迫力&スリル満点のツアー

ペリト・モレノ氷河を歩く!トレッキングツアー<英語ガイド/エル・カラファテ発>
★★★★★
投稿者:Masa
参加日:2018/02/16
2月にこのツアーに参加。エル・カラファテでの宿泊ホテルからミニバスで出発。車内でガイドから簡単にペリト・モレノ氷河の成り立ちや、氷河の作られ方について説明がある。ロス・グラシアレス公園チェックポイントや氷河全景の撮影ポイントに立ち寄りつつ、約2時間をかけてペリト・モレノ氷河の展望台へ着くとここからランチ(各自で持参)タイムを兼ねた約1時間が自由行動となる。
ペリト・モレノ氷河の展望台はいくつかのコースに分かれているが、全てを周ると時間が足りないので、とりあえずはガイドのおすすめコースを写真撮影しながら、急ぎ足で駆け巡る。テレビで見るような大規模な崩落は起きなかったが、小規模な崩落は15分に1回ほど起こっている。もっとも小規模であっても雷が間近で落ちたような轟音がする上に、崩れた氷と(すでに崩れて)浮かんでいる氷同士が当たる音もまた迫力があるので、崩落した瞬間からしばらくは目が離せなくなってしまう。
自由時間が終わると再びミニバスに乗り込み、トレッキングツアーの出発地点までのボートが出る船着き場へ移動。ボートでの移動以降は他のツアー客と合同となる。乗船から30分ほどで対岸に到着するとスペイン語ガイドと英語ガイドに分かれる。英語ガイドの方に参加したが、難しい言葉を使うわけではないので、比較的聞き取りやすい(中学英語程度のリスニング力は必要だが)。船着き場から10分ほど歩くとアイゼンの装着地点に着き、各人に装着した後、いよいよトレッキングがスタートする。
アイゼンを装着したスニーカーは普通よりもかなり歩きにくく、一歩一歩意識をしていないと、足首をひねる可能性もあるので要注意。いつもより慎重に歩きながら、途中で写真撮影(休憩)タイムを交えつつ、約1時間をかけて1~1.5キロ(高さとしては数十メートル)くらい氷河を歩く。途中で溶けた水が流れ込むクレパスをガイドに補助してもらいつつ上から覗き込むのは迫力があり、怖かった。ミニトレッキングであるのでそれほどの長距離を歩くわけではないが、特に下りはバランスを誤ると転げ落ちる可能性もあるので、必然的にゆっくりとしたスピードになる。
約2時間をかけて全てのトレッキングを終えると、お待ちかね、氷河の氷を使ったウイスキーのオン・ザ・ロックが参加者にふるまわれ、乾杯しつつ飲み干す。
その後はボートで元の船着き場に戻り、再びツアー参加者のみでミニバスに乗り込み、エル・カラファテの町へ戻る。トータルでの所要時間は約9時間程度だった。
氷河を歩けるツアーは他国にもあるが、以前に参加したアイスランドのものよりも遥かに雄大で迫力があり、充実したものだった。ペリト・モレノ氷河に来たのであれば、ただ見るだけで終わるのではなく、時間と体力が許すのであれば、ぜひとも参加して欲しいツアーである。
ペリト・モレノ氷河(遠景)
ペリト・モレノ氷河(展望台より)
ペリト・モレノ氷河(展望台より)
ペリト・モレノ氷河(展望台より)
ペリト・モレノ氷河(崩落の瞬間)
ペリト・モレノ氷河(トレッキングツアー)
ペリト・モレノ氷河(トレッキングツアー)
ペリト・モレノ氷河(トレッキングツアー)
ペリト・モレノ氷河(トレッキングツアー)
ペリト・モレノ氷河(トレッキングツアー)