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美ら海水族館の楽しみ方|沖縄必見スポットの観光情報

見どころたっぷりの沖縄を代表する観光施設といえば美ら海水族館です。美ら(ちゅら)とは沖縄の方言で「清らしい」ですが、その名の通り神秘的で美しい海の世界を気軽に楽しく魅せてくれています。ビーチやマリンスポーツなど屋外のイメージが印象強い沖縄ですが、美ら海水族館でもしっかり沖縄を感じることができます。この記事ではチケット料金などの基本情報から楽しみ方、近辺のおすすめホテル、レストラン、人気のお土産まで紹介します。

2020/09/20

沖縄美ら海水族館のアクセス&チケット料金

まずはアクセス方法などの基本情報です。チケット料金は割引などもあるので購入前に確認しておきましょう。

那覇からの行き方

美ら海水族館は沖縄県本島北部本部町にある海洋博公園内に位置しています。主なアクセス方法はレンタカーなどの車、バスとなります。

バスを利用する場合は、路線バスやエアポートシャトル、空港リムジンバス、そして観光ツアーバスがあります。所要時間としては約2時間15分〜約3時間30分です。「やんばる急行バス」、「高速バス117系統」、「空港リムジンバス」、「沖縄エアポートシャトル」、「美ら海ライナー」を利用すると、那覇空港から乗り換えなしで行けるので便利です。

「高速バス111系統」、その他一般路線バス120系統、20系統利用の際は、名護バスターミナルで乗り換えが必要です。

各会社で乗降車場所や所要時間、金額など異なりますので、下記等の各ホームページにて確認してください。

沖縄を好きになるバス。やんばる急行バス

やんばる急行バスは、「那覇空港から運天港」を結ぶ、沖縄の高速路線バスです。

沖縄県内の観光・貸切・バスツアー 【沖縄バス株式会社】
沖縄県内の観光・貸切・バスツアー 【沖縄バス株式会社】

沖縄バス公式WEBサイト。沖縄本島の路線バス、空港リムジンバスの運行情報、路線・運賃・時刻表検索が可能です。また、沖縄観光に便利な貸切バス、ツアーバスを運行しています。沖縄本島の定期観光バスツアーに…

沖縄エアポートシャトル
沖縄エアポートシャトル

沖縄エアポートシャトルは、那覇空港から本部まで主要な観光エリア全てを通る、沖縄初の定期運航バス。沖縄美ら海水族館をはじめ、古宇利島や北部の離島など、何度も乗り継いだりレンタカーを使っていた観光スポッ…

カリー観光│ | 沖縄観光バスツアー・格安ツアー
karrykanko.com

沖縄観光バスツアー、格安ツアーはカリー観光!

車の場合は、高速道路を利用して約2時間の所要時間です。空港から豊見城・名嘉地ICで高速道路に乗り、許田ICで降ります。その後一般道に出てからは標識を確認しながら進み、約50分で到着します。

駐車場

海洋博公園の駐車場は無料です。9ヶ所も駐車場があるので、遠すぎることの無いようにゲートチェックをすることをおすすめします。水族館最寄りの駐車場は北ゲート駐車場(P7立体駐車場)です。

近くの観光スポット

周辺には美ら海水族館だけでなく、他にも観光地が点在しています。時間に余裕があればぜひスケジュールに組み込んでみてください。

海洋博公園

美ら海水族館も属している海洋博公園は、沖縄国際海洋博覧会の跡地からテーマパークになりました。常時2,000株以上ものランが咲き誇る植物園「熱帯ドリームセンター」や、琉球時代の集落や住居の再現が見学できる「おきなわ郷土村・おもろ植物園」、更に海に囲まれた沖縄ならではの施設で太平洋地域の海洋民族歴史などが学べる「海洋文化館・プラネタリウム」があります。地図を事前に確認して、美ら海水族館と合わせて訪れたいところです。

エメラルドビーチ

実は美しいビーチも海洋博公園内にあります。名前にも付けられている通り、エメラルドグリーン色に輝くビーチで、2006年(平成18年)には環境省によって指定される「快水浴場百選」にも選ばれています。ラグーン内にあるコーラルサンドのビーチとして有名で、人気観光スポットになっています。

ナゴパイナップルパーク

南国の沖縄はパイナップルの名産地。そんなパイナップルを楽しく学ぶことができる施設になっています。パイナップルトレインに乗りながら、園内のパイン畑や様々なカラフルな植物を鑑賞することもできます。もちろんカフェやレストランなど、パイナップルを食べる場所も設けています。パイナップル好きにはたまらない楽園です。

入館料

美ら海水族館は通常チケット以外にも様々なチケットを販売しています。用途に合わせて購入しましょう。

種類と値段

通常料金は大人1,880円、中人(高校生)1,250円、小人(小・中学生)620円、6歳未満は無料です。夕方16時~入館締切に入館する人は「16時からチケット」が利用可能で、大人1,310円、中人870円、小人430円になります。

※すでに通常チケットを持っている場合で16時以降に入館した際は、水族館券売所において「4時からチケット」と交換となり、差額を受け取ることができます。(一部例外あり)

割引

沖縄美ら海水族館アンテナショップである「うみちゅらら那覇空港店」では割引入場券(前売り券)の購入が可能です。大人1,690円、中人1,130円、小人560円です。更に家族券というチケットも販売しており、大人2人・小人2人で4,020円です。

その他20名以上で団体料金が適用、障がい者割引もあります。また、沖縄県内のコンビニや道の駅での前売り券購入、レンタカーとのセット割引、有料月額サービスへの加入など、様々な方法で割引チケットが販売されています。用途に合わせてチェックしてみましょう。

熱帯ドリームセンターも見学したいと思っているのであれば、沖縄美ら海水族館のチケット提示で入館料が半額になるサービスもぜひ利用してください。

沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館

沖縄美ら海水族館(おきなわちゅらうみすいぞくかん)は、沖縄本島北西部の本部半島備瀬崎近くにある海洋博公園内の水族館。「チュらうみ」とは沖縄の言葉で「清[きよ]ら(しい)海」という意味。

営業時間

通常期(10月~2月)8:30~18:30(入館締切は17:30)夏期(3月~9月)は8:30~20:00(入館締切は19:00)が営業時間です。12月の第1水曜日とその翌日(木曜日)は休園日です。

美ら海水族館観光の楽しみ方&人気の展示

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美ら海水族館の見どころを紹介します。観光前に知っておきたい情報です。

魚の種類

美ら海水族館では77槽約740種の生き物達が飼育されています。

まずエリアは水深200mを超える深海をテーマに約100種を紹介する「深海への旅」、水族館のメインエリア、サメを含んだ回遊魚をダイナミックに魅せるメインスポット「黒潮への旅」サンゴ礁周辺など浅瀬に棲む生き物達の世界がわかる「サンゴ礁への旅」ワクワク感が高まる入り口エリア「大海への誘い」の4つに分けられて展示されています。

サメ

「サメ博士の部屋」という場所が設けられている「黒潮への旅」エリアでは、ホホジロザメの胎仔標本や様々な種類のサメの歯の紹介、そして7種のサメが展示されています。

多方向から見学ができる、横22.5m、縦8.2m、容量7,500m³の世界最大級を誇る水槽の中にはジンベイザメやナンヨウマンタなど約70種の多種多様な南海の生物を見ることができます。世界有数の大きさを誇る大水槽で悠々と泳ぐジンベイザメの姿は圧巻です。

イルカ

水族館を一回出て、遊覧車に乗り「イルカラグーン」に向かうと無料でかわいいイルカたちを間近でみることができます。また、「オキちゃん劇場」ではオキゴンドウやミナミバンドウイルカたちによる素晴らしいショーが行われています。イルカの生態能力についても解説があるので、ショーを見た後にはもっとイルカに興味が湧いてくるかも!

マナティー

「イルカラグーン」などと同じく館外の「マナティー館」でマナティーを水上から、そして水中での行動も観察することができます。マナティーといえば人魚伝説がモデルとなった生き物。絶滅の危機にある草食哺乳類で、ここのマナティーはメキシコ政府より寄贈されました。約3~4.5mの大きさ、体重300~1,000kgのマナティーはかなりの迫力があります。

ヒトデ

沖縄の方言でイノーと呼ばれる、サンゴ礁に囲まれた浅瀬に住んでいるヒトデやナマコなどをなんと実際に触ることができます。子どもたちにも良い経験になること間違いなしです。その他にもこの「サンゴ礁への旅」エリアでは沖縄特有の強い太陽光を生かした自然に近い展示方法で約70種450群体の造礁サンゴや熱帯魚を観察できるようになっています。

プログラム

観察するだけでも十分楽しめますが、より生態を知ることができるプログラムへの参加は特におすすめです。なかでもおすすめのプログラムを紹介します。

水槽解説、給餌解説

各エリアにて水槽解説を常時行っていますが、特に人気なのがやっぱり「黒潮の海」エリアです。1日5回の解説で、なかには大迫力のジンベエザメの餌を食べる様子やナンヨウマンタの美しい後方回転の給餌解説も含まれています。大人気のプログラムなので早めに見やすい位置を確保しておくと良いでしょう。

水上探検

このプログラムも「黒潮の海」エリアで行われるもので、予約なしで大水槽の水上が観覧できてしまうものです。まるで海の上を歩いているかのような体験です。ジンベイザメが水面を泳いでいる光景をみることができるのは貴重です。観覧時間と水槽の解説時間をチェックして参加してみましょう。

ナイトアクアリウム

冬の期間限定で夜21:00まで営業延長し、夜の水族館を楽しむことができるプログラムです。日中の雰囲気とは違う夜のライトアップがされた館内は幻想的な雰囲気が感じられます。メインの巨大水槽前には夜だけの特等席も用意され、うっとりと水槽内の魚たちを眺めることができます。他にもナイトアクアリウム限定のイベントやドリンクなども堪能できます。

食事・休憩場所

広い水族館では休憩も必要ですよね。もちろん美ら海水族館内にも食事、休憩処があります。

イノー

海を望む景色が素晴らしいレストランで、水族館の4階にあります。ビュッフェスタイルのレストランで沖縄の名物であるラフテーやチャンプルー、サーターアンダギーも好きなだけ満喫できます。ちなみにこのレストランは水族館に入館していなくても利用することができます。

オーシャンブルー

「黒潮の海」エリアの巨大水槽の前にある贅沢なカフェです。沖縄定番のタコライスやパスタ、軽食そして沖縄ならではのトロピカルなジュース、スイーツも販売しています。ジンベイザメとマンタが描かれたラテアートもかわいい!

滞在時間の目安

平均の見学所要時間は1時間半~2時間ですが、見どころを多く抑えて体験をたくさんしたいなら約6時間が目安です。すでに紹介した楽しみ方や展示等をみて見学したいポイントを絞り、計画してみましょう。

美ら海水族館付近のおすすめホテル

美ら海水族館のある沖縄県北部に滞在する際のおすすめホテルを紹介します。美ら海水族館滞在の時間も気にせず観光できるのでホテル選びの参考にしてみてください。

ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ

美ら海水族館までは徒歩約7分、エメラルドビーチまではなんと徒歩約2分という好立地にあるホテルです。全客室がオーシャンビューとなっており、伊江島を望むことができます。未就学の子連れにおすすめの「オーシャンキッズ」という客室もあり、家族での利用にとても便利です。プールやレストラン、スパなどの設備も充実しています。

アラマハイナ コンドホテル

2019年にグランドオープンしたホテルで、海に繋がっていくようなインフィニティプールや最上階の展望大浴場が魅力です。全室オーシャンビューが楽しめます。また、「オキナワ ハナサキマルシェ」という多彩なグルメ、ショッピング、イベントも満喫できる施設が併設されています。

ホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワ

美ら海水族館までは車で約6分ですが、無料のシャトルバスも運行しています。リゾート感溢れる屋外のプールや季節問わず楽しめる屋内プール、大浴場そしてこだわりのレストランなど、滞在中飽きることのないホテルです。マリンアクティビティや文化体験、ツアーにも参加ができます。

美ら海水族館周辺のおすすめカフェ&レストラン

美ら海水族館外のおすすめ周辺カフェ、レストランを紹介します。ドライブついでに立ち寄ってみるのはいかがですか?

cafe CAHAYA BULAN【カフェ チャハヤ・ブラン】

古民家風のおしゃれなカフェで、海を見晴らす絶景も楽しめます。旬の県産食材を取り入れたこだわりのメニューで、沖縄料理とアジア料理を上手に合わせたようなユニークな料理が特徴的です。スイーツやドリンクも充実しています。ちょっとだけくつろぎたい時でも気軽に利用できるカフェです。

ぱぱいや

海を一望できる定食屋で、夕日スポットとしてもおすすめです。沖縄の家庭料理とパパイヤ料理をリーズナブルな価格で堪能できます。沖縄県産あぐー豚のサーロインステーキやボリューミーで贅沢な沖縄そば、2種類のチーズを乗せたタコライスなど気になるものばかりで迷ってしまいます。

花人逢

美ら海水族館からは車で約17分と少し離れてしまいますが、本部町でとても人気のあるレストランです。沖縄らしい古民家を改装して造られており、高台にあり素晴らしい景色も望むことができます。こだわりの具だくさんピザがメインで、心もお腹も満たしてくれます。行列ができることもあるので時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

美ら海水族館で買いたい名物のお土産

美ら海水族館限定のお土産はぜひゲットしたいですよね。おすすめの名物お土産をいくつか紹介します。お土産は水族館内の「ブルーマンタ」国際通りと那覇空港内にあるアンテナショップ「うみちゅらら」で購入できます。

ぬいぐるみ

美ら海水族館人気の仲間たちが可愛いぬいぐるみになっています。リアルだけど、愛らしいぬいぐるみは持ち帰ってぎゅっと抱きしめたくなります。ジンベエザメはもちろん、ナンヨウマンタ、アオウミガメ、マナティーなどサイズ別で購入できます。また、違ったシリーズのぬいぐるみで「ペタンコジンベエザメぬいぐるみ」というふわふわの丸いジンベイザメのぬいぐるみもおすすめです。

ストラップ

海の仲間たちを常に身につけられる人気のお土産です。ストラップにも種類がたくさんあり、海の生物たちの形をしたふわふわの携帯クリーナーストラップや、色付けされた液体が光に当たると光るストラップなどが販売されています。また、生物たちの顔が可愛く描かれたシリコンがま口の小さいお財布もストラップとして使用できます。

トートバッグ

ナンバーワンの人気者ジンベエザメがにこっと笑っているデザインのトートバッグが2種類のサイズで用意されています。シンプルだけど、思わず笑顔が映るような可愛いデザインになっています。レジ袋が有料化となった今、お気に入りのトートバッグでお買い物しませんか?

ちゅらうみ しおソーダ

美しい沖縄の海の色のような透き通った水色をしているしおソーダは、宮古島のミネラルたっぷりの「雪塩」と世界的有名イタリアンレストラン「アル・ケッチャーノ」のオーナーシェフ奥田政行氏のコラボレーション商品です。海を眺めながら飲むと、更にさっぱり爽やかな時間を過ごすことができます。

限られた時間で効率よく廻るならバスツアーがおすすめ!

旅行期間そんなに長くはないけど、主要な観光地は廻りたいと思うのは当然。沖縄には観光スポットが多くてスケジュールを組むのが大変です。でもレンタカーの手配もチケット確保なども個人で行うと当日も時間を気にしてなかなか楽しめないこともあるかもしれません。そんなときは沖縄旅行に欠かせないスポットを効率よくゆったり観光できるバスツアーの予約がおすすめです。VELTRAでは美ら海水族館ももちろん含めたバスツアーを数多く紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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