Photo by Shutterstock

マカプウ岬とは?初心者にもおすすめの絶景ハイキングスポット

オアフ島の東側、一番端に見あるのが「マカプウ」エリア。ワイキキのにぎやかでリゾート感あふれる街の雰囲気とはまた違い、海や山など自然の景色を楽しめる場所です。マカプウエリアには「マカプウビーチ」や「マカプウ岬」があり、なかでもマカプウポイント(マカプウ岬)は、観光客の間でパワースポットやヒーリングスポットとしても知られています。この記事では、マカプウ岬の魅力とおすすめのハイキングコースに加え、人気のオプショナルツアーをご紹介します。 

2020/02/21

マカプウ岬(Makapuu Point)とは

マカプウ岬とはどんな岬なのでしょうか。ここでは、マカプウ岬の場所やアクセス、所要時間などを紹介します。

位置情報

マカプウ岬はオアフ島の東端にあり、ホノルルから車で約16~19マイル離れた場所に位置しています。マカプウ岬の周辺には、イルカと一緒に泳ぐことができるシーライフパークや、観光客が少ないマカプウビーチなど魅力的なスポットがあります。

行き方(アクセス)

バス マカプウ岬へ行くには、オアフ島のワイキキから出ている「ザ・バス」を利用できます。22番バス23番バスがあり、22番バスはハナウマ湾を経由するため車窓から海の景色を楽しめます。23番バスはシーライフパーク行きでハワイ・カイという住宅街を通ってマカプウ方面へ向かいます。

トロリー ワイキキから出ているトロリーバス「ワイキキトロリー ブルーライン」を利用してマカプウ島まで行くこともでき、「シーライフパーク」のバス停で下車のち、徒歩でしばらく歩くことになります。

所要時間 マカプウ岬への所要時間はワイキキから車で約20分~30分ほどなので、オアフ島滞在中に気軽に立ち寄れると人気です。バスを利用すれば約1時間で到着します。

マカプウ岬の見どころ

マカプウ岬は訪れる季節や時間帯によって、さまざまな表情を見せてくれる場所です。ここではマカプウ岬の魅力に迫ってみたいと思います。

日の出

ワイキキでは、ホテルやダイヤモンドヘッドに遮られて日の出がよく見えないという声も聞かれます。マカプウ岬はオアフ島の東端にあるため景色を遮るものがなく、美しい日の出を見ることができるスポットとして人気です。初日の出を見ることができるツアーもあり、毎年元旦には、マカプウ岬で初日の出を見ようと多くの観光客が訪れます。一年の始まりを迎える場所としておすすめです。

・星空 オアフ島滞在中に綺麗な星空を見たいという方もいるでしょう。マカプウ岬は星の輝きを遮る建物からの光や街灯がないため、星空が綺麗な場所としても知られています。天気がよければ美しい星空を見ることができます。ただし満月の場合は、月の光によって星が見えづらくなる可能性も。より美しい星空を見たいという人は、旅行の前にハワイの月の満ち欠けをチェックしておきましょう。

展望台からの眺め

マカプウ岬の展望台からは、青々とした太平洋を一望できます。海を背景に記念写真を撮影するのにピッタリの場所です。天気がよければ遥か遠くにラナイ島(ラビット・アイランド)が見られることも。360度眺めを楽しむことができるため、それぞれの方角の景色の違いを楽しんでみるのもおすすめです。

ペレの椅子

マカプウ岬の手前、アラン・デイビス・ビーチの近くには「ペレの椅子」と呼ばれる積み重なった岩があります。ハワイ神話の中の火の神「ペレ」が、ハワイの島々を創造した後にこの場所で休息をとったという言い伝えが残っています。ペレは情熱や怒りの象徴でもあるため、この場所はエネルギーがみなぎるパワースポットとしても知られています。周辺に吹く風が心地よく、岬へ向かう途中でちょっと立ち寄るのもおすすめです。

ハナウマ湾

ワイキキからマカプウ岬に向かう途中にあるハナウマ湾。海の中のサンゴがくっきり見えるほど海水の透明度が高く、全米のベストビーチとしても知られる場所です。マカプウ岬へ向かう途中や帰り道に立ち寄りやすいでしょう。

ハワイ王朝時代のハナウマ湾は、王族以外の人々は立ち入りを禁じられていた神聖な場所でしたが、のちに映画の舞台となったことで知名度が上昇し、世界中から多くの観光客が訪れるようになりました。そのため一時はハナウマ湾の環境汚染が問題となり、現在では自然保護区に指定されています。

ヘイアウ

シーライフパークの入り口から徒歩10分前後の場所に「マカプウ・ヘイアウ」があります。「ヘイアウ」とはハワイの先住民が建てた神殿のことです。古くからハワイの人々は自然の中に神が宿っていると考え、岩を積み重ねたヘイアウを作り、神々へ感謝の祈りを捧げていました。「マカプウ・ヘイアウ」には、男性の神と女性の神2つのヘイアウがあり、海へ漁に行く男性たちの無事と豊漁を願っていたとされています。このマカプウ・ヘイアウからは、ラナイ島やカオヒカイプ島(タートル・アイランド)まで広大な海原を見渡せます。

ホエールウォッチング

マカプウ岬はホエールウォッチングができるスポットとしても有名です。冬の時期になるとクジラの群れが出産のためにオアフ島周辺へ南下してくるためです。マカプウ岬周辺の海岸では、クジラのジャンプや潮吹きをする姿を見られます。マカプウ岬でみられるクジラの中でも巨大なザトウクジラは、大人になると体長約15メートル、重さは約40トンにもなるといわれ、ダイナミックで迫力あるジャンプが見られますよ。ホエールウォッチングができる期間は12~4月の間と限られていますので、クジラを見るならこの時期のマカプウ岬ツアーを申し込みましょう。

マカプウ岬のおすすめハイキングコース

マカプウ島はハイキングができるスポットとしても知られています。ここでは有名な「マカプウ・ライトハウス・トレイル」と呼ばれるハイキングコース(トレッキングコース)についてご紹介します。

マカプウ岬では、壮大な自然を眺めながらハイキングを楽しめます。コースは坂がなだらかなうえ、道路は綺麗にコンクリートで舗装されており、ハイキングが初めてという人も歩きやすいのが特徴です。一本道なので頂上まで迷うことなく進んでいけるので、小さな子供連れでも挑戦しやすいでしょう。

スタートから30分~40分ほど歩くと、赤い灯台(ライトハウス)が見えてきます。このライトハウスは1909年頃から存在し、100年以上経った今もなお、マカプウ岬のシンボル的な存在として残っています。ライトハウスが見えてきたら展望台にほぼ到着です。

ライトハウスより高い場所は展望台として舗装されており、壮大な海や周りの島々の景色を一望することができます。時期によってはクジラの群れを見ることができるでしょう。

マカプウ・ライトハウス・トレイルは、ワイキキから車で20分~25分ほどの場所にあります。ザ・バスやレンタカーで行くのがおすすめです。また近くにトイレはないので、マカプウビーチパークなどであらかじめ済ませておきましょう。

マカプウ岬を観光するときの服装

Photo by Shutterstock

マカプウ岬を歩く際は、動きやすい服装が適しています。Tシャツに短パンやジーパンなどがおすすめ。ビーチ用のサンダルでは歩行中足を痛めてしまう可能性があるため、スニーカーや運動靴などで行くとよいでしょう。

マカプウ岬は日陰がほとんどないため、直射日光や紫外線を直接浴びることになります。そのため、日焼け対策として帽子やサングラスを必ず準備しましょう。風が強い場合は帽子が飛ばされそうになってしまうため、紐付きタイプのものならより安心です。

肌に当たる直射日光の量が多いので、日焼け止めクリームはこまめに塗るようにしましょう。

日差しが強い日はコンクリートによる照り返しでさらに暑さを感じます。汗を拭くことができるようタオルの準備は忘れずに。また、現地には自販機などがないため、水筒やペットボトルをもっていくと安心です。

マカプウ岬のハイキングコースでハワイの大自然を満喫しよう

オアフ島のマカプウ岬周辺は、地元民もハイキングを楽しむトレイルコースとして人気です。登山の準備をしなくても歩けるうえ、広大な山々や美しい海の景色を眺めながらのんびり頂上を目指せます。また、冬の時期なら迫力のあるクジラのジャンプを見ることができるかもしれません。

このほか、ペレの椅子やヘイアウなどを通して、古くからハワイの人々が大切にしてきた文化や生活に思いを馳せながらスポットを丁寧に巡っていくと、新たなマカプウ島の魅力を発見することができるでしょう。

ベルトラでもマカプウ岬の現地オプショナルツアーがありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

この記事に関連する記事はこちら

この記事に関連する旅行記はこちら