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願い事が叶う?自然の条件が揃った時のみ入れるパワースポット「パンプキンホール」

宮古島随一のパワースポット、パンプキンホール(パンプキン鍾乳洞)をご存知でしょうか? SNSで写真映えする観光スポットとしてだけでなく、竜宮の神様が宿るパワースポットとしても知られています。 宮古島の海からしか入ることが出来ないこの鍾乳洞は、入口が普段は海中にあり、干潮時にしか行くことが出来ないという神秘的なエリアです。竜宮城のような見た目も冒険心をくすぐります。自然の条件が揃う時のみ、洞窟内に入ることが出来るという神聖な鍾乳洞内を冒険してみませんか?

2021/03/09

パンプキンホールってどんなところ?

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パンプキンホールの名前の由来

パンプキンホールは、宮古島にある保良泉(ぼらがー)鍾乳洞の別名です。高さが約3mほどある大きなかぼちゃ型の鍾乳石があることからパンプキンホールやパンプキン鍾乳洞と呼ばれています。地層に含まれていた石灰成分が長い歳月をかけて溶け出して出来たこの巨大な鍾乳石は、自然の賜物です。鍾乳石の色は、不純物や土壌の中の銀イオンの含有量によって、白っぽくなったり、黄土色や茶色っぽくなったりするので、パンプキンホールの鍾乳石は、自然の条件が重なりかぼちゃのような色・形になったと言えます。

自力で行く?ツアーで行く?アクセス方法

パンプキンホールには、保良泉(ぼらがー)ビーチから向かいます。冒頭でご案内した通り、海からしかアクセスが出来ないため、一度ビーチに行き、引潮のタイミングで歩いて鍾乳洞近くまで向かい、入り口には泳いで入る必要があります。

自力で行く方法

自力で行く場合には、まずは保良泉ビーチに向かいましょう。保良泉ビーチは宮古空港から車で約30分、無料の駐車場と無料の屋外シャワー、有料の温水シャワー(大人200円/子供100円)、有料ロッカー(100円/日)、トイレを完備しています。マリングッズレンタルは年中無休で営業しているので、ビーチでゆっくり過ごしたい方はレンタル用品も有効活用しましょう。保良泉ビーチからは東の砂浜を歩いて行き約20分~30分前後で鍾乳洞の入り口に到着します。干潮時はほとんど陸の上を歩いて行けますが、満潮時は海の中を進むことになるので、注意が必要です。また、鍾乳洞内は暗く、淡水で浮力が弱いため、懐中電灯や水中ライト、ライフジャケットやウェットスーツ、マリンシューズやマリンブーツなど、明かりと安全を確保するための装備を用意する必要があります。

オプショナルツアーに参加

安全で安心して洞窟探検を楽しむためにもツアー参加がおすすめです。潮の満ち引きを考慮し催行会社側で開始時間を指定するので、時間を気にせず楽しめます。また、ツアー参加のメリットは、装備のレンタルが含まれること、ガイドのレクチャーを受けられることです。個人で行く場合には、ライトや装備を自分で用意しなければなりませんが、ツアーではスタッフが用意をするので、参加時に用意するのは水着やビーチサンダル、着替え、バスタオルなどのみ。パンプキン鍾乳洞内では奥に進むために暗い中で濡れた大きな鍾乳石に登りますが、ツアー参加ならガイドのサポートがあったり、催行会社がロープやはしごを用意してくれるので、安全に冒険することが出来るのです。また、ガイドからの地元の話やパンプキン鍾乳洞の話が聞けるのもツアーの醍醐味です。慣れない場所での転倒や怪我を防ぐためにも、ツアー参加をご検討ください。

パンプキンホール内で出来ること

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宮古島にはマリンスポーツがたくさんありますね。ここではパンプキンホールのケイビング(洞窟探検)の楽しみ方をご案内します。シュノーケリングやダイビング、SUPなどたくさんの魅力的なマリンアクティビティがある中での、アクティビティ選びの参考にしていただけたら幸いです。

洞窟トレッキング

鍾乳洞内は入口近辺にかぼちゃ型の鍾乳洞があるため、奥に進むためには、まずこの巨大な鍾乳石を登る必要があります。登り終えて奥に進むとリムストーンプールと言われる棚田のようなプールがあり、滝のように流れる透明度の高い湧き水や様々な形の鍾乳石を見ることができ、大自然の神秘を感じることが出来ます。長い年月で隆起した不思議な形や綺麗な鍾乳石を探しながら大冒険しましょう。洞窟内に入った人にしか見ることが出来ない幻想的な光景を体感してみてください。

天然泥パック体験

クチャと呼ばれる天然の泥パックを体験出来ます。クチャは沖縄で採れる粘土状の土で、炭酸カルシウムやミネラルを多く含んでいるので、宮古島でたくさん遊んで日差しを浴びた肌に塗ってみてください。

鍾乳石からの飛び込み

神が宿ると言われ、パワースポットとしても人気のパンプキンホール。洞窟探検を終えたら、最後は行きに登った鍾乳石から海面にジャンプ。パンプキン型の鍾乳石から願いを込めてダイブすると、その願い事が叶うと言われています。ガイドに注意点を確認し、ぜひチャレンジしてみてください。淡水が混じり浮力が弱いので、安全のためにもライフジャケットやウェットスーツを着用しましょう。3mの高さが怖いという方は、無理をせずゆっくりと降りられる場所もあるので、安心してください。

長い年月をかけてできた自然の神秘の宝庫、パンプキンホールへ!

隠れた名所パンプキンホールの魅力を感じていただけましたか。 ウミガメシュノーケリングやSUP、シーカヤックなどの他のマリンスポーツと組み合わせた1日ツアーもあるので、干潮時間を待つ時間を有効活用することも出来ますよ。 シュノーケリングやダイビングももちろん魅力的ですが、宮古島リピーターの方、少し変わった体験をしてみたい方、自然のパワーを感じたい方、鍾乳洞探検を体験してみたい方はぜひパンプキンホールにも行ってみてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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