パリの喧騒を離れてホッとするツアー 画家の描いた世界が残る街並み

ミレーの傑作「落穂拾い」の風景が広がるバルビゾン&モレ村 半日観光ツアー<5月、7~8月/金曜日/日本語ガイド>by Mybus
★★★★☆
投稿者:ふじきょう
参加日:2019/09/13
バルビゾンといえば田園風景、ということで、ミレーが描いた畑や牧草地を観光するものと思っていましたが、途中の通り道だけで、観光はバルビゾンとモレシュルロワンの街並みでした。
バルビゾンはフォンテーヌブローの森のはずれにぽつんとあります。ミレーが暮らしていた頃の街並みがそのまま残っているようで、車の往来も少なく、本当に静かな街でした。
ここにはミレーのアトリエが残されています。小さな美術館として営業しています。自由散策の時間で十分見学できますので、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
あと、ガイドさんに紹介されたお惣菜屋さんがとても美味しそうでしたねえ。都合で買えなかったので、味の本当のところは分かりませんが…。
モレシュルロワンはシスレーの描いた世界がそのまま残っているような街でした。具体の「あの絵だ!」というのは分からなくても、河原の風景や教会など、いかにもシスレーが描いたような場所があちこちにあります。車はバルビゾンよりは多く、シスレーの絵にないのはそれくらいですかね。
ここには、フランス史上最大の英雄(ほぼネタバレですが…)の最後の隠れ家もあります。「あの人がここに…」というのもまた趣深いものです。
バルビゾンもモレシュルロワンものんびりとした街で、パリの喧騒からいっとき離れて、「パリ以外の地方のフランス」を垣間見ることができました。
今回のツアー参加者は6人ということで、皆でミニバンに乗って移動。ガイドさんとの距離が近く、ガイドさんや他の参加者さんとの会話も楽しめました。
ガイドさんは専門知識はもちろんのこと、パリでの生活や仕事の失敗談までさまざまなことを話していただき、楽しい時間を過ごさせていただくとともに、大変参考になりました。
このツアーは移動距離が手ごろで、「パリは一通り観たいところは観たし、ちょっと違うフランスも観たいなあ。」という時に参加できると思います。