東京から約1,000km離れた先に浮かぶ南国の楽園・小笠原諸島。大小30の島々からなり、全域が東京都小笠原村に属しています。世界遺産にも登録された自然豊かな島は、青く美しい海に緑豊かな森林、独自の進化を遂げた固有種、そして笑顔溢れる人々と魅力がたくさん!今回は、小笠原諸島の玄関口であり小笠原最大の島『父島』の見どころをたっぷりと紹介します。
小笠原諸島父島にある唯一の都立公園。丘陵地の大神山地区と見港に面した大村中央地区に分かれていて、場所によって異なる自然に触れ合うことができます。
白い砂浜とコバルトブルーの海が美しい小笠綿諸島随一の海水浴場。サンゴ礁が少ないエリアなので素足で泳ぐことができます。
片道約2時間のトレッキングの先に広がる父島南部に位置する秘境ビーチ。純白の砂浜は息をのむ美しさです。
父島の西島の海を一望できる展望台。太平洋に沈んでゆく美しい夕日を望むことができる絶景スポットです。
海側からみると赤い岩肌がハートに見えることから『ハートロック』と称される断崖絶壁。特殊な火山岩ボニナイトが分布されている貴重な地質を持っています。
ギルバート諸島出身の先住民「コペペさん」という方の名前に由来したビーチ。サンゴ礁も多くシュノーケルにもおすすめのビーチです。
二見漁港の背後に聳え立つ山。山頂まで続く遊歩道を上ると、美しい二見湾や兄島の絶景を見渡すことができます。
沈水カルスト地形が珍しい父島南西沖に浮かぶ島。魅力的な扇池はガイドブックの表紙写真に使われることも。貴重な自然環境を守るために1日に上陸できる人数が100人まで、ガイドの同行が必須などのルールがあります。
アオウミガメをはじめとする小笠原の貴重な生物の保護のために解説された施設。飼育されているウミガメの見学や放流体験なども開催しています。
ご来場・プログラムに参加される皆様へ小笠原海洋センターへの来場、プログラム参加をご希望される観光客の方は、東京・竹芝発のおがさわら丸乗船前のPCR検査を受けて頂けますよう、ご協力の程お願い致します。…
兄島瀬戸に面した美しい海岸。サンゴ礁が発達しているため、熱帯魚の種類や数も多くシュノーケリングスポットとしても有名です。
古く方釣りの名所として有名なビーチ。お魚の数が多く透明度も高いビーチですが、潮流が早いので泳ぐときには注意が必要。浜辺近くで楽しみましょう。
父島の中心街「大村地区」にあるエメラルドグリーンの海が美しいビーチ。浜辺には休憩所も多く、島民の憩いの場としても親しまれています。
父島の中央に位置し、この島一高い山「中央山」にある展望台。展望台からは360度のパノラマの風景が堪能できます。頂上には、戦時中使用していたレーダー台座跡も残っています。
小港海岸から八瀬川をわたり遊歩道を進んだ先にある中山峠。展望デッキからは小港海岸やコペペ海岸、二見湾などいくつもの美しい海岸を望めます。
穏やかな波でシュノーケル初心者や小さなお子様連れにもおすすめの場所。屋根付きの休憩所や、シャワー、駐車場もあり地元のファミリーで賑わう人気のビーチです。
大きなくじらの絵が目印の小笠原観光の拠点の場所。観光協会、ホエールウォッチング協会、商工会の窓口があります。観光のことで困ったことがあれば窓口で相談してみましょう。
父島から更に50kmほど南下した先に浮かぶ母島。手つかずの美しい自然が残り、この島でしか出会うことができない動植物も多く生息しています。父島から出航している「ははじま丸」でアクセス可能。所要時間は片道2時間ほどで日帰りでも行くことができます。
ボニンブルーと称される父島の深く青い海の中にはイソマグロの群れやシロワニ、マンタなどの大物に出会えるチャンスが広がっています。ダイビング中にイルカやウミガメに遭遇することも。沈船ダイビングもできる小笠原の海には魅力が詰まっています。
透明度の高い小笠原の海でのシュノーケリングは一生の思い出になること間違いなし!美しいサンゴ礁やトロピカルなお魚たちを観察しましょう。初めての方は現地オプショナルツアーへの参加がおすすめ。インストラクターの丁寧な説明やフォローもあるので安心です。
島の誕生以来一度も大陸と繋がったことのない小笠原諸島には、この島でしか見ることのできない動植物が多く生息しています。ガイドと一緒に山や森を歩きながら小笠原の大自然に触れてみましょう。
夜の小笠原も見どころが満載。夏の時期以外でも天の川が見えてしまうほどの満天の星空は忘れられない思い出になるでしょう。
小笠原の海では1年を通して野生のイルカに出会うことができます。多く見られるのがハシナガイルカとミナミハンドウイルカ。小笠原の美しい海を野生のイルカと一緒に泳ぐ、そんな夢のような体験はいかがですか。
小笠原はホエールウォッチングの聖地でもあります。マッコウクジラは通年見ることができ、ダイナミックなジャンプが魅力のザトウクジラは2月~4月頃がベストシーズンです。
父島をたっぷり楽しみたい行動派の方は、到着日はレンタサイクルやレンタバイクで島巡り、小笠原滞在中は海や山アクティビティに参加をして存分に楽しみましょう。最終日は大神山神社でお参りして展望台へ。展望台から小笠原の景色を最後に堪能しましょう。ダイビング好きの方は、到着日や出発日の半日も使ってダイビング三昧の旅を楽しむのも良いですね。海に潜ったり、山に登ったり、全身で小笠原の大自然を堪能しましょう!
お子様連れでの旅行はのんびりペースで世界遺産の自然に触れてみませんか。到着日は絶景ビーチを眺めながら、島のお弁当を食べましょう。ランチ後は『小笠原海洋センター』で可愛いウミガメと触れ合いながら小笠原諸島の自然を楽しく学習。丸1日遊べる日は、ネイチャーツアーへの参加や、路線バスを使って島巡りなどもおすすめです。最終日は大村地区の商店でお土産探しやランチを楽しみましょう。
島の食材を使った島料理からピザやパスタなど幅広いメニューで人気のレストラン。二見湾を一望できるテラス席もあります。
島の食材を使った料理を中心に、ピザやパスタ、タコス、ざる中華等、幅広く充実。日本酒と焼酎の種類も豊富で、 テラス席は二見湾の青い海が一望できます。亀刺、亀煮込み有。 店内にて無線LANご利用になれま…
大きなガジュマルの木が目印の海風が心地良いカフェ。オリジナルのハンバーガー「サメバーガー」もぜひ試してみましょう。
島の野菜を使った料理や自家製のスイーツがおすすめの洋風居酒屋。お店の大画面ではライブや島の景色を楽しむことができます。
時期などにもよりますが、唯一の移動手段「おがさわら丸」の一般船賃は、最低でも往復で4万6千円ほど。宿代や食事代金、現地でのツアー代金などを考慮しトータルで10万前後を目安に計画を立てると良いでしょう。
よりお得に楽しみたい方は、乗船券と宿がセットになった「おがまるパック」がおすすめです。お得な料金設定に加え現地で利用できるクーポンも付いています。詳細は小笠原海運の公式サイトを確認しましょう。
季節ごとの気候の特徴やおすすめの持ち物を紹介します。父島旅行の準備の参考にしてくださいね。
晴天の日は半袖で過ごせる季節。春は気候が少し不安定なシーズンでもあるので、雨に備えて風を通さない上着やトレーナーなどを準備すると良いでしょう。
本土の夏の時期と同様に1日半袖のTシャツなど真夏の服装で過ごせますが、日焼け対策は念入りに!帽子やサングラスなども持参されることをおすすめします。真夏の季節ですが、朝夕は涼しく過ごすことができます。
晴天の日中は半袖で過ごすことができます。朝夕は肌寒く感じることもあるので長袖の上着やトレーナーを持参しましょう。海に入る方はラッシュガードを念のために準備しておくと安心です。11月下旬ごろからはウェットスーツを着用する方が多くなります。
日中は長袖のTシャツで過ごせる日もありますが、北風が冷たく感じる日もあります。厚手の上着やトレーナー、フリースなど保温性のある衣類を用意しておきましょう。
東京竹芝桟橋から出ている定期便「おがさわら丸」が唯一の交通手段。ゴールデンウイークや夏の時期は週に複数回の運航がありますが、通常は週1便の運航です。所要時間は片道約24時間、父島の玄関「二見港」に到着します。
島内の移動にはレンタカーがおすすめ。軽自動車からバンタイプまで様々な種類があります。台数に限りがあるので、事前に予約をしておきましょう。
ちょっとした島内の移動には自転車のレンタルも良いでしょう。坂道も軽々登れる電動アシスト付き自転車は展望台へ向かうのにもとっても便利。レンタバイクもおすすめです。
父島には温泉はありませんが、民宿を中心にペンションやホテル、ドミトリーなど個性豊かな宿泊施設が揃っています。父島旅行をより素敵な思い出にする、特におすすめの滞在先を紹介します。
オレンジ色の建物が島内随一のリゾートホテル。中心街から離れているので静かにゆっくりと父島滞在を楽しめます。ホテルからの景色も美しく、ビーチも目の前なので、家族旅行やカップルにおすすめです。
「人と地球にやさしい大人の宿」がコンセプトの環境にも優しい宿。オーナー手作りの島懐石料理と開放感溢れる客室で日頃の疲れを癒しましょう。
くつろぎの宿てつ家は、平成18年に「人と地球にやさしい大人の宿」をコンセプトに、オンリーワンの宿を目指して開業いたしました。部屋数は5室、スタッフ数名で営む小さな宿ですが、お客様一人ひとりに心のこも…
リーズナブルな価格で小笠原諸島の滞在を楽しめるアットホームな宿。交流スペースもあり、一人旅にもおすすめの滞在先です。
24時間の船旅の先には、想像を絶する感動が広がっています。魅力溢れる父島で楽しく自然を体感してみませんか。美しい大自然と島の人々の温かさに触れ、帰るころにはまた訪れたいと思える場所になっていることでしょう。ぜひ小笠原諸島に足を運んでみてくださいね。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。