まあ、こんなものかと

名物ニョニャ料理と世界遺産マラッカ日帰り観光ツアー<1日/クアラルンプール発>
★★★☆☆
投稿者:MIT
参加日:2019/05/29
8:30出発予定ということで、早めに準備をして待っていましたが、30分遅れて9:00に出発しました。ガイドの説明としては「会社の指示が間違っていてもう一軒別のホテルに迎えに行ってしまった」との説明でした。最初の申込の段階できちんと宿泊ホテルは明記していましたし、折り返しの確定バウチャーでも先方が確認した上でホテル名は明記されていたので、出だしから嫌な感じでした。
マラッカ迄はおよそ2時間で、途中1回トイレ休憩がありました。現地に着くとリバークルーズから始まりました。中国語のツアーと同じ船だったので多少騒がしかったです。川から眺める建物がきれいで、途中川べりで大きなトカゲを何匹も見ました。岸に着いてからオランダ広場を通り抜けて、ジョンカーストリートを経て青雲亭、ババニョニャ博物館へ。再びオランダ広場に戻り、セントポール協会、サンチャゴ砦を周り、ほぼ全ての予定が終了した上で空腹の中13時を過ぎようかという時点でもまだ食事とはならず土産物屋に連れて行かれました。ニョニャ料理の昼食が始まったのはとても遅かったです。30分出発が遅れて始まったこのツアーでしたが14時頃には早々とマラッカを発ちました。途中渋滞もありましたが予定通り17時前にはクアラルンプールに帰って来ました。
基本的には満足しています。ただそれはマラッカという街が持つ観光遺産についてのみであって、このツアー自体への全体的な評価ではありません。まずガイドの方ですが日本語はある程度達者のようでしたが、説明やご自身の話に集中されるあまり、我々旅行者側にはあまり関心を払われているとは感じませんでした。次にとにかく午前中に全ての観光地を無理矢理周ろうとする為、旅行者がどれだけ疲れていようがお構いなしに次の観光地次の観光地へと駆け足で進む為、非常に慌ただしいのです。最後に昼食すら後回しにして土産物屋に寄らされたのは苦痛で不快でした。そもそも最初の申込画面にはツアー途中に土産物屋に立ち寄ることなど何処にも明記されていませんでした。そしてこれは補足なのですが、14時に全ての予定を終了して一路マラッカからクアラルンプールへの帰路に着いたのですが、途中のトイレ休憩はなんと到着30分前の16時過ぎでした。おそらくガイドの方がトイレ休憩を取ることを忘れていて、慌てて間に合わせたようでした。
交通の便が決して良くないマラッカへはやはりツアーに連れて行ってもらうのがベストだと思います。このツアー代金は決して安くはないし、昼食までとにかく引っ張り廻されるので大変は大変ですが...。クアラルンプール市内さえ地下鉄の間隔も日本とは比べようもなく空いていて非常に不便なのです。これは国民性なのかも知れませんが、たとえマレー系であろうと中華系であろうと、ホスピタリティとしては基本的に全く注意を払ってない印象を受けました。料理の味も日本に比べたらとにかく濃いので、薄味に慣れている人には全く美味しく感じられないかも知れません。しかしこれはこれで楽しむことが出来ました。その為にはある程度の”諦め”というか”期待しないこと”が必要かも知れません。それとガイドとドライバーも中華系なら、連れて行かれるレストランも土産物屋も全て中華系なので、多少不可解に感じるかも知れません。