オプショナルツアーです。もちろん指導は経験豊富な教官が行いますが、自分の操縦で壮大なコオラウ山脈から澄み渡るビーチまでを一望すれば、格別な感動を覚えるでしょう。
他にもシュノーケリングやマリンスポーツを楽しめるツアーもあるので、トレッキングや登山にはあまり自信がないという方は、ハナウマ湾で遊ぶのもおすすめです。
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コオラウ山脈とその周辺エリアには、自然を満喫しながら散策できるトレッキングコースが多くあるため、チャレンジしてみたいと思う方もいることでしょう。トレッキングに参加する前に知っておきたい注意点をいくつか紹介します。 コオラウ山脈をトレッキングする際の服装は、動きやすいトレーナーやスウェットに、スニーカーや登山靴などを合わせましょう。薄くてなびきやすい服は木などにひっかかる恐れがあります。トレイルはところどころ手を使わないと登れない場所や、一部険しいポイントもあるため、両手が使えるような服装がおすすめです。トレッキングのコース自体は難易度の高いものはあまりありませんが、山頂近くは風が非常に強いので、帽子などが飛ばされないよう注意が必要です。 コオラウ山脈周辺にもトレッキングコースは多数ありますが、崖のようになっているところでもガードレールが一切ないことがあるため、小さな子供を連れた方は特に注意するようにしてください。また、コオラウ周辺は柔らかい地盤が多いため、土砂崩れで通行止めになることもよくあります。雨が降ると滑りやすくなるので気をつけましょう。
トレッキングに慣れていない方は、ガイド付きのハイキングツアーがおすすめです。ガイドが日本語で植物などの解説をしながら歩くので、ゆっくり山頂を目指せますよ。
コオラウ山脈はトレッキングや登山を楽しめるだけでなく、周辺に多くの観光スポットがあるエリアです。マノア渓谷の限られた条件でしか見られない幻の滝や、ハワイにいながら日本が感じられる平等院、映画ファンや家族連れに人気なクアロア牧場などでも自然を満喫できますし、海が見たい方はハナウマ湾のアクティビティがおすすめです。ベルトラでは、コオラウ山脈周辺でのアクティビティを楽しめる現地オプショナルツアーもありますので、コオラウ山脈とともに楽しんではいかがでしょうか。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。