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宮古島の観光情報|絶景のビーチから人気のダイビングスポットまで

沖縄本島よりも更に南に位置し、美しいブルーの海と白砂のビーチが魅力的な宮古島。東京、大阪など大都市からの直行便もあり、気軽に行けるリゾート地として人気です。また、雄大な地形に魅せられたダイバーたちが集まるダイビングスポットとしても有名な宮古島。この記事では宮古島のビーチやダイビングスポット、押さえておきたい観光地、ホテル、グルメ情報などをご紹介します。

2020/02/14

宮古島の基本情報

宮古島は沖縄本島から南西に約300kmの場所に位置し、東京からは約2,000km離れています。宮古島を含む宮古諸島は、宮古島、来間島、伊良部島、下地島、池間島、大神島、多良間島、水納島の大小8つの島から構成されています。最も大きい宮古島を中心とし、池間島、伊良部島、下地島、来間島は橋で渡ることができます。大神島は宮古島の北に位置し、船で約15分の場所にあります。宮古島へのアクセスは現在飛行機のみ。沖縄本島からの便が約20便運行している他、東京の羽田空港から1日2往復、大阪の関西国際空港と愛知の中部国際空港から1日1往復、それぞれ運行しています。所要時間は、羽田空港からはANAの場合約3時間5分、JTAの場合約3時間20分、関西国際空港からは約2時間20分(ANAのみ)、中部国際空港からは約2時間半、那覇空港からは約50分です。なお、時期によって便数の変動があるので、ご注意ください。

気候の面では、宮古島は亜熱帯海洋性気候に属しており、四季を通して暖かく、高温多湿なのが特徴。年間の平均気温は23.3℃、平均湿度は79%です。気温は年間平均23.3℃で、最も寒い1~2月で15~16℃、梅雨明け後の7月~9月頃は30℃以上の真夏日が続きます。観光で訪れる際、気をつけたいのは5月中旬から6月下旬頃の梅雨と、9月の台風シーズン。特に台風の時季は、強風や大雨で航空機や船舶などの交通機関に影響が出やすくなるので注意が必要です。

宮古島の観光スポット

のんびりとホテル滞在もいいけれど、せっかくの宮古島、色々な場所へ行ってみたい!そんなあなたに向けて、おすすめ観光スポットを紹介します。

与那覇前浜(よなはまえはま)

宮古島に来たらぜひとも訪れたいのが、与那覇前浜ビーチです。透明度の高いブルーの海とサラサラの白い砂浜は、「東洋一」の美しさといわれています。全長約7kmもの広大なビーチと水平線まで続く青いグラデーションの海に、きっと心洗われることでしょう。ビーチの遊泳期間は4月から10月末までと長め。更衣室のほか、トイレやシャワーも完備されており、安心して遊べます。また、ジェットスキーやフライボードなどのマリンアクティビティも楽しめます。

池間大橋

宮古島と池間島を結んでいるのが池間大橋。全長1,425mのこの橋は美しい海の上にまっすぐに伸びており、橋からの眺めはまさに絶景。最高のドライブルートです。ゆっくり景色を楽しみたいのなら、橋のたもとの駐車スペースを利用しましょう。池間島側には展望台があり、そこからの眺めもお勧めです。車を駐車スペースに停めたまま、徒歩で渡ることもできます。

雪塩ミュージアム

宮古島の美しい海でつくられている雪塩。原料となる地下海水には、琉球石灰岩の成分が溶け込んでいます。そのすべてを凝縮するようにつくられた塩がパウダーのように細かい雪塩です。そんな雪塩ができるまでを学べるのが雪塩ミュージアム。製造工程だけでなく、雪塩のおいしい使用法や宮古島に関連する情報など、予約不要でガイドが案内してくれます。ミュージアム内のショップでは、限定品や雪塩関連商品、雪塩ソフトクリームも販売しています。所要時間は、宮古空港より車で約30分です。

東平安名崎(ひがしへんなざき)

宮古島の最東端にある東平安名崎。日本の都市公園百選にも選ばれた国指定名勝です。岬は全長約2km。リーフ内には、幅約6~8mの巨岩が多く打ち上がっており、その迫力に圧倒されます。また、岬内には200種類以上もの植物が群生しており、咲き誇る花の美しさにもまた、自然の素晴らしさを感じることができます。岬の先端には平安名埼灯台があり、高さ24.5m、97段の階段を登ると、まわりをぐるりと海に囲まれた絶景が広がります。

来間大橋

宮古島と来間島を結ぶ来間大橋。全長1,690mの橋です。宮古島と来間島の海峡は流れが早く、絶えず海の水が循環しているため、この橋から見える海は一段と透明度が高くとても美しいのが特徴です。海の色がより美しく見える北向きに歩道があるため、徒歩で渡るのもおすすめ。宮古島側に駐車場があるので車の方はこちらが便利です。

砂山ビーチ

砂でできた山を超えると見えてくるのが砂山ビーチ。サラサラの白砂の砂浜にはヤシガニがのんびり歩く姿が見られ、リゾート気分満載。ビーチの左側にある琉球石灰岩の洞窟もおすすめです。天然のアーチがあり、奥には美しい海が覗き、大自然のコントラストに目を奪われます。

新城海岸(あらぐすくかいがん)

宮古島の東南に位置する「新城海岸」はファミリーにおすすめのビーチ。沖合約500mまで広がるサンゴ礁が自然の防波堤となり、内側の海にはおだやかな浅瀬が広がっています。透明度の高い海の中で、多くの魚を見ることができ、シーカヤックやシュノーケリングに理想的。運が良ければカクレクマノミやアオウミガメにも出会えます。

宮古島のおすすめダイビングスポット

宮古島でダイビングをする場合、おすすめなのは伊良部島と下地島。ダイビングでしか見ることができない、自然がつくった壮大な地形に出会えます。以下、有名ポイントを紹介します。

魔王の宮殿

狭くて暗い通路を抜けると光が差し込む美しい広間にたどり着きます。その様がまるで「魔王の宮殿」だということで名付けられたスポット。広間部分は「エントランス」「メインホール」「寝室」の3部屋。それぞれ上から光が差し込み、その中を魚たちが舞い、水泡がきらめく様にうっとりすること間違いなし。

アントニオ・ガウディ

スペインの建築家「アントニオ・ガウディ」から名前をもらったポイント。彼が手掛けた芸術的な建築群のごとく、ここのポイントはアーチが無数に折り重なり、複雑な形をしています。

天井を見上げると、アーチの隙間からブルーの光がいくつも差し込み、影と光のコントラストに目を奪われます。

通り池

日本で唯一、国が指定する天然記念物のダイビングスポットで景勝地に指定されているポイント。島の内部にある池と海とが海中トンネルでつながっています。ブルーの外海から池に入るにつれ水の色がグリーンに変わっていきます。水温の違う水が接してできる境界面ではブルーとグリーンがくっきり分かれており、ダイバー憧れのポイントとなっています。

また、宮古島はシュノーケリングスポットも豊富。ここでは代表的なスポットを紹介します。

吉野海岸

吉野海岸の特徴は一面のサンゴ礁。ビーチから数メートル沖に行くことでサンゴ礁と色とりどりの魚たちに出会えます。

クマノミやチョウチョウウオなど、カラフルな熱帯魚とサンゴ礁を間近で見られるのは吉野海岸ならでは。シャワーやシュノーケリングセットを貸し出す店があるのも嬉しいポイントです。

イムギャーマリンガーデン

イムギャーマリンガーデンはファミリーにもおすすめのスポット。入り組んだ地形と沖合のサンゴリーフによって、海が大変おだやかなため、子ども連れでも安心。子どものシュノーケリングデビューにピッタリです。ハマクマノミの大群など美しい熱帯魚が集まるため、親も子も感動的な体験になります。

宮古島のおすすめホテル

リゾート気分をより盛り上げるのに欠かせないのが、ホテル。リゾートホテルは単に泊まるだけでなく、部屋のインテリアや窓からの景色にもこだわりがあり、滞在時間をより贅沢に演出してくれます。

宮古島東急ホテル&リゾーツ

東洋一と言われる与那覇前浜ビーチの前に位置するこのホテル。大型サイズに設計された部屋のバルコニーからサンセットを眺めるひとときは、何物にも代えがたい瞬間。前浜ビーチが目の前という立地を活かし、クルージングやシュノーケリングなどのアクティビティも楽しめます。施設内には25mプールと子ども用プールがあり、ファミリーものんびり過ごせます。

宮古島東急ホテル&リゾーツ

宮古島東急ホテル&リゾーツは、東洋一美しいといわれる与那覇前浜ビーチを望むリゾートホテル。自然を満喫できるアクティビティも充実。目の前に広がる紺碧の海と白い砂浜を眺めながら、心やすらぐひとときをお過…

 

シギラベイサイドスイート アラマンダ

このホテルの特徴は客室すべてがスイートルームという点。更に、総客室173室のうちの約半数が、プライベートプールを備えた「プールヴィラロイヤルスイート」と「プールヴィララグーンスイート」という圧巻のスケール。リゾート気分で贅沢に過ごすにはピッタリのホテルです。

 

宮古島のおすすめご当地グルメ

旅行の楽しみの一つはやっぱり食事!せっかくなら、その地ならではの美味しいものを食べたいですよね。

宮古牛

宮古牛はそのほとんどが宮古島を中心とした沖縄県内で消費されるといわれ、「幻の和牛」と呼ばれています。宮古島の照りつけるような太陽の下で、琉球石灰岩の土壌で育った自家製の乾草を食べて育つ宮古牛。その味は、脂にしっかり甘みがあり、けれども決してしつこくなくあっさり。鉄板焼きやしゃぶしゃぶなど、肉の旨味がダイレクトで味わえる料理がおすすめ。

フルーツ

宮古島はフルーツの宝庫。しかも、マンゴーやパイナップル、ドラゴンフルーツ、島バナナなど、日本の他の地域ではなかなかお目にかかれないパッションフルーツが豊富です。なかでもマンゴーは生産量日本一を誇っており、亜熱帯の気候に育まれた宮古島のマンゴーは、糖度も風味も格別です。

宮古そば

有名な沖縄そばのなかでも、「宮古島発祥」のものを「宮古そば」といいます。一番の特徴は肉やかまぼこなどの具を麺の下に隠す点。麺はストレートの平麺が一般的です。卓上の調味料で自分流の味付けをするのが沖縄そばの特徴ですが、通常のコーレグースや七味などの他に、カレー粉や雪塩が置いてあるのも「宮古そば」ならではです。

オプショナルツアー参加で、ワンランク上の宮古島滞在を

写真でしか見たことのないようなブルーの海と、ゆったりとした離島の空気。忙しい日常を忘れさせ、贅沢な時間を過ごすことができるのが宮古島です。離島とはいえ直行便もあり、気軽にアクセスできる点、美しいダイビングスポットが多い点など、魅力も盛りだくさん。また、オプショナルツアーに参加することで、自力ではなかなかたどり着けない経験もできます。ベルトラでは、宮古島での滞在がより一層楽しくなるツアーを豊富に取り揃えています。ぜひ一度訪れてみてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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