エキゾチックな魅力に溢れる南国リゾート、バリ島。「神々の棲む島」と称されるバリ島のなかで、伝統文化や芸術のメッカとして人気の高いエリアがウブドです。村の中心部では、艶やかな伝統舞踊が連夜開催されるほか、郊外へと足を延ばせば絵画のように美しいライステラスが広がり、バリ島の原風景ともいうべき景観を楽しめます。この記事では、ウブドを訪れる前に知っておきたい基礎情報から、人気の5大観光スポット、おすすめのホテルまで紹介します。
約5,633㎢と、東京都の約2.5倍の面積をもつバリ島。その中部エリアにウブドは位置します。バリ芸能や芸術が色濃く息づくウブドでは、伝統舞踊やガムラン演奏、バリアートなどを身近に感じることができます。周辺には世界遺産に認定された美しいライステラスや寺院もあり、スピリチュアルな雰囲気も味わえ、スパやヨガを体験できるリゾートホテルもあるので、女子旅にもおすすめですよ。
デンパサール国際空港（ングラ・ライ国際空港）からウブドまでは、直行の公共バスがないため、エアポートタクシーを利用するのが一般的です。所要時間は約1〜1時間30分ほど。初めての個人旅行なら、オプショナルツアーで日本語対応可能な現地ガイドが同行する空港送迎サービスを利用するとより安心、安全です。また、ウブドはメータータクシーが走っていないため、効率的にスポットをまわるなら事前に車のチャーターを予約しておくと便利です。
バリ島は大きく乾季と雨季の2つの季節に分けられます。5〜10月の乾季は、湿度があまり高くなく、カラリと過ごしやすい気候でビーチリゾートなどに人気のシーズン。一方、11〜4月の雨季はスコールのような大雨が降るため、雨具の用意が必要です。平均気温は約28度と、年間を通じて過ごしやすい気候。ウブドは内陸部なので、他のエリアより気温が低くなり、夜は冷え込むこともあるため長袖の洋服を一着持っているとよいでしょう。
バリ島の公用語はインドネシア語です。公共の場所ではインドネシア語をよく耳にしますが、バリ人同士の間ではバリ語が日常的に使われています。リゾートホテルなど観光客が多いスポットでは英語が通じる場合も多いです。
通貨はルピア（Rupiah）です。レストランのメニュー表など、一般的には「Rp.」と表記されます。観光客が多いウブドには外貨両替所がたくさんあるため、現地で日本円からルピアに両替することも可能です。
ウブドは、たくさんの村々が集まった集合体です。レストランやカフェ、ショップなどが立ち並び、バリの伝統芸能を楽しめるウブド王宮周辺、メインストリートの突き当たりには猿たちと触れ合えるモンキー・フォレスト、日帰りで行けるライステラスと、エリアごとに魅力もさまざま。早速、ウブド観光に欠かせない5大スポットをチェックしましょう。
ライステラスとは日本語で「棚田」を意味します。1年を通して稲が育つバリ島では、いつでも緑色や黄金色の田んぼを楽しむことができます。そのため、ライステラスは観光客に人気があり、この風景を見るためだけに中部エリアを訪れる人もいるほど。バリ島では至る所でライステラスを目にすることができますが、名所といわれるのは「ジャティルウィ」と「テガララン」です。ウブドから車で約90分の場所にあるジャティルウィは、世界遺産に登録されたエリアのひとつ。芸術的ともいえるライステラスが眼前に広がり、その雄大な景観に圧倒されるはず。ライステラスには、ショートコース約45分、ロングコース約90分と、散歩ルートも完備されていますよ。テガラランは、ウブドの中心地にあるウブド王宮から近く、車で約20分の場所にあります。ライステラスの美しさはバリ屈指で、周辺には田園風景を眺めながら食事を楽しめるレストランも点在しています。
ホテルやショップ、レストランがずらりと並ぶ、ウブドで最も賑やかなショッピング・ストリート「ジャラン・モンキー・フォレスト」の南端にある森がモンキー・フォレストです。その名の通り、約200匹もの猿が生息しており、自然保護区になっています。入口付近では、猿の餌になるピーナッツやバナナを購入できるので、自分の手から直接餌をあげる体験もできます。連日多くの観光客が訪れるため、猿たちはとても人懐っこく、肩に乗ってきたりすることも！好奇心旺盛なので、メガネなど小物をうっかり取られないように注意が必要です。
色彩豊かでエキゾチックなバリ舞踏を間近で鑑賞したいなら、町のランドマークであるウブド王宮を訪れてみましょう。王宮周辺で毎晩開催されるバリの舞踊は、郊外からも観光客が集まるほどの人気ぶり。王宮への入場料は無料ですが、バリ舞踊鑑賞は別途観賞料金が必要なので、ウブド周辺観光とバリ舞踊鑑賞がセットになったお得なオプショナルツアーに参加するのもおすすめですよ。
ウブド市場は、ウブド王宮から大通りを挟んで目の前にある大きな市場です。観光客はもちろん、採れたての野菜や果物を求めて地元の人々も訪れ、朝6時にはすでに大賑わい！ローカルに交じって活気溢れる市場の雰囲気を味わうのも旅の醍醐味です。食料品だけでなく、生活用品や雑貨などさまざまなジャンルの商品が集まるので、お土産選びにも最適。
ウブドから車で約30分、タンパシリンの北にある世界遺産、ティルタウンプル寺院は「聖なる泉が沸く寺院」として有名なパワースポット。寺院の外には泉の水を引いた沐浴場があり、多くの人が沐浴をする様子を見ることができます。ヒンドゥー教徒が約90％を占めるバリ人にとって、沐浴は大切な浄化の儀式であると同時に、この寺院の聖水には病を治癒する力があると伝えられているため、信者は熱心に沐浴を行います。とても神聖な場所なので、マナーを守って見学しましょう。
ウブドでは、ウブドらしい緑豊かなリゾートホテルがおすすめです。極上のスパや、宿泊者は無料で利用できるヨガやピラティスを開催しているホテルも多数あります。宿にこもり、1日ゆっくりとホテルで過ごす時間を設けるのも大人旅ならではの贅沢です。
ウブドの王家が経営するロイヤル ピタマハは、格式ある上質なリゾートホテルです。青々と生い茂る木々に抱かれた敷地内へ一歩足を踏み入れると、バリの文化や伝統、植物をモチーフに取り入れたインテリアや絵画がお出迎え。渓谷沿いにあるため、客室やレストランからの眺めも最高です。広々としたプライベートプール付きのヴィラは57棟あり、渓谷を眼前に臨む「デラックスプールヴィラ」や、毎日1時間のスパトリートメントがセットになった「アユンヒーリングヴィラ」など、どれも魅力的。レストランではオーガニック食材をメインとしたヘルシーメニューを味わえるので、体の内側からもデトックス気分を堪能できます。
プタヌ川の渓谷沿いに佇む、ウブド屈指の大型リゾートホテル、マヤ ウブド リゾート＆スパ。ウブドの丘陵を生かした景観デザインは、訪れた人々の心を癒し、心豊かなひと時を過ごすことができます。客室は、3階建てのホテル棟に加え、クラシックなリゾート空間が美しいヴィラが点在。屋外プール、レストラン、バー、ヨガ教室やピラティスなどの無料プログラムを受けられるヨガスタジオなど、施設やアクティビティも充実しています。なかでも、プタヌ川のほとりに建つ8棟のスパ・ヴィラで受けられるトリートメントは、旅行雑誌などで度々取り上げられるほどの人気。町の中心部から徒歩約20分という立地の良さも、リピーターが多い理由のひとつです。
Luxurious Balinese retreats intuitively designed for an experience in boutique hospitality. Maya Re…
ワンランク上のバケーションを満喫するなら、高水準の施設とサービスを誇る最高級リゾート、フォーシーズンズ リゾート サヤンへ。緑の大海原に架かる吊り橋を渡れば、蓮池を屋根にしたメインビルディングに到着です。敷地内にはアユン川が流れ、眼下に広がる渓谷の大パノラマとモダンな建築美が見事に融合。客室はエレガントなスイートルームのほか、プライベートプール完備のヴィラがあります。広々としたヴィラは、自然の素材をふんだんに取り入れ、バリ伝統建築で仕上げられたもの。インテリアやアートなどヴィラ内を彩る上質な品々も、フォーシーズンズならではのおもてなしです。散策で疲れた体を癒すのは、多彩なトリートメントを楽しめる「セイクリッドリバースパ」。緑に包まれたスパエリアで至福の時間を堪能しましょう。
Visit Four Seasons Resort Bali at Sayan beside the Ayung River, which has been recognized as one of…
バリ島というと、ビーチリゾートをイメージしがちですが、中部エリアはバリ島らしい雄大な大自然、訪れた人々を魅了する独自の伝統文化に触れられる癒しのスポットです。もちろん、グルメやショッピング、スパなども思う存分満喫できます。ウブドは名所が点在しているので、効率よく巡るならツアーもしくは車のチャーターが断然おすすめ。ベルトラでは人気スポットをギュッと集めたプランなど、オプショナルツアーを豊富に取り揃えています。ぜひチェックして、楽しく快適にウブド観光を楽しんでくださいね。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
