海外旅行に出かける時に気をつけたいことのひとつとして、行き先のコンセント事情があります。規格が異なる製品を使用すると思わぬ事故につながる原因となる上、日本から持ってきた製品が現地で使えず不便な思いをすることも。ここでは、安心してカンボジア旅行を楽しめるよう、カンボジアのコンセントの形状や電圧を紹介します。
カンボジアのコンセントには2つの形状があります。日本と同様に長方形の穴が横に2つ並んでいる「A型」と、丸い穴が横に2つ並んでいる「C型」の2種類です。日本でも使われているA型の形状をそのまま使用できるので安心です。
海外旅行によく出かける人には、マルチタイプの変換プラグがおすすめ。コンセントには世界中で様々な規格があります。AやC型のほかにも、オーストラリアやオセアニアで使用されているO型、イギリスやシンガポールで使用されているBF型など、国によって大きく異なります。全世界対応の変換プラグを1つ持っていれば、その地域にあったプラグの用意が不要で便利です。
カンボジアの電圧は220V、50Hz。
日本の電圧は100Vなので、日本の電化製品や海外対応していない製品を持ち込んで使用する場合は変圧器が必要になります。ただし、スマートフォンやパソコン、デジタルカメラなどは100~240Vである場合がほとんどです。デジタル家電と呼ばれる製品はコンセントの途中にACアダプターがついており、これが変圧器の役割を果たします。変換プラグを購入する前にアダプターの裏に記載されている対応電圧を確認しましょう。
変圧器はそれぞれ対応できる定格容量が決まっています。それぞれの変圧器には対応できる電気量があり、その数値を超えて使用すると電化製品から煙が出て、破損や発火の原因となります。電化製品の本体や説明書に記載されている「W(ワット数)」を必ずチェックして、適切な変圧器を購入するようにしましょう。
電化製品の中で、特に女性が気になるのがヘアドライヤーやヘアアイロンかと思います。ホテルによっては風量が少ないものが設置されていたり、髪をいたわる機能がついていなかったりと、海外旅行時には日本から持ち込むという人も多いかと思います。ドライヤーの消費電力は非常に大きいため、変圧器を使用しても使用できない場合もあります。そのため、海外対応の製品を準備しておくほうが無難と言えます。
アップル社製のiPhoneは、世界のさまざまな国での利用を念頭に設計されています。基本的にはどこの国でも変圧器なしで大丈夫。そのまま充電器を使用することができるので安心です。また、最近は空港などで無料のUSB充電ポートもよく見かけるようになりました。フライトの待ち時間にも変換プラグなしで充電できるのはとても便利です。しかし、接続された旅行者のスマホからハッカーがデータを盗み取るとるという事例が急増しています。空港では、一般的な充電器でコンセントに挿して充電しリスク回避に努めましょう。
出発までに余裕があるときは、通販サイトで購入するのがお得です。家電量販店の公式サイトやアマゾンなどのオンラインショップにて、手間をかけず購入できます。実際に実物を手にとって確認したい人や、自分に必要なプラグや変換器がどれか不安な人は、家電量販店にて店員さんに相談したうえで購入しましょう。出発までに準備ができない場合は、空港で購入するという手段も。ただし割高になる場合もあります。空港ではバタバタしてしまいがちなので、気持ち的に余裕を持つためにも、事前に準備しておくことをおすすめします。
海外からの旅行客が多いホテルなどでは、変圧器を貸し出ししているところもあります。日本から持参する必要があるか、貸出サービスがあるか心配な場合は、事前に宿泊先へ問い合わせてみましょう。
ホテルによってはコンセントが1~2個しかないということも。旅行において、スマホやパソコン、デジカメなど、充電場所の確保はとても大切です。2人以上で旅行する際は、コンセント不足になることも十分に考えられす。ひとつ持っているだけで複数の電子機器の充電をまかなえるので、非常に便利です。
スマホやミュージックプレイヤーなど、USB端子で充電できるデバイスが主流になってきている現代、通常の電源タップだけではなく、USBポートが複数ついた電源タップもおすすめです。
カンボジアの主流なプラグ形状はAタイプとCタイプ。日本から持ち込んだスマホやPCの充電器はそのまま使うことができます。一方で、変圧器を必要する家電製品もあるため、事前の確認と準備は欠かせません。現地に到着してから慌てることがないように、しっかり下調べをして出発に備えましょう!そして現地到着後は、現地オプショナルツアーで素敵な思い出作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。