スタッフ、案内役の方の民俗学の知識が豊富でとてもよかったです

【オンライン・アカデミー】サハリン ライブ街歩き&樺太アイヌの世界 州立郷土博物館にもご案内! 4/10、5/22開催<Zoom>by JATM
★★★★★
投稿者:toritencat
参加日:2021/04/10
運営スタッフのINNAさん、そして案内役のANNAさんの樺太アイヌなど少数民族に対する知識が豊富で、本当に勉強になりました。実は何度かこの博物館は実際に訪れたことがあったのですが、今回のツアーは解説が整理されていて、とてもよかったです。直木賞の「熱源」そして最近発行されたいろいろな本で、樺太の姿は日本の人々にも急速に知られるようになりました。いろんなツアーを実現してもらえればと思います。

<提案>
〝心の小道〟ツアー
金田一京助が樺太アイヌの子どもたちから樺太アイヌ語を学んだ随筆は、戦前から現在に至るまで日本の教科書に広く掲載されてきました。その舞台はユジノサハリンスクから車で40分ほどの海岸の街、落帆(現在はコルサコフ市レスノエ地区)です。ここは熱源の主人公、ヤヨマネクフ(山辺安之助)が築いた村です。金田一が子どもたちから学んだ浜辺(日本時代の陶器の破片が出ます)、樺太アイヌの少女と水くみにいった小さな滝、樺太アイヌの人々が暮らしていた集落(今はロシア人が住んでいますが)、大群で川を上るサケ、マスなど、興味深い光景を紹介できます。ワシリーさんという詳しい日本語ガイドもいらっしゃいます。
戦前、戦中、戦後の村の様子については「オホーツクの灯り」という女性の自伝も出ています。
村の近くを流れる落帆川。たくさんの魚が上ります
金田一京助が子どもたちから言葉を学んだ海岸
樺太アイヌの子どもが額に付けていた護符