神聖な洞窟

洞窟探検ツアー 久米島の歴史が残るヤジヤーガマを冒険家気分で探検!<久米島>
★★★★★
投稿者:ロコロコ
参加日:2022/07/16
今回、夫婦2人で参加させていただき、私達のみのツアーでした。
久米島ホタル館でガイドさんの説明があり、 ヘルメット、長靴、手袋、懐中電灯を貸していただきました。
その後自動車で移動し、10分弱で洞窟の入り口に到着。
かつては「風葬」が行われていて、人骨が入ったツボが安置されていることもあり、手を合わせ、洞窟に入りました。
懐中電灯がなければ何も見えない状態でした。
そんな中で、多くの鍾乳石を中心に興味深く探索できました。
ゲジ、フナムシ、カマドウマ(通称「便所コウロギ」)といったおとなしい虫、絶滅危惧種に指定されているというコウモリ等がいました。静寂の中、コウモリの鳴き声が聞こえました。
また貝塚があったり、洞窟から出たときにはフクロウも見れました。
昔の跡として戦時中の薬莢、古いコカ・コーラの瓶も残されていて、また鍾乳石に落書きがあったりもしました。
一番驚いたのは「風葬のツボから人骨を取り出しドクロマークをつくった人がいた」ということでした。
そしてこれらは昔だけのことでもないようです。
ガイドさんなしで入れることもあり、大学生がバーベキューをしたこともあったそうです。
今でもガイドさんがゴミを回収されているということで、今回も洞窟内にタバコの吸い殻が落ちていました。
帰り際ちょうどガイドさんなしで洞窟に入ってきた人に会いました。
勿論ほとんどの人が問題を起こすような行為はしないと思いますが、ガイドさんが「神聖な場所をこれ以上汚さない為にも何か対策を考じてほしい」とおっしゃっていたのが気にかかりました。
1時間半ほどで洞窟観光は終了。とても充実して楽しめました。
ガイドさんには心より御礼申し上げます。
久米島に行く機会があれば、ぜひガイドさんと一緒に立ち寄っていただきたいと思います。
久米島ホタル館
洞窟入口
鍾乳石➀
古いコーラの瓶
鍾乳石への落書き
鍾乳石②
風葬のツボ
フクロウ(リュウキュウアオバズク)