モニターツアーということで、妻と二人で参加しました。
初めてのバリで、滞在2日目のツアー参加です。

クタ中心部のホテルでのピックアップは7:30で、時間ぴったりに迎えに来てくれました。
ツアーの後はウブドに宿泊予定のため、今回のツアーではウブド観光を省略し、その代わりにウルン・ダヌ･バトゥール寺院、ティルタ・ウンプル、ゴアガジャの観光を追加してもらい、専用車手配料として一人＄10を追加で支払いました。
ガイドさんは沖縄に住んでいたことがあるという青年で、日本語は流暢です。専用車なのでセダンで来るのかと思っていたら、大きなワゴン車なので快適です。

最初の目的地はタロ村のエレファントサファリパークで、クタから50㎞ほどの距離ですが、日曜日早朝のため大した渋滞もなく9:00頃に到着。
遅くに到着すると象に乗るのに待たされるそうですが、到着が早かったためすぐに乗ることができました。

象の背中の上の箱のような台に乗るのですが、象がノッシノッシと歩くたびに台が大きく揺れ、妻が年甲斐もなくキャーキャーと騒いでいましたが、しばらくすると身体が慣れたのか平静さを取り戻しました。
ゆっくりと30分かけて園内のコースを回りますが、象使いがカタコトの日本語で説明をしてくれます。
たまたま持っていたカカオの実を象にあげると、鼻を上に伸ばしてキャッチして食べてくれたので、何か大きめのフルーツでも買って持っていくと象は喜ぶと思います。
コースの最後は象と一緒に池に入り記念撮影です。この写真はA4サイズで1枚130,000ルピアほど(うろ覚え)で購入できますが、無理に購入する必要はないし、ガイドさんがカメラで何枚も写真を撮ってくれます。

その後、ショータイムまで少し時間があったので、園内の象にココナッツの樹を細かく割ったエサをやったり、花輪を掛けて一緒に写真を取ったりしました。
エレファントショーは、象の一本橋渡り、ハーモニカ、バスケット、サッカー、大放水などで、大人なら「ふーん」という醒めた印象ですが、子供ならたぶん大喜びでしょう。

エレファントサファリパークを11:30頃に発ち、キンタマーニ高原のレストランに12:00頃到着。テラス席からは雄大なバトゥール山が眺められ、お昼になったばかりのため客は少なく、バイキング形式のランチをゆっくりと楽しむことができました。

ランチの後はレストランのすぐ近くのウルン・ダヌ･バトゥール寺院の見学です。
入場料の35,000ルピアとは別にサロンレンタル代として一人20,000ルピアも盗られたのは驚きです。短パンの私は仕方がないけど、ジーパンの妻までサロンを巻かされました。
この寺院は世界遺産ですが、素人の私にはこの寺院の良さは全くわからなかったし、ＪＴＢでも積極的にこの寺院をツアーに組み入れてはいないそうです。

次はティルタ・ウンプルですが、時間があるので途中でコーヒー農園に寄ってもらいました。
斜面に張り出した大きな木製テラスに竹製の屋根が架けられており、雄大な景色を眺めながらサイフォンでいれたジャコウネコのコーヒーが80,000ルピア(オス豆)、50,000ルピア(メス豆)で楽しめます。
また、十数種類のコーヒーとティーが無料で試飲できますが、農園のお土産品は価格が高めなので、買うならクタのスーパーのほうが良さそうです。

ティルタ・ウンプルには15:15頃に到着。
世界遺産のバリの代表的な観光ポイントで、聖水を引いた沐浴場が特徴的ですが、それ以外については他の寺院との違いは分りませんでした。
入場料は一人15,000ルピア、サロンは無料で貸してくれました。

次のゴアガジャには16:30頃に到着。
巨大な顔のレリーフがある洞窟遺跡で、洞窟自体は大したことはありませんが、レリーフはそれなりに興味深いです。ただ、朝から動き回っていて疲れており、ゆっくりと鑑賞する余裕はありませんでした。

ゴアガジャを発ち、17:30頃にウブドのホテルまで送ってもらい、チェックインを済ませてツアーを終えました。

ツアーの感想は、エレファントサファリパークでは象に乗るという貴重な体験ができ、キンタマーニ高原でのランチも眺望と味を十分に楽しめましたが、オプションで追加した寺院と遺跡は歴史や文化にさほど興味がない私たちにはいま一つでした。
また、今回はモニターツアーなので割安でしたが、通常料金だとかなり高めだと思いました。外国人観光客向けのエレファントサファリパークの料金設定が高いので仕方がないですが、一人あたりのＧＤＰが日本の10分の1の国なのに、バリの物価の高さには正直ビックリだし、人数によってはカーチャーターも検討したほうが良さそうに思いました。