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新装オープンのカフェ|3つの視点で個性&魅力を徹底特集

海外旅行や遠出が以前のように出来なくなってしまった今、自粛生活も長引き、心を開放できる場所をお探しではないですか。

そんな時は、カフェでホッと一息付きながらひと味もふた味も違った体験をしてみませんか。この記事では、3つの視点から個性溢れるカフェをご紹介します

2020/10/02

インテリアがお洒落でインスタ映えするカフェ

NIKKA BLOCK Café (ニッカブロックカフェ)原宿

カフェの特徴、説明

2020年3月に世界の多様文化が集まる「原宿」に新しくオープンしたのが、この NIKKA BLOCK Café  到着すると目にも鮮やかなウォールアートやインテリアが目に飛び込んできます。色鮮やかでビビットな色彩で、何とも不思議な絵やパターンが心地よくも日常とは異なる空間へ誘い込みます。

椅子の形や使用されている材料も、目に新しく面白みさえ感じるでしょう。

それもそのはず。このカフェは「リフォーム会社がカフェを開いたら」をコンセプトに、原宿という文化発信地でも埋もれないような「多様性」を追求したビジュアルにこだわった結果です。

アールブリュットと呼ばれる芸術作品を中心にアレンジされたカフェ内装や、遊び心溢れたインテリアにも注目して、ポップなカフェタイムをお過ごしいただけます。

アールブリュット

アールブリュットとは、「生(き)の芸術」というフランス語で、正規の芸術教育を受けていない人による、自由で無垢な芸術作品のことです。1945年にフランス人画家ジャン・デュビュッフェが創り出した言葉で英語では「アウトサイダー・アート」と訳されています。

NIKKA BLOCK Café では、本社のある名古屋の養護施設の生徒による展覧会をたまたま訪れた際に作品たちに感銘を受け、カフェインテリアのデザインにぜひ活用したいと思ったそうです。

インテリア

カフェの正面入り口には静岡県「富岳会」の絵画療育作品を採用しておりインパクトは絶大です。また、外壁や机、椅子には展示会で見た名古屋市の天白養護学校の生徒の作品をニッカブロックに印刷し、ふんだんに使用されています。

椅子やテーブルにはニッカブロックだけではなく、バスタブやトイレの便器部分を利用したものもあり遊び心満点です。2階のイートスペースには電源コンセントもあるので、PCを使ってちょっとした仕事やスマホ充電もできます。

看板メニュー、おすすめメニュー

ココナッツサバカレーガパオライスなど約5種類のライスディッシュは全て店内仕込みで真心を込めて調理しています。サラダ、デザート、カフェメニューも充実していることはもちろん、アルコール類も提供しているのが嬉しいですね。

NIKKA BLOCK CAFE 原宿店

原宿駅から徒歩4分。自然溢れる落ち着いた空間を体感できるカフェです。

REWILD OUTDOOR TOKYO 日本橋

カフェの特徴、説明

2020年6月にビジネス街の真ん中日本橋に誕生したのが、まるで森の中で過ごしている錯覚を起こしてしまうようなキャンプ体験が出来るカフェREWILD OUTDOOR TOKYO です。

以前より千葉県で「初心者でも楽しめる」と「音楽を楽しむ」の2つのコンセプトでグランピング・アウトドア施設を運営している「REWILD(リワイルド)」が、今回3つ目の場所として東京・茅場町に、森で遊んでいるような感覚になれるアウトドアカフェをオープンしました。

本物のキャンプ場のような内装と演出

そうは言ってもスペースの限られている茅場町のビジネス街。周辺にもオフィスビルが並んでいます。その限られた空間の中でも、まるで大自然の中に瞬間移動したような演出が節々に施されています。

カーペットの緑色にはじまり、天井からも沢山の緑色が生い茂り所々に大木が生えています。

また、店内には焚き火や実際に食材をバーベキュー調理できる焼き場があり、「カフェ」という言葉には収まりきらないほどの仕掛けです。ハンモックで休む事もできますし、コミュニケーションスタッフも常駐しているので調理のアドバイスなどを伺いながら会話も一緒に楽しむことも可能です。

看板メニュー、おすすめメニュー

11時から14時は朝食&ランチタイムでアウドドア感たっぷりのホットサンドやこだわりのコーヒーを提供しています。14時から22時のディナー&キャンプタイムはバーベキューにピッタリのボリュームたっぷりのベーコンやソーセージをご用意しています。調理体験をしながら食べることができ、通常のレストランでの食事とはひと味もふた味も違った気分で味わえます。

リワイルド カフェ アウトドア トーキョー|REWILD CAFE OUTDOOR TOKYO

都会の森であそぶ アウトドアカフェ REWILDは、キャンプ体験サービスを通じ、アウトドアの素晴らしさを体験していただくと同時にコミュニティを創造します。

一人でも気兼ねなく行ける、ゆったりできるカフェ

attic room 靖國外苑

カフェの特徴、説明

靖國神社は2019年に創立150年の節目の年を迎えました。この記念事業の一つ「外苑整備工事」の一環として、外苑内に休憩所として新しいカフェがオープンしました。

約100席の広々としたスペースですが、その約半分がテラス席になっており、参拝者のみならず、より多くのお客様に利用していただけやすい設計になっています。

インテリア

内装は「古き良き時代の喫茶」を彷彿とさせるソファーやアンティークチェアが並んでいます。椅子も暖かみのあるウッドチェアや背もたれに色(淡い赤色やグリーンなど)が付いたものなど様々ですが、なぜか統一感がありどこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。

店内の照明もオレンジ色の優しい光が印象的で、昭和の洋館のような落ち着いた空気感を演出しており、ついつい長居してしまいそうです。

看板メニュー、おすすめメニュー

ランチメニューは週替りで、季節の食材を生かしたメニューが提供されます。2020年には週末を中心にディナー営業もスタートする予定で、お食事と豊富なアルコール類も楽しめ、カフェの領域を超えてレストランとしても利用できそうです。

コーヒーや紅茶、デザート類はお持ち帰りも可能です。

早朝から開いてるカフェ

ハギカフェ

誕生秘話

1955年から木造アパート「萩荘」として、2004年からは東京芸術大学の学生によってアトリエ兼シェアハウスとして使われていた建物を2013年3月「最小文化複合施設」としてオープンさせました。

1701年(元禄十四年)より当時の谷中新堀村螢沢、現東京都台東区谷中に本堂を構える妙祐山 宗林寺。当時より境内には多くの萩が植えられ宗林寺は「萩寺」の愛称で親しまれていました。その名前にあやかって「萩荘」と名付けられたこの建物は、老朽化が進み解体する方向性が固まっていたとのこと。有終の美を飾る思いで、学生やアーティストにより最後に開催されたグループ展「ハギエンナーレ2012」は思いの外大反響となり、解体計画は撤回、「最小文化複合施設」として生まれ変わることとなったのです。

HAGISOの特徴、説明

1階にはカフェ(HAGI CAFE)、ギャラリー(HAGI ART)、レンタルスペース(HAGI ROOM)。2階にはホテルのレセプション&ショップ(hanare)、設計事務所(HAGI STUDIO)があります。

カフェの周りのアートギャラリーでは、若手アーティストの作品が展示されており、2階ではHAGISOや東京芸術大学ゆかりのアーティストが手掛けたアクセサリーや小物を購入できるショップもあるので是非お立ち寄りください。「世界中を探しても、東京という都市にしかない人、文化を育む場所」を目指して、小さい場所からとてつもない引力を放っているような、アーティストの情熱が詰まった素敵な場所です。

看板メニュー、おすすめメニュー

カフェでは、一杯一杯丁寧に淹れるハンドドリップコーヒーや、地域の野菜や食材を使った季節限定メニューをいただくことができ、自家製ケーキやパフェも用意しています。

そんなHAGI CAFEのおすすめは「旅する朝食」と題して期間ごとに日本各地の食材を使った朝定食がいただけることです(提供時間 8:00~10:30)現在は第10期を迎え、「東京」を特集しており(期間:2020年7月~2021年6月)、今までも島根県、滋賀県、香川県、福井県など日本各地の美味しいものを使い、まるでその地に旅行にいったような気分にさせてくれます。

また、2020年秋には、ディナーの料理コースがリニューアルされたり、女性限定の〆パフェコースなども追加され、お食事処としての魅力も増すばかりです。

ふっと日常を飛び出して、心からのリラックスを

単なる「コーヒーが飲める場所」ではなく、オーナーの想いを感じられたり、エンターテインメントで溢れていたりと自分が知らなかった世界をも見せてくれる個性的なカフェたち。

「いつものコーヒーを一杯」ついでに、新しいカフェに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

こんな時代だからこそ、身近である「コーヒーを飲む」「食事をする」というごくごく日常的な生活の一部を、特別な体験にしたいですね。

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