体験談

【列車&飛行機で巡る旅】アラン諸島とゴールウェイ湾 日帰りツアー<ダブリン発> by Railtours Ireland
★★★★★
投稿者:斉藤翼
参加日:2019/09/26
アラン諸島には行ってみたかったが時間が無かったので、日帰りで行ける飛行機ツアーに参加してみた。朝、ユーストン駅に着くと、ザ・アイルランド人って感じの陽気でフレンドリーなガイドが待っている。出発時刻になっても他の客は現れず、ガイドと二人でゴールウェイまで3時間の電車旅。途中、ここの街は何が有名みたいなガイドを受ける。鈍りがキツいが、何せ二人きりなので、聞き返せば何回でも丁寧に教えてくれる。丁度ラグビーのワールドカップの会期中で、今週末にアイルランド戦というタイミングで、そのネタも振られる。「勝ちたい?あいこが良いよね?」と言われ、苦笑しながら頷く(蓋を開ければ日本の勝利だったが)。ゴールウェイに着くとガイドとお別れ。迎えのクルマに乗る。迎えのクルマはどうやら空港の運行会社のクルマらしい。運転手は一定量の物資をクルマに積み込む(この物資は後ほど自分が乗る飛行機に積み込まれる。なるほど、離島だけにそうやって物資を運んでいるのだと納得する)。運転手は一転して無口。空港到着まで何も喋らず。さっきとのギャップに驚く。空港は小さい。こんな空港があるのか。ちょっとした待合室に客が数人。保安検査も手荷物検査もない。でも体重を量られる。チケットを渡される。パスポートの確認もない。てか、名前が間違っているし。暫く待つと出航の時間。名前を呼ばれて席を指定される(間違った名前だが)。短い空の旅。ほんの8分とか。飛行機は海面スレスレを飛ぶ。パイロットの腕は確かなんだろうが、墜落しないか怖かった。島に着くと、そっからバスツアーに合流。バスツアーは、レールアイルランド社の主催ぽいが、自分以外の乗客はみんなフェリーで来ているらしい。「飛行機どうだった?」みたいに絡まれる場面もあった。島の道は狭い。その道をゆるーい感じのドライバーとゆるーい感じのガイドの下、ドライブする。ゆるいっていうのは、例えば日本だったら「シートベルト締めてね」的なこと絶対に言うけど、そんなことは言わないばかりか、ガイドがベルトしないどころか、ちゃんとした席にも座らない。断崖もゆるーい感じで怖かった。ほんとにロープとかない。高所には強い自信があるが、それでも命の危機を感じた。ちなみに、断崖まではクルマを降りてから結構あるくし登り坂。自分には余裕だったが、同じツアーのアメリカンぽいビッグなアメリカ人は、あれ最後まで行けなかったんじゃないかな。昼御飯は、ご当地ぽいシチューみたいのを食べる。アランぽいハンドクリームを土産に買ってみる(帰国して使ってみるに家族の評判上場)。そうこうしている間に帰りの飛行機の時間。雨が土砂降り。例年の9月は雨など降らないらしいが、今年はrain rain rain rainだとガイドが言う。まあ、旅程が変更になるほどではなかったので良しとする。ゴールウェイに着く。雨は降ったり止んだり。帰りの電車まで、ゴールウェイの街を見るには十分な時間。健脚派なので、教会とか大聖堂とか見て回る。だいぶ満喫して一日を終える。総括すると、日帰りでゴールウェイとアラン諸島を満喫した気になれたので、個人的には満足。値段を払える人にはオススメ。ただし、日本語を喋れるガイドは居ないので、最低限の英語力は必要かも(口頭でしか得られない情報とかも結構ある)。