待ちに待った海外旅行。現地ではトラブルなくスムーズに観光を楽しみたいものですね。
日本とは状況が違ったり、意外と気付かない難点があったりなど、旅行準備は1日では出来ない時間がかかる作業です。
この記事では、安心して海外旅行にお出かけいただけるようなヒントを紹介していきます。
現地で失敗しないように役立てていただけると幸いです。
せっかくの旅行、ましてや海外となれば勝手も違い、言語も異なり、「これがないと旅行どころではない」という忘れ物は何としてでも回避したいところ。
現地でトラブルにならないために、また、万が一トラブルに巻き込まれた際に瞬時に対処できるように、必需品のパッキングは一番最初にやりましょう。
何が何でも忘れてはならないのはパスポート。有効期限が帰国予定日より半年以上あるかどうかを確認してください。パスポートを忘れたことを空港で気づき、予定の便に搭乗できなかったという惨事は、よくあるトラブルの一つです。
また、観光にビザ(VISA)申請が必要な国も多くあります。ご自身の訪問国についてビザの必要有無をしっかりと調べ、事前の申請漏れのないようにご注意ください。
加えて、海外では多額の現金を持ち歩くのは危険なので、現金は必要最低限としクレジットカードを持参されることを推奨します。クレジットカードはホテルのチェックイン時にデポジットとして要求されることもあるので、最低一枚は持参するのが安心です。
最後に、現地でトラブルにあった際の緊急連絡先や国際電話のかけ方などもメモして持参し、気が動転しても迅速に対処できるよう事前準備が大切です。そのため、パスポートやクレジットカードのコピー(控え)を用意しておくのも安心ですね。
海外旅行ともなると、フライト時間が10時間を越えるということも。
目的地に行くための移動手段でしかないのですが、出来る限り快適にリラックスして過ごしたいものですよね。
そのため、安眠グッズや常備薬などは手元に置いておくのがいいでしょう。預け荷物のスーツケースに入れてしまわないよう、パッキングの際にご注意ください。
飛行機内はとても乾燥するので喉を守るマスク、睡眠時に重宝するネックピロー、アイマスク、耳栓、足のむくみを防ぐスリッパなど、機内を快適に過ごすグッズは沢山あるので参考にしてください。
また、10時間を越える長時間フライトでは複数の食事や睡眠時間もあると思うので、コンタクトレンズ、メガネ、歯ブラシなどもあるとよりいいでしょう。
最近では、音楽や動画を事前にダウンロードできるサービスもあるので、離陸前にダウンロードしておき機内ではスマートフォンで自分の好きな映画を楽しむのもいいですね。その際は早く充電切れしてしまうので充電器を忘れずに手荷物に入れておきましょう。
なお、パスポート、財布、携帯電話などの貴重品は肌見放さず身につける、目の届く足元に置くなどして細心の注意を払ってください。
一般的に危険物と言われるものに関しては、機内持ち込みもお預けも出来ないのでご注意ください。花火やクラッカーなど発火性のあるもの、70度を超えるアルコール、殺虫剤などの有毒物質など、荷物に含まれる場合は、出国前に出発保安検査場に設置されている「放棄品箱」などにて廃棄をお願いします。万が一持ち込んでしまった場合は、各国の法令により、罰則・罰金が課せられる場合がありますので細心の注意を払ってください。なお、規則詳細は航空会社によって異なりますので、ご利用のエアラインを出国前に確認いただくようお願いします。
また、液体物は100ml(100g)の内容量以下に収め、1リットル以下のジッパー付きプラスチック製袋に入れれば機内持ち込みが可能です。
機内持ち込み・お預けいただけない危険物の代表例(国土交通省ホームページ)PDF
日本でも「南国の楽園」というイメージが強いハワイ。年間を通して雨が少なく、気温も24℃~30℃ほどと大変過ごしやすいです。そのため服装もTシャツに短パン、サンダルなどの軽装で十分。現地でハワイらしいシャツを購入しても気分が上がりますね。過ごしやすい気温ですが注意したいのが紫外線の強さです。外を歩く時は帽子やサングラスを着用することをおすすめします。また、日焼け止めも必須です。現地調達も可能ですが海外製品は肌に合わない場合もありますので、自分に合うものを持参するのがおすすめです。海に行く場合は、水着の上に羽織るラッシュガード等あるとより安心です。
なお、ハワイでは2021年1月1日から、サンゴ礁への有害が指摘されている成分を含んだ日焼け止めの販売を禁じる法案が成立しました。サンゴ礁にやさしい日焼け止めを使用することも自然への配慮に繋がりますので、ご参考にしてくださいね。
ハワイのサンゴ礁が白化して、死んでいるのを知っていますか?アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、ハワイ島で56%、マウイ島で44%、オアフ島で32%のサンゴ礁が白化を受け死滅していると言われていま…
タイやベトナム、カンボジアなどの東南アジアは、3日程度の連休でも行ける近場の旅行先としても大変人気を博しています。
東南アジアで外せないのは「寺院巡り」や「遺跡巡り」ですが、現地の人々にとっては神聖なる信仰の場所です。そのため、観光で訪れる際は節度ある服装を心がけてください。湿度が高く蒸し暑い日でも、タンクトップ、ホットパンツ、かかとのないサンダルなど、極度に肌の露出が多いものは入場できない場合もありますので十分に注意しましょう。そのため肩から羽織れるカーディガンやストールがあると安心です。朝晩の防寒対策にもなるのでたたんでバッグに忍ばせておくといいでしょう。
また、水道設備が整っているトイレなども日本のように各所にないので、ポケットティッシュやウェットティッシュを多めに持っていくといいでしょう。
ヨーロッパの電源プラグはCタイプの変換プラグがあればほとんどの国で使用可能です。しかし、イギリスやアイルランドは対応しておらず、トランジットで立ち寄る国がある場合、プラグ型が異なる可能性があるので、全世界対応用の変換プラグがあると便利かもしれません。
また、ヨーロッパではいつもと違った気分で少し高級なホテルやレストランを旅程に盛り込むのも楽しみの一つですね。プランによってはドレスコードが設けられている場合があるので出国前に再確認してください。
いくら準備万端に備えても、旅先で予想もしなかった事態が起きたり、季節外れの悪天候などに見舞われたりしたら、折角の旅行も気分が落ちてしまいます。
まず、預けた荷物は手荒く扱われてしまう可能性も否定できません。
スーツケースを施錠するのは当然ですが、安心のためスーツケースベルトを付けるのを推奨します。万が一の衝撃で鍵が空いてしまった場合でも中身が散乱するのを防げます。
また、旅行中の急な怪我や病気、荷物の盗難などに備えて、海外旅行保険には必ず加入しましょう。ロストバゲージやフライト欠航による代替フライト手配、宿泊費負担などもカバーできるプランもあるので、安心・安全に旅行を楽しむため自分にあったプランを選択してください。
加えて、折りたたみ傘やレインコートなどの雨具は「いらないかな?」と思われがちですが、突発的に雨が降った時にサッと取り出し観光を続けることができます。海外では日本のようにすぐにはコンビニエンスストアがないことも多いです。カバンのスペースに余裕があれば入れておくのを推奨します。
外で過ごすことが多くなりそうな方、自然の中へツアーへ出かける方はぜひ虫よけグッズを持っていくといいでしょう。身体を拭くだけで虫よけになるシートタイプのものがかさばらないのでおすすめです。
また、滞在期間が1週間以上の長期に渡る場合は、洗濯洗剤を小さなボトルなどに入れて持参すると、ホテルのランドリーやバスルームで洗濯できるので便利です。
なお、海外ではフリーWi-Fiスポットも多くありません。スマホで気軽に調べられないこともあるので、ガイドブックや地図、会話集もあると困った時に強い味方になってくれるでしょう。
旅行先でもいつも通りのスタイルを保ちたいと思う女性も多いはず。
そのため、普段使い慣れている化粧品やスキンケア用品は日本から持参するのがベストでしょう。また、シャンプーやリンスなどのバス用品は小分けの容器にいれてコンパクトに持っていったり、過去にアメニティやサンプルでもらった小袋のものを活用すると、現地で空袋を処分できるのでおすすめです。
飲食店で無料のおしぼりがもらえたり、赤ちゃん用のプラスチック製フォークとお椀が貸していただけたりと、日本は本当に便利なのですが、海外ではその様なサービスはほぼないと考えてください。そのため、手や口を拭く用のウェットティッシュや外出用のフォーク&スプーンなどは日本から持参してください。
また、汚れ物を出してしまった時の新しい着替えやビニール袋(スーパーの買い物袋など)もあると現地で手を煩わせずに済むと思います。
帰りのお土産のことも考えると、荷物を出来る限り小さくまとめ、スーツケースには余裕をキープしたいですね。一番かさばってしまうのが衣類かと思いますが、圧縮袋にいれてしまえばスペースをミニマムに収納することができます。現地でも汚れ物をまとめて袋に入れ圧縮してしまえるよう、丸めながら空気を抜けるタイプのものを購入するといいでしょう。
また、秋冬の季節で汗もそんなにかかないようであれば、同じ服で下着や靴下のみ着替えるなど工夫をしてもいいかもしれません。
100円ショップでも旅行に大活躍するグッズが沢山あるので、ぜひ活用してください。
スキンケア用品やバス用品はポーチでまとめるとコンパクトに済みますし、クリアポーチ(ビニール製)を使えば海に持っていく時も重宝しますね。
また、上記で紹介した、機内で快適に過ごせるグッズやウェットティッシュ、液体類を小分けにするプラスチックボトルなども全て100円ショップでも揃います。
色々買い揃えると出費もかさんでしまうので、100円ショップを大いに利用して旅行に備えましょう。
最後に、現金やクレジットカード、保険証やパスポート等などの身分証明書ですが、フライト中は基本的には肌見放さず身に付けるなど常に目の届くところで保管しましょう。
現地では、ホテルのセイフティボックスに預けるか、スーツケースの中にしまい必ず施錠をしましょう。
渡航先の気候や特徴などで変わる持ち物もあれば、世界共通の必需品・注意点もあります。
事前に自分だけのチェックリストをプリントアウトして、一つずつ確認しながら荷造りを進めるのもいいですね。
ぜひ、忘れ物をしないようパッキングをして、余裕を持って用意を進めてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。