バンコクから700kmほどの距離にあるチェンマイは、ランナー王朝時代に築かれたタイ第2の都市です。複数の民族が交流したことにより、「ランナー文化」と呼ばれるタイ北部独自の文化を築き上げました。そのため、チェンマイではランナー文化を感じられる寺院や史跡が多く、そうしたスポットは観光地としても人気です。このほか、チェンマイの周囲は山岳地帯となっているので、山岳民族を訪ねるツアーなども開催されています。
このように、幅広い楽しみ方ができるチェンマイですが、チェンマイの都市を訪れるためにはチェンマイ国際空港（チェンマイ空港）を利用する必要があります。今回は、チェンマイ空港の基本情報や空港内での過ごし方、周辺のホテルについて紹介します。
チェンマイ空港はタイ北部への玄関口であり、国内線だけでなく、アジア各国やヨーロッパへ行くことができる国際線もあります。日本からの直行便は出ていないので、バンコクにあるスワンナプーム国際空港を経由していかなくてはなりません。日本からスワンナプーム国際空港までは約7時間、飛行機を乗り換えてチェンマイ空港までは1時間30分ほどなので、合計約8時間30分かかります。
チェンマイ空港はチェンマイの中心地から5kmほど離れたところにあるので、市内へ出るためには、これから紹介するようにタクシー、バス、レンタカーのいずれかを利用しましょう。
空港から市内へ出る際、一番利用しやすいのがエアポートタクシー（空港タクシー）です。目的地のエリアによって料金が決まっているので、運賃で揉めることなく目的地に到着できます。国内線のターミナル1階にあるタクシーカウンターから簡単に申し込めるのもうれしいですね。また、荷物が多くてもトランクなどに積み込めるので、安心して利用できる点も魅力。メーターで走行距離や時間を計測する一般的なタクシーもありますが、エアポートタクシーのほうが安く済む場合が多いようです。ナイトバザール周辺までの所要時間は約30分、ニマンヘミン周辺までは約25分なので、初めてのタイ旅行であればタクシー利用をおすすめします。
空港からは路線バスが出ており、市街地を時計回りと反時計回りに巡回する2つの路線があります。ナイトバザール周辺やニマンヘミン周辺に行きたい場合に利用できます。運賃は一律20バーツほどなのでタクシーよりも安く済みますが、到着するまでに時間がかかるというデメリットも。安さを優先するか、早さを優先するかによって、市内までの交通手段を決めるとよいでしょう。停留所はタクシー乗り場を過ぎたあたりにあります。
路線バス以外にシャトルバスもありますが、規定の人数の乗客が集まらないと発車しないため、少人数の旅行で利用すると時間がかかるかもしれません。団体旅行で利用する場合は、シャトルバスも便利です。
空港からレンタカーで市内に向かう方法もあるので、遠くへ観光する予定がある場合は利用を検討してみてはいかがでしょうか。オンラインで予約できるので、あらかじめ車を手配しておくと当日スムーズです。
三輪タクシーの「トゥクトゥク」や乗り合いタクシーの「ソンテウ」は、空港への乗り入れが禁止されているのでおすすめしません。旅行のスケジュールや移動時間の優先度によって、タクシー、バス、レンタカーのいずれかから選ぶと失敗なく目的地まで行けますよ。または事前に予約できる送迎サービスなどを利用すると便利です。
空港到着後は、手荷物受取所で荷物を受け取りましょう。空港内には喫煙所がなく、タバコを吸う人は空港から出るまで我慢しなければならないので注意が必要です。また、両替所は国際線到着ロビーと国内線カウンターの近くにあります。チェンマイ空港はターミナルが1つしかないので、迷わずたどり着けるでしょう。両替所は8時から24時まで使用可能なので、荷物を受け取ったらまず両替しておくとスムーズです。
各航空会社のチェックインカウンターは出発の2時間前からオープンし、搭乗時間の40分前には閉まるので、帰国時に空港を利用する際は、時間に余裕を持って行動しましょう。
※料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。
チェンマイから発つ際、早めに空港に到着した場合は、せっかくなのでチェンマイ空港を満喫しましょう。ラウンジでくつろいだり食事を楽しんだり、ショッピングをすることもできます。ここからは、空港のラウンジ、食事、ショッピングについて詳しく紹介します。
チェンマイ空港には「バンコクエアウェイズブルーリボンラウンジ」「タイエアウェイズロイヤルシルクラウンジ」「コーラルエグゼクティブラウンジ」「タイエアウェイズロイヤルオーキッドラウンジ」の4つのラウンジがあります。
4つのうち、プライオリティパスが使用できるのは国際線ターミナルにある「コーラルエグゼクティブラウンジ」のみとなっています。プライオリティパスとは空港ラウンジが利用できるサービスのことで、世界各国にある1,200か所以上のラウンジと提携しています。
※これを利用するにはプライオリティパスの会員になるか、プライオリティパス付帯のクレジットカードを持つ必要があります。
軽食やドリンク、フットマッサージのサービスはありますが、チェンマイ空港のラウンジにはシャワーがありません。飛行機が出発するまでの間にゆっくりできる場所と捉えておくとよいでしょう。
空港内には食事ができる場所がいくつかあり、ターミナル2階にあるタイ空港インターナショナルレストランでは、タイ料理やヨーロッパ料理を味わうことができます。軽食で済ませたい場合はハンバーガーショップやコーヒーショップの利用がおすすめです。カフェもあるので、飲み物を飲みながらゆっくりくつろいでもいいですね。
空港内ではラウンジの利用や食事のほか、ショッピングも楽しめます。免税店やお土産店はもちろん、ローカルフードショップやローカル製品ショップがあるので、空港でもタイの商品を購入できます。免税店での買い物も、旅行ならではの楽しみといえるでしょう。
チェンマイ国際空港は市街地まで5kmほどの距離なので、空港からすぐホテルに到着します。ここでは、空港周辺のおすすめホテルを4つ紹介します。
空港から約4kmの位置にある「ベッドプラシンホテル」。大人専用のホテルなので、静かで落ち着いています。周辺にレストランや観光スポットがあるので旅の拠点としても便利です。また、観光地までのアクセスもよく、観光名所の「ワット・プラシン」まで歩いて2分ほど、高級官僚のムーングンコーンによって建てられた寺院「ワット・ムーングンコーン」までは車で約3分と近いので、空いた時間に周辺散策をするのもおすすめです。
「アキラマナーチェンマイ」は空港から約3kmの場所にあり、アクセスのよさとスタッフの対応のよさで人気を集めています。ワット・プラシンやワット・スアン・ドークといったチェンマイで人気の観光スポットが近いので、旅行の拠点にもぴったり。黒を基調としたおしゃれなデザインも人気の理由の1つです。
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空港から約3kmの場所にある「グリーンタイガーハウス」は、リゾートホテルのような造りになっているので、快適に過ごせること間違いなし。周辺にはレストランが多く、歩いて行ける観光スポットもたくさんあります。
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歩いて7分ほどのところにメーピン川が流れているほか、徒歩圏内に複数の寺院があるので、観光地巡りの拠点に最適です。近くにはスーパーがあるので買い物にも便利。空港からは4kmほど離れています。
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チェンマイはランナー王朝時代の文化に触れられる都市で、近年は観光地として人気が高まっています。寺院などの観光スポットが多くあるので、チェンマイ国際空港を利用してぜひ一度訪れてみてください。ベルトラでは、チェンマイ国際空港への送迎サービスや、チェンマイを満喫できる現地オプショナルツアーを揃えています。便利なツアーを利用して、旅をより楽しいものにしましょう。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。
