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オーストラリアワインの銘柄|有名ワインを赤、白、スパークリング別に紹介!

高品質な味わいをリーズナブルに楽しめるオーストラリアワイン。テーブルワインを中心に人気がありますが、世界が認める高級ワインも生産されています。オーストラリアワインを選ぶ際に役立つ、有名ワインや酒精強化ワインの特徴について紹介します。

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2020/06/11

オーストラリアの有名・人気銘柄

主に6つの州(南オーストラリア州、ニュー・サウス・ウェールズ州、ヴィクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州、タスマニア州)でワインの生産が盛んなオーストラリア。なかでも有名な銘柄について、赤、白、スパークリングの3つに分けて紹介します。

※産地や品種については以下の記事へ

スパークリングワイン

■ジェイコブス・クリーク

南オーストラリア州にブドウ畑を持つ、1847年創業の老舗ワインメーカー。国内外でのワインコンクールの受賞数などに基づき、2008年には「世界のベストワイナリー100」で1位に選ばれました。ブドウと土壌の特色を活かしたワイン造りをモットーに、良質かつリーズナブルなワインを生産し続けています。

スパークリングワインはもちろん、赤ワイン、白ワイン、さらに近年ではフレンチスタイルのロゼワインや和食のためのワインなど、幅広いスタイルのワイン造りを行っています。

■ドメーヌ・シャンドン

高級シャンパン「ドン・ペリニヨン」で知られるフランスのモエ・エ・シャンドン社が1986年に設立した大手ワインメーカー。ヴィクトリア州ヤラ・バレーに本社を構え、本場シャンパーニュ地方と同じブドウ品種と製法(瓶内二次発酵)で造られた正統派スパークリングワインが特に有名です。また、ヤラ・バレーに佇むビジターセンターはモダンで洗練された建築デザインが素晴らしく、毎年20万人以上もの観光客が訪れる観光名所となっています。

赤ワイン

■ペンフォールズ

オーストラリアワインの最高峰と謳われる、1844年創業の老舗ワインメーカー。1950年代に造られた長期熟成型のフルボディ赤ワイン「グランジ」は、当時甘口ワインが主流であったオーストラリアで酷評を受けますが、そのあと醸造された初めてのヴィンテージ・ワインが高く評価され、現在の地位に至ります。

ペンフォールズでは「マルチ・リージョナル・ブレンド」という考え方を基本にしており、単一ではなく国内各地のブドウ畑で栽培された上質な複数のブドウを使って醸造が行われていることが特徴です。

■クリス・リングランド

南オーストラリア州イーデン・バレーを拠点とする、1989年創業のワインメーカー。かの有名なワイン評論家、ロバート・パーカー氏によって “オーストラリアで最高のシラーズを造るワインメーカー” と絶賛され、環境に配慮したサスティナブルな農法で栽培されたブドウ本来の味わいを楽しむことができます。高品質なクリス・リングランドのワインは生産量がごくわずかであることから、世界でもっとも入手困難なオーストラリアワインのひとつといわれています。

白ワイン

■イエローテイル

ワラビーが描かれたラベルでお馴染みの世界的ワインメーカー。1957年の創業当初は家族経営のこぢんまりとしたワイナリーでしたが、アメリカ市場への進出が功を奏したことをきっかけに、世界中の人々に親しまれるブランドへと成長しました。

白ワインはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、メルロー、ピノ・ノワールが中心です。その他にもフルーティーなロゼワイン、爽やかなスパークリングワインなど豊富なラインナップを展開。それぞれでブドウ本来の味わいがストレートに表現されており、安定した品質のワインをリーズナブルに楽しむことができます。

■マウント・メアリー

ヴィクトリア州ヤラ・バレーを拠点とする、1971年創業の家族経営ワイナリー。自社畑で栽培されたブドウのみを使って醸造されるワインは、洗練されたエレガントな味わいが魅力です。生産量が非常に少なく希少価値の高い「カルトワイン」のひとつとして、世界中のワイン愛好家たちの間で幻ともいえる存在となっています。

酒精強化ワイン

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酒精強化ワインとは?

酒精強化ワインとは、醸造する過程でアルコール(酒精)を添加することでアルコール度数を高めたワインのことです。1880年代よりポルトガルの酒精強化ワインであるポートワインの産地がフィロキセラの被害を受けたことにより、宗主国イギリスの命によってオーストラリアでの酒精強化ワイン造りが始まりました。甘口の酒精強化ワインが主流の時代は1950年代頃まで続き、国内でも多く消費されました。

現在では、主に南オーストラリア州のバロッサ・バレーとヴィクトリア州のラザグレンにて酒精強化ワインが生産されています。

アペラ【Apera】

スペイン・アンダルシア地方で造られる「シェリー酒」の国内呼称で、3種類の白ブドウのみを使って醸造されます。5つのスタイルに分けられ、ドライ、ミディアムドライ、ミディアムスイート、スイート、クリームがあります。

フォーティファイド【Fortified】

ポルトガルのドウロ地方で造られる「ポートワイン」の国内呼称で、ヴィンテージとトゥニーの2つのスタイルがあります。ヴィンテージはシラーズ、トゥニーはシラーズやグルナッシュといったブドウ品種から醸造されています。

トパーク【Topaque】

ヴィクトリア州のラザグレンを主な産地とする酒精強化ワインで、白ブドウ品種のミュスカデルを使って醸造されています。ラザグレン、クラシック、グランド、レアの4つのスタイルがあります。

初心者から上級者まで楽しめるワインが勢ぞろい!

ワイン初心者でも気軽に楽しめる「イエローテイル」から、ワイン好きなら一度は飲んでみたい「ペンフォールズ」など、オーストラリアワインは多岐にわたります。現地で本場の味を堪能できるワイナリーツアーも豊富なので、ぜひチェックしてみてください。この記事で紹介したものに限らず、日本で入手できるオーストラリアワインもあるので、お店で見かけた際は手にとってみてはいかがでしょうか?

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