Hotel Atlantis The Palm, Dubai
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ドバイの旅費、いくら必要?ベストシーズンやおすすめエリアも紹介!

お金持ちが集まるリッチな都市、ドバイ。「旅行してみたいけど、旅費が高そう……。」というイメージがある人も多いのではないでしょうか。この記事では、気になるドバイの旅費についてまとめて紹介します。お得に旅行できるシーズンや意外とリーズナブルに宿泊できるエリアもあるので、ドバイ旅行を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

2020/09/03

ドバイ観光の基本情報

アラブ首長国連邦最大の都市であるドバイは、巨大ショッピングモールや美しい人工島、砂漠や都市建築などが揃う注目の旅行先のひとつ。旅費の目安がわかる航空券や物価をチェックする前に、通貨や気候などの基本情報を見ていきましょう。

通貨、税金

ドバイで使用されている通貨は「UAEディルハム」で、Dh、Dhs、AEDなどの表記があります。通貨レートは、1Dh=29.00円となっています(2020年8月19日時点)。為替レートは日々変動しているので、旅行出発前に確認しましょう。

長らく無税大国だったドバイですが、2018年1月1日から5%のVAT(付加価値税)が導入されました。課税対象は食品、生活用品、レストランでの飲食代などで、日本でいう消費税のようなものです。

治安

中東諸国は何となく治安が心配という人もいるかもしれませんが、実はドバイは世界的に見ても治安がいい国です。日中は暑いため夜に出かける市民が多く、ショッピングモールは夜でも女性や子供を含む多くの人で賑わっています。とはいえドバイもれっきとしたイスラム国家なので、お酒や服装について日本とは常識が異なる部分もあります。事前にイスラムの習慣について調べて、最低限の予備知識を持っておくことをおすすめします。

気候の特徴

ドバイは亜熱帯性乾燥気候で、4月~10月の夏季と11月〜3月の冬季に分けられます。夏は最高気温が50℃以上になることもあるので、日中出歩くときは注意が必要です。一方、冬の平均気温は20℃~25℃と、とても過ごしやすいです。年間を通して雨はあまり降りませんが、1月~3月は比較的雨模様の日が多くなります。

ドバイの渡航費用&旅行代金の目安

Dubai Marina Skyline
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日本からドバイ国際空港へのアクセス

フライト情報を検索してみるとさまざまな航空会社がありますが、東京の羽田空港、千葉の成田空港、大阪の関西国際空港から、エミレーツ航空が日本航空とのコードシェアで1日1便ずつ直行便を運航しています(2020年時点)。フライト時間の目安は約10時間~11時間。福岡から行く場合は羽田や関空で乗り継ぐほか、大韓航空を利用してソウル経由で行く方法もあります。その場合のフライト時間は大体12時間~13時間となります。日本とドバイの時差は1年を通して5時間で、サマータイムはありません

飛行機代金の平均は?

燃油サーチャージや空港税などの諸税込みで、相場は以下となります。参考にしてみてください。

■往復

東京からの往復直行便だと、平均で大体8万円~10万円で航空券が購入できます。時期にもよりますが、最安値だと7万円台で購入可能なこともあります。大阪からのフライトだと、東京より1万円~2万円ほど高くなる場合もあるようです。航空券は購入する時期によってかなり金額が変わってくるので、旅行の予定が決まったら早めにチケットをおさえましょう。乗継便の場合はもう少し安く購入可能ですが、所要時間が大幅に増えてしまうこともあるためあまりおすすめできません。

■片道

ドバイ以外のヨーロッパなどの国にも周遊する場合、日本からの片道分だけチケットを買う方もいるでしょう。片道航空券は割高なため、直行便の場合は約6万円~8万円が相場です。往復同様、乗り継ぎだと所要時間が増えてしまうので直行便がおすすめです。

年末年始は航空券が高い?

年末年始やGWなどの繁忙期だと、往復でおよそ11万円~が相場となっています。直前に予約するとかなり割高になってしまうので、高騰する前に購入しておきたいですね。

現地滞在中の交通費

タクシーはメーター制で、初乗りDh5(22:00~6:00は深夜料金のためDh 5.50ほど)です。ただし最低料金が「Dh12」と設定されているため、実際の支払い額はDh12~(約360円~)となります。ドバイメトロやバスはゾーンごとに料金が設定されていて、最長区間を利用しても約250円ほど。1日乗り放題チケットも販売されていて、料金はDh22(初回発券料金Dh2込み)。日本円で約600円でメトロ、バス、トラムが1日乗り放題と考えると、移動にかかる費用はかなりリーズナブルです。

物価の相場、買い物の予算

ゴージャスなイメージのあるドバイですが、ペットボトルの水(500ml)やコーラなどの炭酸飲料は約Dh30。意外にも日本より割安です。ただし生ビールは1杯約Dh30~Dh40と、アルコール類はかなり値段が高め。野菜や果物はほとんど輸入に頼っているため、レストランでの食費も日本よりは高くなってしまいます。お土産はパッチ【Patchi】のチョコレートやバティール【Bateel】のデーツなどの高級路線のものから、スークでお得に買えるスパイス類など選択肢はさまざま。お目当てのアイテムをあらかじめ下調べして、買い物の予算を組んでおくと安心ですね。

観光におすすめの時期

ドバイ観光のベストシーズンは冬季(11月〜3月)です。この時期の平均気温は20℃~30℃と快適で、日本の初夏や秋のような過ごしやすい気候だといわれています。一方、オフシーズンとされる夏季(4月~10月)は暑い日が続き観光客が減るため、旅費が比較的安くなるというメリットもあります。優雅なホテルステイでリゾート気分を味わったり、ショッピングモールでの買い物がメインの目的であれば、この時期に旅行するのも悪くないかもしれません。

ドバイのホテル、レストランの相場

ホテル

ホテル代は、宿泊エリアや時期によって大きく異なります。ホテル選びの前に、各エリアの特徴を捉えておきましょう。古き良き街並みのオールド・ドバイ(旧市街)は価格相場が低く、リーズナブルなホテルを選べば2名1室で1泊7,000円~15,000円前後で泊まれます。少しホテル代を節約したい人はエリアも考慮するのがよいでしょう。

反対に「ドバイ・モール」や「ブルジュ・ハリファ」が集まっていて観光に便利な「ダウンタウン・ドバイ」や、人工島「パーム・シュメイラ」周辺のビーチエリアは、グレードの高い豪華な高級ホテルが立ち並ぶエリアになっています。このエリアに泊まるとなると、最低でも20,000円~35,000円は見積もっておきたいところです。ラグジュアリーな5つ星ホテルなら、最低35,000円は必要でしょう。さらに7つ星ホテルと話題の「ブルジュ・アル・アラブ」ともなると、1泊約20万円~と高額です。

レストラン

食費の相場もホテル同様、場所によってかなり開きがあります。高級レストランではランチで予算3,000円ほど、モール内のフードコートやファストフードだと、大体1,000円~1,500円におさえられます。物価が最も安いとされるオールド・ドバイだと、ランチ500円というローカルな飲食店も珍しくありません。お金持ちのための観光地というイメージがあるドバイですが、気軽に立ち寄れるお店があるのは嬉しいですね。

ドバイ旅行におすすめの観光スポット

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ドバイは観光スポットが比較的まとまっているため、2日~3日あれば観光可能といわれています。そのため、日本からは3泊5日で行く旅行者が多い傾向にあります。エミレーツ航空で行く場合は早朝にドバイに到着するため、到着日もまるまる観光に充てられるのが嬉しいポイント。のんびり観光を楽しみたい人や、隣の都市アブダビにも行ってみたい人は、現地滞在日数を5日間くらい取ってもいいかもしれません。

ブルジュ・ハリファ

ドバイを象徴する、地上828m、160階建ての超高層ビルです。124階、125階にある「アット・ザ・トップ」、および148階にある「アット・ザ・トップ・スカイ」という展望台からは、高層ビルが立ち並ぶドバイの街並みを一望できます。

ザ・ドバイ・ファウンテン

ドバイを観光するうえで、この世界一巨大な噴水ショーは外せません。ショーは夕方以降、30分に1回行われています。周辺には、ショーを見ながら食事を楽しめるレストランやカフェが隣接されています。

砂漠

せっかくドバイに来たなら、デザートサファリにも参加しておきたいところ。ラクダに乗って砂漠を歩いたり、砂丘を4WDの車で豪快にドライブしたりと、日本ではなかなか体験できないアクティビティが盛りだくさん。大人から子供まで一緒に楽しめるので、家族旅行にもおすすめです。

ドバイ観光は現地オプショナルツアーを活用して満喫!

世界中の大富豪が集まり、アラビアンな雰囲気も堪能できる観光都市ドバイ。何をするにもお金がかかるイメージがあるかもしれませんが、旅行の時期や観光するエリアを賢く選べば、意外と滞在費用をおさえられます。とはいえたくさん魅力的な観光スポットがあるので、全て個人手配するとどうしても旅行費用がかさんでしまいがち。そんなときは、現地オプショナルツアーを活用しましょう。送迎サービスや人気のドバイツアーが数多く揃っているので、旅の目的にピッタリ合った素敵なプランが見つかるはずです。気になる人は、旅行の前にぜひチェックしてみてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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