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世界遺産アユタヤの見どころは？タイ旅行で外せない遺跡巡り
タイ北部のアユタヤに、世界遺産があることをご存知でしょうか。古都アユタヤは、豊かな自然やアユタヤ王朝の歴史を肌で感じ、知ることができる貴重な場所です。この記事では、人気観光地であるアユタヤへのアクセス方法や見どころ、現地での移動方法などについて紹介します。
2020/02/14
タイ北部のアユタヤに、世界遺産があることをご存知でしょうか。古都アユタヤは、豊かな自然やアユタヤ王朝の歴史を肌で感じ、知ることができる貴重な場所です。この記事では、人気観光地であるアユタヤへのアクセス方法や見どころ、現地での移動方法などについて紹介します。
アユタヤ（Ayutthaya）はバンコクからのアクセスがよいことから、旅行会社のツアーだけでなく個人旅行で訪れる人も多い定番の観光スポットです。アユタヤへのアクセス方法などを詳しく見てみましょう。
バンコクの約76km北に位置するアユタヤは、チャオプラヤー川の本流と支流の間にできた中州にあります。1351年に建設されたアユタヤの中心部やその周辺には遺跡が点在し、1991年にユネスコ世界遺産にも登録されました。
主なアクセス方法は、鉄道、ロットゥー（ミニバンの乗り合いバス）、船の3つです。アユタヤは河川の中州にあるため、車や電車だけでなく船でもアクセス可能。このほか、現地オプショナルツアーなどを利用すると便利ですよ。
バンコク市内のフアランポーン駅から出ているタイ国鉄を利用し、ウボンラーチャターニー行きか、チェンマイ行きに乗車しアユタヤ駅で下車します。鉄道での所要時間は約1時間30分。バンコク市内を走っている近代的なBTS（高架鉄道）や、MRT（地下鉄）とは異なり、風情あるタイのローカルな風景を楽しみながら移動できます。
アユタヤへ行くには長距離バス以外に、ロットゥーというミニバスで行くことも可能です。どちらもBTSモーチット駅の北ロータリーから出発しています。所要時間はどちらも片道約1時間30分ですが、乗り合いバスのロットゥーは満席になるまで発車できないので、出発時間は都度変わることが多くあります。
アユタヤへは、船でのアクセスも可能です。バンコクのシャングリラ・ホテル前と、リバーシティショッピングセンターにあるボートツアーセンターから毎日船が出ており、川辺の様子を眺めながら現地までの船旅を楽しめます。所要時間の目安は約3時間30分です。
ボートやトゥクトゥクをはじめ、サムロー・ティーブという人力車やレンタサイクルなどがあります。アユタヤの遺跡群は河川の中州になっているアユタヤ島とその周辺に集中しているため、観光で歩くのは大変です。遺跡巡りをするなら、身軽に移動できるレンタサイクルが安くておすすめ。
レンタサイクルは鉄道駅の周囲やゲストハウスなどで借りることが可能です。川を渡る前に借りるより、ボートで渡って対岸に着いたあとに借りると返却が楽になるでしょう。1日のレンタル料金は約50バーツ（約180円）です。
バンパイン宮殿など、歴史を肌で感じることのできる遺跡が一番の見どころです。日没後にライトアップされる遺跡が複数あり、夜間に訪れると昼間とはまた違った雰囲気を味わえます。古都アユタヤは、散策するだけでも古き良き時代を感じさせてくれる場所ですよ。
しかし、タイで一番の観光地となっているアユタヤの遺跡は1つではありません。アユタヤ自然公園だけでなくその周辺にも遺跡群があるので、アユタヤを初めて訪れるときにはどこを回ればよいか迷ってしまうでしょう。そのような方は、現地オプショナルツアーを利用するのがおすすめです。
アユタヤのおすすめ観光スポットとして、「ワット・マハタート」「ワット・プラ・シーサンペット」「水上マーケット」の3つを紹介します。それぞれを詳しく見ていきましょう。
アユタヤ歴史公園のなかにあるワット・マハタートは、1374年ごろに建立されたといわれる大寺院です。建立したのは、2代のラーメスアン王か3代のボロムラーチャー1世のどちらかではないかといわれています。1767年にビルマ軍に破壊されてしまいますが、補強修理を行ないながら廃墟と化したその姿を維持しています。寺院の最大の見どころである菩提樹の木の根に取り込まれた仏頭を見ると、悠久の歴史に思いをはせることができますよ。
なお、仏頭の写真を撮るときに、立ったまま上から見下ろすように撮影するのはマナー違反にあたります。タイの人にとって寺院や仏像はすべて信仰の対象です。敬意を払い、仏頭より下から撮影するようにしましょう。
1448年にアユタヤ王宮内に建てられたワット・プラ・シーサンペットは、最も重要とされていた寺院です。東西の3つの仏塔には6代トライローカナート王や、その王子たちの遺骨が納められていたとされています。また本堂の中には黄金の立仏像が置かれていたとされ、その名が寺院名になったと伝わっています。
ワット・プラ・シーサンペットは、1767年にビルマ軍によって破壊されましたが、戦後に修復作業を行ったことで現在の姿になりました。夜間のライトアップが美しいため、ツアーでも夜に訪れることが多い寺院です。
チャオプラヤー川流域では昔から水上マーケットが盛んですが、アユタヤの水上マーケットは2010年と近年に作られたものです。しかし一帯にはのんびりとしたローカルな空気が漂い、器用に舟を動かして商売をする昔ながらの姿を見られることから、観光客に人気の観光スポットになっています。
水路の周りには屋台やお土産屋だけでなくタイ古式マッサージのお店などもあり、お手頃価格なのもうれしいところ。アユタヤ遺跡から車で約20分と近いので、ぜひ立ち寄ってみて、散策を楽しんでください。
アユタヤ観光に行くのであれば、日本ではめったに体験できない「象乗り」にチャレンジしてみてはいかがでしょう。本場のタイ古式マッサージを受けて疲れを癒すのもおすすめです。
大きな象の背中に乗って、いつもとは違う目線で散策を楽しみながら遺跡観光ができます。ほかにも子象と川遊びをしたり、エサやりができたりすることも。象乗りができる場所はいくつかありますが、個人で乗り場を探すのは大変だという方は、現地オプショナルツアーを利用するのがおすすめです。
アユタヤの街中や水上マーケットで、本場のタイ古式マッサージを受けることができます。アユタヤのグランド地区にはマッサージ店が多くありますが、現地の人が多く利用するお店や老舗のマッサージ店を選ぶのがおすすめ。料金の目安は1時間200バーツ（725円）ほどです。
歴史深い遺跡だけでなく、のんびりとしたローカルな雰囲気が魅力のアユタヤ。ホテルなどの宿泊施設もゆったり過ごせるところがおすすめです。宿泊施設はアユタヤ公園周辺に集中しているのでどこも観光に便利ですが、特におすすめのホテルを2つ紹介しましょう。
隠れ家的なこちらのホステルは、観光の拠点として人気のプラタチェイエリアにあります。ワット・マハタートまでは約900mで、アユタヤ周辺の観光地にアクセスしやすいと評判です。格安のホステルながら、セキュリティは24時間万全の体制なうえ、全室でWi-Fiが無料で利用できます。マッサージも受けられるので、観光で疲れた体を癒すにもぴったりです。レストラン、自転車のレンタルもあります。
4つ星ホテルの「サラ・アユタヤ」は、2014年にオープンした比較的新しいホテルです。アユタヤ歴史公園までは約1.6kmとアクセスがよく、アユタヤ遺跡観光の拠点として高い人気を誇ります。スタイリッシュなホテル内には川や遺跡を望むレストランもあり、居心地も抜群。マッサージを受けられるトリートメントルームのほか、子供も遊べる屋外プールも完備。Wi-Fiは共用エリアだけでなく室内でも無料で利用でき、iPodドックなども備わっています。
アユタヤには、観光客向けのレストランやカフェといった飲食店も多数あります。ここからは、アユタヤで特におすすめのレストランを2軒紹介しますので、お店選びの参考にしてください。
「コーヒーオールドシティ」はアユタヤにあるレストランやカフェの中でも、特に観光客に人気のあるレストランです。タイ料理はもちろん、アジア料理や西洋料理など幅広いグルメを堪能できるうえ、リーズナブルな価格も魅力です。人気店なので、できれば事前に予約しておくとスムーズに入れますよ。
先述した「サラ・アユタヤ」に併設されているレストラン「サラ・アユタヤ」は、タイ料理、アジア料理だけでなく、ベジタリアン向けの料理メニューも充実しています。テラス席では、川の向こうにある遺跡を眺めながらゆったり過ごせると人気です。夜間にはライトアップされた美しい姿も見ることができます。料理の味はもちろん、絶好のロケーションでムード満点の食事を楽しめるのがうれしいポイント。
タイの寺院や遺跡は神聖な場所とされるため、多くの場合ドレスコードが設定されています。夏場など暑い季節にはついつい肌の露出が多くなりがちですが、寺院などでは袖がないトップスやひざが出ている服装は避けましょう。また、ボディラインがはっきりとわかるもの、肌が見えるダメージジーンズ、シースルー素材を使用している衣服もNGとされています。
服装が原因でチケット売り場や入口で入場を断られてしまうこともあるため、羽織れるものを持参しましょう。
世界遺産「アユタヤ」はバンコクからのアクセスがよく、見どころの多い人気観光地です。荘厳な佇まいの遺跡からは、アユタヤ王朝の往時を思い起こさせられるでしょう。また象乗りや水上マーケットもアユタヤ観光に彩りを与えてくれます。ベルトラでは、アユタヤを満喫できる現地オプショナルツアーも用意しています。ガイドにお任せできるので、不安なく効率的な旅を楽しめますよ。アユタヤへの旅行を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
