小笠原諸島の中で最も美しい島とも言われている『南島』。世界的にも珍しい地形を持つ南島には、人々を魅了する綺麗なビーチや、貴重な動植物など魅力に溢れた場所です。今回は南島の魅力をたっぷりとご紹介します。小笠原旅行を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
父島の南西に浮かぶ無人島。サンゴ礁の隆起と沈降によって形成された珍しい地形が特徴で、「小笠原南島の沈水カルスト地形」として国の天然記念物にも指定されました。手つかずの豊かな自然が残る小笠原を象徴する島です。
小笠原諸島のひとつである南島は、小笠原諸島の玄関口・父島から船で20分ほどの場所にあります。東京・竹芝桟橋から出航している定期船「おがさわら丸」に乗船し、小笠原諸島・父島へ入港。その後、ボートやカヤックで『南島』へ向かいます。
南島は島全体が天然記念物に指定されているため、南島への上陸には必ず公認ガイドの同行が必要になります。南島上陸を検討中の方はガイド付きの現地オプショナルツアーに参加しましょう。ベルトラでは半日ツアーやシュノーケリングセットのレンタル付きのツアーなど様々な南島ツアーを用意しておりますので、チェックしてみてください。
南島には大切な自然を保護するために、様々なルールが設けられています。南島観光を検討の際には事前に確認をしましょう。
※ルール等は急遽変更となる場合があります。
毎年11月初旬から2月初旬の時期(年末年始をのぞく)は南島への上陸は禁止されています。ヤギの放牧による食害や観光客の立ち入りにより樹木が減少したことを受け、植生回復を目的として禁止期間が設けられています。
島に上陸できる人数は1日100人まで。南島での滞在時間は最大2時間までと決められています。
東京都認定ガイドの同行が義務付けられています。ガイド1人に対して最大15人までという人数の上限もあります。また、決められたルート以外は立ち入り禁止となります。必ずガイドの指示に従いましょう。
南島上陸のための入り口はとても狭く岩礁もあるため、波が高い日や風の強い日など海の状態によって上陸が難しいこともあります。また小さなボートなどで上陸することが多いので、揺れが強いこともあります。心配の方は酔い止めなどを準備しておくことをおすすめします。また上陸の際や観光途中には足場が悪い場所もあるので十分に注意をしましょう。
南島を楽しむにはシュノーケリング付きのツアーがおすすめ。南島のメインでもある『扇池』は透明度も高く、波も穏やかでシュノーケリングに最適です。カラフルな魚も泳いでおり存分に海の中を楽しめるでしょう。
小笠原諸島の暖かい海はホエールウォッチングの聖地としても有名。南島上陸とホエールウォッチングがセットになったツアーはいかがですか。マッコウクジラは通年遭遇するチャンスがあり、ザトウクジラは冬から春にかけて観察することができます。クジラだけでなくイルカの群れと一緒に泳ぐことができるツアーもおすすめです!
島の真ん中にある小さな入り江「扇池」。エメラルドグリーンに輝く透明度の高い海と一面に広がる白い砂浜は息を呑む美しさ。シュノーケリングで海の中を楽しんだり、島の高台から全体を一望するのもおすすめです。ガイドブックの表紙を飾ることも多い素晴らしい景色を写真におさめましょう。
南島は小笠原の固有種である「ヒロベソカタマイマイ」の半化石がある貴重な場所。ヒロベソカタマイマイはカタツムリの一種で、絶滅したとされていますがその理由は未だ謎につつまれているとか。南島の海岸線には貴重な半化石が奇跡的に残っています。
南島ではカツオドリやオナガミズナギドリなどの珍しい海鳥を観察することができます。海上から飛んでくる様子やヒナや巣を守る様子などを間近で見ることができる貴重なスポットです。
小笠原を代表する絶景スポット「南島」は小笠原旅行の際には必ず訪れてほしいスポット。南島観光を存分に楽しむには現地オプショナルツアーへの参加がおすすめです。ベルトラで現地オプショナルツアーを複数用意しているので、小笠原旅行の際にはあわせてチェックしてみてくださいね。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。