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おきなわワールドとは?沖縄の伝統体験、鍾乳洞など魅力満載!

東京ドーム4個分にもわたる広大な観光施設「おきなわワールド」。沖縄旅行に欠かせないスポットとして知られ、沖縄の歴史と自然の営みを楽しむことができます。この記事ではアクセスや料金などの基本情報、見どころや周辺のおすすめホテルなどを紹介します。

2020/07/22

おきなわワールドの基本情報

まずは場所やチケット料金などの基本情報をお伝えします。知っておくと便利な沖縄の気候についても事前にチェックしておきましょう。

南城市にあるテーマパーク

沖縄県南城市にある観光地で、沖縄の歴史や文化、自然の魅力がつまっています。まだ沖縄がアメリカ統治であった1967年3月、愛媛大学学術探検部の調査隊によって探検、調査された鍾乳洞「玉泉洞」は1972年に一般公開されました。県民で知らない人はいないほど有名な玉泉洞を起点に地上エリアを充実させ、沖縄の重要な観光施設として1996年にリニューアルオープン、現在のおきなわワールドとなりました。

アクセス

おきなわワールドは比較的空港に近い便利な場所にあり、住所は沖縄県南城市玉城字前川1336番地です。アクセス方法はレンタカーやタクシー、モノレール+バスなどです。各手段の値段や所要時間について見ていきましょう。

■那覇市内、那覇空港からの行き方

レンタカーやタクシーで行く場合は、那覇市中心部の国際通りからおきなわワールドまで車で約30分で到着します。那覇空港からも那覇市内からも距離は大体同じなので、空港からでも約30分で到着します。沖縄自動車道の南風原南ICで下り、約10分ほどです。

タクシー料金はおおよそ3,000円前後です。人数が多い場合は割ることができ、荷物の持ち運びなども考えずに済むので気軽に利用できます。

バス、モノレールの場合、公共バスを利用するルートでは「那覇バスターミナル」より乗車し、「玉泉洞駐車場」で下車します。その後徒歩約2分で到着します。

「那覇バスターミナル」の最寄り駅はモノレール(ゆいレール)の「旭橋駅」です。

空港から「旭橋駅」までのモノレールの料金は大人270円、小人140円です。「那覇バスターミナル」から「玉泉洞駐車場」までのバス運賃は590円ほど、所要時間は約1時間です。

※時間によっては那覇空港「国内線旅客ターミナル前」からも発車しています。その場合の運賃は690円です。

ゆいレール|沖縄都市モノレール

沖縄都市モノレール「ゆいレール」のオフィシャルwebサイトです。時刻表や運賃案内、企業概要などをご案内しています。

営業時間

2020年4月1日から、期間未定で営業時間が通常より30分短縮になりました。変更後は9:00~17:30で、最終受付は16:30となっています。

チケットの値段

おきなわワールドは有料の施設が3つあります。チケットも行きたい場所に合わせて選びましょう。

・フリーパス券(入園券&ハブ博物公園):大人1,700円、小人(4歳~14歳)850円

・入園券(玉泉洞&王国村):大人1,300円、小人(4歳~14歳)650円

・ハブ博物公園券:大人650円、小人(4歳~14歳)330円

■団体割引

15人以上の団体利用は割引になります。

・フリーパス券(入園券&ハブ博物公園):大人1,450円、小人(4歳~14歳)730円

・入園券(玉泉洞&王国村):大人1,100円、小人(4歳~14歳)550円

・ハブ博物公園券:大人550円、小人(4歳~14歳)280円

■年間パスポート

おきなわワールドにはお得な年間パスポートもあります。大人4,000円、小人2,000円で購入が可能で、全てのエリアの利用ができます。家族の割引や一部商品を除いた園内でのショッピング、飲食、体験プログラムなどで特典があります。

■前売券

ウェブで事前に購入することで割引になるチケットを販売している場合もあります。沖縄観光の行程に事前に組み込むことがわかっているなら、お得なチケットをチェックしてみてください!

天気

沖縄南部にあるため、北部よりは少し高いと思っておくといいかもしれません。一番過ごしやすいと呼ばれている時期は「うりずん」と呼ばれ、4月ごろになります。梅雨は本土より早く、ゴールデンウィーク明けごろから始まります。7月、8月は発生した台風が直撃するケースが多くなっているので注意しましょう。

気温としては沖縄は亜熱帯気候なので年中温暖なのが特徴で、冬でも平均気温が16℃前後です。亜熱帯地域であることから晴れのイメージが強い沖縄ですが、意外と降水量が多くスコールが降るので雨具は必須です。

おきなわワールド観光の見どころ

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見どころ満載のテーマパークなので、どこに行けばいいのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。効率よく周るために、事前にどんなものがあるのかチェックしておきましょう。

鍾乳洞・玉泉洞

おきなわワールドを訪れたら必見の場所です。約30万年を経てできた全長約5kmの琉球石灰岩でできた鍾乳洞です。国内最大級、東洋一美しいといわれる天然記念物で、洞内の鍾乳石の数は国内最多の100万本以上です。今でも成長し続けているという鍾乳石は3年に1mmのスピードでのびるといわれ、県外の鍾乳洞と比較しても早いとのこと。890mほどまで一般公開され、あとは研究用の場所となっています。

工芸体験

おきなわワールドでは、沖縄の伝統工芸を自分の手で作る体験ができます。オリジナルのものを作ってお土産として持ち帰るのもいいかもしれません。おすすめの体験をいくつか紹介します。

■琉球ガラス

戦後にアメリカ人が持ち込んでいたとされるコーラ瓶を再利用したことから始まった琉球ガラス。体験では6種類ほどの形から選び、本格的な工房で職人が教えてくれます。丁寧に教えてくれるので子供でも安心して楽しめるでよう。

■紅型

400年余りの伝統がある琉球の染め物で、「紅型(びんがた)」の「びん」は色彩、「がた」は「模様」の意味があるといわれています。独特で色鮮やかなデザインが特徴で、好きな色でコースター、バンダナ、バックなどの小物に染める体験ができます。

■ウージ染め

ウージとはさとうきびのことで、ウージの葉と穂を煮出してできた染料を使った製品を作ることができます。淡い緑や黄色でできるコースター、巾着などに色付けする体験で、所要時間は約30分です。

写真撮影

沖縄らしい写真を撮りたいときも、おきなわワールドがおすすめです。ユニークな方法で写真撮影をより楽しめます。

■民族衣装の着付け

琉球写真館では琉球王国時代の偉い人だけが着用していた伝統衣装を着付けしてくれます。琉球人になったような気分を味わえる特別な体験です。高貴な人達しか身につけられなかったといわれる伝統ある衣装で、男性用もあるのでカップルでも楽しめます。国の有形文化財登録原簿に登録された「琉球王国城下町(旧民家群)」で撮影すればまさにそこは琉球王国時代。訪れたらぜひ試してみてください。

■白蛇との撮影

金運の象徴とも呼ばれる白蛇は見られるだけでも貴重なのですが、ハブ博物公園ではその白蛇を首に巻きながら撮影できます。とても大きいのでびっくりしますが、意外とすべすべ肌で、触れることができるのは貴重なので興味のある方はぜひトライしてみてください!

スーパーエイサー

約400年の歴史を持つ、沖縄の代表的な伝統芸能であるエイサーを目の前で見ることができます。エイサーは本土でいう盆踊りにあたる演舞で、旧盆(旧暦7月15日)にかけて先祖が問題なく天に帰れるよう、そして家内安全、健康を祈願して踊るものです。獅子舞やアンガマ、四つ竹など、エイサー以外の伝統芸能も一緒に楽しめます。おきなわワールドでは毎日公演していますが、最新情報は以下の公式サイトもご確認ください。

ハブのショー

毎日5回公演が行われる20分間のハブのショーです。なかなか見ることのできないハブの攻撃の瞬間などを楽しく、そしてドキドキ感たっぷりで伝えてくれます。

猛毒のウミヘビと可愛いマングースの対決も見られます。せっかくの機会なので、ぜひお見逃しなく!

セグウェイツアー

セグウェイで園内の散策を楽しめる有料のガイドツアーもあります。始める前に練習の時間も用意されているので安心です。おきなわワールド内を、普段は通れないコースも合わせてガイドが案内してくれます。所要時間は1時間前後で1人5,000円+税、1日4回を目安に行われます。興味のある方はチェックしてみてください。

ランチバイキングなど園内の食事処

園内の「健食バイキングちゅら島」では、名前の通り健康を意識した料理を常時80種類以上揃えたバイキングを堪能できます。こだわりの新鮮な沖縄食材を食べ放題で楽しめる贅沢なレストランです。キッズルームや座敷も完備されているので家族連れに特におすすめです。

そのほか、「沖縄そば自慢 なんと屋」は入場券なしで入れる無料エリアのお店なので誰でも利用できます。店名の通り、こだわりをもった自慢の沖縄そばが名物です。小麦粉100%で作られたそば麺と、鰹ダシのきいたスープで旨味があふれています。その他にもソーキそばやあぐー豚丼、小腹が空いたときにもちょうど良い量のあぐー肉まんなどのメニューもあります。

お土産

おきなわワールドには沖縄土産が何でも揃ってしまうような国内最大級の「おみやげ専門店街」があります。定番の紅芋タルトやちんすこうはもちろん、島ぞうりやかりゆしウェア琉球ガラスまでさまざまなお土産を販売しています。職人が丁寧に手作りで仕上げた「まるごとパインカステラ」は人気ナンバー1のお土産。パインの風味がたっぷり感じられ、南国フルーツの甘味が口の中いっぱいに広がります。ハブ博物公園オリジナルのグッズ南都酒造所のビールハブ酒などもぜひゲットしてほしいお土産です。じっくりとショッピングを満喫しましょう。

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観光の所要時間

体験するものによっても大きく変わってきますが、4時間は見ておくとよいでしょう。玉泉洞は約30分~1時間で見学できます。体験メニューは約5分~約1時間30分と幅広く、ガイドツアーにも参加するならそのツアーの所要時間を事前にチェックしておくのが安心。効率よく周るためには、地図も確認しておくことをおすすめします。

■付近のガンガラーの谷もおすすめ

おきなわワールドの前、道路を挟んだ先には「ガンガラーの谷」という観光スポットもあります。数10万年前まで鍾乳洞だったのが崩壊してできた自然の谷間で、約1万8,000年前に存在していた古代人である「港川人」の居住跡も残っている貴重な場所です。ガイドツアーを予約してのみ見学可能です。徒歩2分ほどの距離なので、時間がある人はぜひ訪れてみてください。

おきなわワールド周辺で食事が楽しめるお店

周辺のレストランを2つ紹介します。観光の前後に立ち寄れるので、スケジュールに合わせてチェックしてみてください。

ケイブカフェ

徒歩圏内のガンガラーの谷のツアー集合場所になっている洞窟内のカフェです。大きな洞窟をそのまま利用しているので、大自然の神秘的な空間で食事や休憩ができます。ツアーに参加しなくても無料で利用が可能です。食事やドリンク以外にも、スイーツや沖縄の地ビールも楽しめます。

浜辺の茶屋

新原ビーチにあるロケーション抜群のカフェで、海を見ながらゆっくりと過ごすことができます。海ぶどうのフレッシュサラダや県産食材を使ったケーキなど、沖縄を感じられるメニューが豊富です。泡盛を使ったカクテルもあるので、興味のある方はぜひ試してみてください。

浜辺の茶屋|さちばるやーどぅい

HOME お知らせ メニュー ロケーション 「こんな場所にカフェを建てても人は来ないよ」と 多くの人に言われた。それでも、諦めることなく、 石を積み続けた。 「喫茶店という空間が好きだったの。あの場…

おきなわワールド周辺のおすすめホテル

那覇市内、空港にも比較的近いのでおきなわワールド周辺のホテルはおすすめです。滞在時間を充実させてくれるホテルを紹介します。

百名伽藍

久高島を望む絶景ホテルで、最上階の貸切露天風呂は宿泊者が無料で利用できます。赤瓦や琉球石灰岩など沖縄の素材を使用した造りの客室で、沖縄に住んでいるような雰囲気を味わえます。全客室、海が一望できるのも魅力です。おきなわワールドからはバス、車で40分ほどの距離です。

百名伽藍 - Hyakuna Garan | 沖縄リゾートホテル

沖縄県南部、海と山が広がる大自然の中にある隠れ家的リゾートホテル

ザ・サザンリンクスリゾートホテル

ゴルフ場が併設されています。客室からはきれいな緑のゴルフコースと青い海を見渡すパノラマが楽しめます。1日限定1室でペット(犬)と一緒に泊まれる客室があります。琉球料理や創作料理を堪能できるガラス張りのレストランや、緑を見ながら軽食をリーズナブルに味わえるレストランも魅力的。おきなわワールド、ガンガラーの谷までは車で約15分と好立地です。

沖縄のホテル|ザ・サザンリンクス リゾート【公式】全室オーシャンビュー

沖縄でのご宿泊&ゴルフプレーには、全室オーシャンビューのザ・サザンリンクスリゾートへ。リゾート&ゴルフの聖地である当ホテルでは、ため息が出るほどのロケーションで大切なひとときをおもてなしいたします。…

おきなわワールドに行くなら事前にチケットを確保しよう!

現地に行ってからの購入でもいいですが、行くことが決まっているなら事前にチケットを予約しておくとスムーズです。ベルトラでは入場券、そしておきなわワールドを含んだバスツアーなども簡単に予約することができます。ぜひ利用してみてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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