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沖縄で星空を楽しむならここ!日本初の「星空保護区」は魅力いっぱい

日本初の「星空保護区」に認定された西表石垣国立公園(いりおもていしがきこくりつこうえん)をはじめとして、美しい星空に出会える沖縄県。この記事では、沖縄本島と離島の星空スポットや星空をより楽しめるホテルを紹介します。

2020/02/18

沖縄の星空スポット【沖縄本島】

沖縄本島でも北部を中心に、美しい星空を観測できるスポットが多くあります。整備された駐車場やトイレが完備されている場所もあり、天体観測初心者や気軽に星空を楽しみたい人にもピッタリです。

辺戸岬(へどみさき)

沖縄本島北部にある辺戸岬は、沖縄本島の最北端にあります。周囲に若干の明かりがあるものの、水平線の近くまで満点の星を見ることができます。辺戸岬周辺にあるヤンバルクイナ展望台もおすすめスポット。ただし、駐車場までの道が細く暗く危険なので、運転には十分に注意しましょう。

那覇空港から車での所要時間は、高速道路を利用して約150分程度です。

茅打ちバンタ(かやうちばんた)

沖縄本島北部にある茅打ちバンタでは、「天の川がはっきりと分かる」と言われるほど、絶景の星空を見ることができます。街の明かりもとても少なく、それ故に星空も美しいのですが、行き帰りの道も大変暗いため運転には気をつけましょう。那覇空港から車での所要時間は、高速道路を利用して約150分程度です。

万座毛(まんざもう)

沖縄本島北部の恩納村に位置する万座毛は、沖縄県を代表する景勝地として昼間も人気ですが、夜は絶景の星空が見られるスポットになります。比較的アクセスしやすく、天候などの条件が良ければ天の川がくっきりと見えることもあります。美しい夕日が見られるサンセットスポットとしても有名なので、日暮れから夜まで滞在するのも良いでしょう。那覇空港から車での所要時間は、高速道路を利用して約55分です。

残波岬(ざんぱみさき)

沖縄本島の中部にある残波岬。ここでも美しい満天の星空を見ることができます。夕日が最後に沈む場所としても有名なので、サンセットの時間に合わせて訪問し、星空が出るまでのんびり過ごすのもおすすめ。那覇空港から車での所要時間は、高速道路を利用して約60分程度です。

国頭村森林公園(くにがみそんしんりんこうえん)

沖縄本島北部にある国頭村森林公園は、広く整備された駐車場があり、トイレなども完備されているため小さな子がいるファミリーでの星空観察にぴったりのスポット。キャンプシーズンは多くの人が訪れ賑やかな雰囲気になりますが、その分気軽に星空を楽しめます。那覇空港から車での所要時間は、高速道路を利用して約150分程度です。

浜比嘉島(はまひがじま)

沖縄本島中部のうるま市から、海中道路を渡った先にある浜比嘉島。海中道路の途中からぐっと周りが暗くなりはじめ、島内は明かりも少なく、美しい星空を見ることができます。那覇空港から車での所要時間は、高速道路を利用して約90分程度です。

百名ビーチ(ひゃくなびーち)

沖縄本島南部にある百名ビーチは観光化されておらず、昼間も空と海と砂だけがある静かなビーチ。閑静な場所にあるため、星空観測スポットとしてもぴったりです。昼間でも入り口がわかりづらいため、夜間に行くためには事前の下見をしておくと安心。那覇空港から車での所要時間は、高速道路を利用して約45分程度です。

沖縄の星空スポット【離島】

沖縄県にある離島は沖縄本島よりも人口が少ないため周辺の明かりが少なく星空を見るには絶好の場所です。クリアで美しい星空が見られるだけでなく、南十字星など北半球ではなかなか見られない星座を見ることも可能です。ただし星空観測スポットまでの道のりも街灯がなく暗いことが多いため、ガイドツアーに参加するのがおすすめです。

西表石垣国立公園

2018年3月に日本初の「星空保護区」に認定された「西表石垣国立公園」。八重山諸島で一番大きい西表島にあります。西表島は面積の約9割が自然林で覆われているため、夜は暗く、星空を見るにはぴったり。また西表島では四季を通じて、全部で88ある星座のうち84星座を見ることができます。西表石垣国立公園は、公園といっても91,676ヘクタールもの広大な場所。夜間の運転に自信がない場合や土地勘がない場合は、星空ツアーなどのオプショナルツアーに参加すると安心です。

古宇利島(こうりじま)

沖縄本島から橋でつながっており、車でも気軽にアクセスできる古宇利島。島内は街灯が少なく、星空が綺麗に見えます。島内の展望台「古宇利オーシャンタワー」は夜には「星空タワー」としてオープンしており、星空鑑賞をはじめとしたさまざまなイベントを行っています。

石垣島天文台

石垣島を含む八重山諸島は、街灯などの明かりが少ない上に、上空の偏西風の影響を受けづらく星空をクリアに観察できる場所。そんな石垣島にある石垣島天文台では、九州沖縄最大級の「むりかぶし望遠鏡」を備えており、週末の夜間に天体観望会を開催しています。太陽系の惑星や星雲など、テレビや図鑑でしか見たことのない光景が見られますよ。

波照間島星空観測タワー

日本最南端の有人島である波照間島にある波照間島星空観測タワー。3階建ての建物で、屋上には開閉式の天体ドームがあり、望遠鏡が設置されています。望遠鏡での天体観測やガイドによる星空観察会も開催されていますよ。ただし、夜間の開館は不定休なため、事前に確認してから行きましょう。南十字星の観測時期は12月から6月です。

黒島の伊古桟橋

黒島も星空の観察に最適なスポット。石垣島のように大きな市街地がないために明かりが少なく、視界を遮る大きな山もないため星空の美しさは格別です。そんな黒島の星空観察スポットのおすすめは伊古桟橋。八重山諸島では最も長い桟橋で、視界が360度ひらけているため、星空に包まれるような体験ができますよ。

竹富島の西桟橋

石垣島からフェリーを利用して10分ほどで到着する竹富島。西桟橋は、青い海にすっと伸びる白い桟橋が美しく、昼間もフォトスポットとして人気です。夕日が沈んだ後は、天の川まで見ることができる絶景の星空スポットになります。

沖縄で星空が楽しめるホテル

オプショナルツアーなどで出かけて星空を楽しむのも良いですが、ホテルの施設内でリラックスした気分で見上げる星空もまた最高です。ここでは星空を楽しめるホテルを紹介します。

はいむるぶし

八重山諸島の離島のひとつである、小浜島にあるリゾートホテル「はいむるぶし」。ホテル内には満天の星空を眺めながら食事やお酒が楽しめる星空カフェがあります。降るように美しい星空をバックに写真撮影をしてくれる、星空写真館のサービスもうれしいですね。

 

星のや 竹富島

余分な明かりがなく、天の川もはっきりと見える竹富島の夜空。この夜の暗さを守るために、リゾートホテル「星のや 竹富島」では道端の灯りも足元を照らすのみ。ホテルの敷地内からも美しい星空を見ることができます。

星のや 竹富島 - HOSHINOYA Taketomi Island

沖縄のリゾート、星のや竹富島。石垣島から10分。琉球建築の客室、プールやマリンアクティビティ、世界で評されたフレンチで至福の島時間。ご予約は当サイトが最もお得です。

 

慣れない場所での星空観測はオプショナルツアーで

美しい星空を見る条件は、できるだけ明かりが少なく、真っ暗な場所であること。そのため星空観測スポットは、郊外の暗い場所で道幅も狭く、夜間のアクセスが難しいという一面もあります。運転に不慣れな場合や、旅先で土地勘がない場合は、無理に出かけようとせず、オプショナルツアーに参加することをおすすめします。ベルトラでは、ガイドが安全にスポットに連れて行ってくれるだけでなく、星空について専門的な話が聞けたり、撮影がついていたりするツアーなどを豊富に用意しています。自分に合ったツアープランを見つけて、最高の星空に出会いましょう。

 

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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