札幌市内中心部からのアクセスもよく、札幌観光には外せない円山動物園。オープンからたくさんの進化を遂げ、動物たちの魅力や生態系を北海道ならではの視点から間近で観察できると、観光客のみならず札幌市民にとっても憩いの場所となっています。道内からの訪問客も多く、人気が絶えない動物園です。ここでは、そんな円山動物園の基本情報や見どころを紹介します。
円山動物園は、北海道札幌市中央区の円山公園内にある動物園で、北海道で初めての動物園として1951年に開園しました。
およそ160種、700点の動物たちが生活しており、ユキヒョウやマレーグマなどがいる「アジアゾーン」や、カバ・ライオン館とキリン館からなる「アフリカゾーン」といった地域で分かれているエリアや、「エゾシカ・オオカミ舎」や「チンパンジー館」といったように動物のジャンルごとに分かれているセクションもあります。特に、北海道の寒い気候の特徴を活かしたエゾヒグマやホッキョクグマなどの展示は、道外からの見物客も多く、人気を博しています。
また、家族連れに人気の「こども動物園」では、ヒツジやアヒルが放し飼いになっており、リスザルのエサやり体験などのイベントも開催されています。
9:30~16:30(最終入園は16:00)
9:30~16:00(最終入園は15:30)
8月の特定日に「夜の動物園」が開催されます。16:00~21:00(最終入園は20:00)
毎月第2・第4水曜日(8月のみ第1・第4水曜日、祝日の場合は翌日)、4月の第2水曜日を含むその週の月曜日~金曜日、11月の第2水曜日を含むその週の月曜日~金曜日、12月29日~31日が定休日となります。
※上記は2020年4月8日時点の情報です。予告なく変更になる場合がありますので、最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
高校生を含む大人の入園料は800円。ただし、生徒手帳などの在学証明を提示すれば、高校生の入園料は半額減免が適用され、400円で入園が可能となります。中学生以下の小人は無料ですが、中学生は生徒手帳の提示が必要となりますので、お忘れなく。
また、札幌市内に住んでいる70歳以上の方や障害者手帳などをお持ちの方は無料です。入園料の減免対象となる方の詳細や必要提示書類についての詳細は、円山動物園公式サイトでご確認いただけます。
2,000円で購入できる年間パスポートは、購入日から1年間有効。お得に円山動物園を楽しめるだけではなく、年間パスポートを提示するだけで園内はもちろん、近隣施設でもお得な割引や優待を受けられます。
年間パスポート含め、券売所で購入します。コンビニやオンラインでの前売り券の販売はないので、入園日当日に購入することになります。
地下鉄東西線「円山公園駅」直結の円山バスターミナル4番乗り場から路線バスが運行しています。「動物園線・円15」、または「大倉山線・くらまる号」を利用しましょう。
円山動物園周辺には、円山公園第1駐車場と第2駐車場が隣接しています。円山公園の駐車場は時間制ではなく、1台1回700円での利用となります。下記サイトで空き状況をリアルタイムで確認できるので便利ですよ。
札幌市円山公園駐車場の公式ウェブサイトです。快適に駐車場をお使いいただくために、満車情報、待ち時間情報をご案内しております。
また、動物園周辺には民間の駐車場サービスもたくさんあります。西友旭ヶ丘店第1駐車場と第2駐車場は、徒歩で約20分程度、タクシーで5分程度の距離にありますが、買い物をすれば2時間無料になるサービスを受けることができます。
夏休みの土日やゴールデンウィークなど、繁忙期には駐車場を探すのに一苦労することも。事前に動物園周辺にある「カービス」や「タイムズ」など、穴場のコインパーキングを検索し、駐車場の混雑を避けるのがポイントになります。
最大の見どころは水中トンネル。ホッキョクグマとアザラシのプールは分かれていますが、まるで一緒に泳いでいるかのように見学することができます。ホッキョクグマの主食は、なんとアザラシ類。北極圏に共存する生態系の一部を見ることで、生息地やその環境について学ぶきっかけになってほしいとの思いが込められています。様々な角度から観察できるよう、ビューポイントにも工夫がなされています。
西門の側に新しく建設された「アフリカゾーン」には、ライオンの屋外展示場がありますごつごつした岩場は高低差があり、「プライド・ロック」という突き出た岩では、ライオンの勇ましい姿を見ることができます。
「アジアゾーン」の高山館では、屋外の大木に登るレッサーパンダの様子を観察することができます。屋内展示場では、人の頭の高さよりも上に渡り木が設置されており、一部ではガラス面の上を歩く様子を下から見ることもできます。
2020年2月3日に、ボルネオオランウータンの赤ちゃんが誕生しました。お母さんオランウータンのレインボーと一緒に元気いっぱい暮らしており、展示にも慣れてきました。「類人猿館」へぜひ会いに行ってみてくださいね。
擬木、池、洞窟など自然を再現した空間に、約80頭の野生のニホンザルが生活しています。展望レストハウスも併設されており、ガラス越しにゆっくりニホンザルを観察することもでき、子どもたちが遊ぶスペースも充実。エサの時間にはガラスのすぐ側にエサが撒かれるので、ニホンザルと至近距離で向かい合ってランチを楽しむなんてこともできます。
平成30年9月に完成したゾウ舎では、ゾウたちが生き生きと暮らせる環境作りにフォーカスされています。砂遊びができるよう、床一面に砂を敷いたり、健康維持に重要である水場を確保するため、屋内外にプールが設置されています。ゾウの水中歩行を見学できるスポットもあり、様々な角度から観察できる仕組みにこだわっています。
動物たちの行動や生態系を間近で見学したり、飼育員による解説を聞くことができる貴重なイベント。リスザルのエサやり体験やフラミンゴガイド、オオカミガイドなどそのメニューはとても豊富です。中でもモルモットのふれあい体験では、モルモットについての解説を聞きながら触れ合うことができ、子どもたちに人気です。スケジュールなどの詳細は毎朝10時に更新されるのでチェックしてみてください。
2017年から始まった「夜の動物園プレミアムツアー」。より深く動物たちのことを知ってもらいたいという思いから、環境教育に焦点をあてたツアーが開催されます。動物たちが持っている魅力や生態についてはもちろん、動物園の役割まで詳しく解説を聞くことができます。
円山動物園はホッキョクグマの繁殖、育成に成功した数少ない動物園のひとつ。2005年に誕生したホッキョクグマのピリカをデザインした商品は見逃せません!中でも保温性。保冷性に優れている水筒「マグボトルく~ま」をお土産にいかがでしょうか。機能性に過ぎれているだけでなく、愛らしいシロクマの表情はどこにでも持って行きたくなる可愛さです。その他、ランチボックスやグラス、フェイスタオル、文房具などジャンルは多岐にわたります。
動物園職員によって生み出されたなんともユニークなマスコットキャラクター。正式名称は「円谷満(つぶらやみつる)」で、キモカワな表情がインパクト大!北海道でしか手に入らないグッズはお土産に最適です。マルヤマンがデザインされているミルクキャラメルは157円とお手軽なので、ばらまき用にもおすすめです。
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北海道産の素材にこだわって作られたコラーゲン入りのお菓子は、健康志向の女性へのお土産に人気。コラーゲン雪はだ豆、コラーゲン北海道バターサブレ、コラーゲンココナッツクリームなどがあり、パッケージには可愛い動物たちがプリントされています。
動物たちの愛らしい表情や動きを観察できるだけではなく、生態系や動物園のあり方まで詳しく学習できるよう工夫が凝らされている円山動物園。家族連れや友人同士で札幌市内のグルメや散策を楽しんだ後は、たくさんの動物たちに会いに円山動物園を訪れてみてはいかがでしょうか。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。