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北海道・モエレ沼公園の観光情報|アクセスやおすすめスポットを紹介!

モエレ沼公園は1982年から建設が開始され、2005年にグランドオープンしました。広さは約188.8ヘクタール、なんと東京ドーム40個分と広大で、公園の各所に芸術的な作品や施設を見ることができます。モエレ沼(篠路新川)は豊平川で起きた洪水などで出来た湖だといわれており、アイヌ語で静かな水面、またはゆったりと流れるという意味を持つ「モイレペッ」から名付けられました。

モエレ沼公園の基本設計は20世紀を代表する彫刻家として世界的に有名な日系アメリカ人のイサム・ノグチが手掛けました。1988年に初めて札幌へ訪れたノグチは、不燃ゴミの埋め立てて建設が始まっていたモエレ沼公園に興味をもち、「人間が傷つけた土地をアートで再生する。それは僕の仕事です。」と言い、設計に参加したそうです。残念ながら同年、模型を披露した直後にノグチはこの世を去ってしまいましたが、ノグチが残した設計や構想をもとに造設が始まりました。

モエレ沼公園は環境保護の取り組みも行っており、廃棄物や土で作られた人工の山「モエレ山」や、雪冷房を導入した「ガラスのピラミッド」など、自然環境保護の観点でも注目を集めています。「全体をひとつの彫刻作品とする」というノグチのコンセプトや、自然環境を大切にしている札幌市にとってぴったりな都市公園で、市民が誇る観光スポットです。

2020/09/28

モエレ沼公園の営業時間

開園時間と閉園時間

東入口ゲート: 7:00~22:00 (入園は21時まで)

西入口ゲート: 7:00~19:00

※期間限定(4月20日~11月20日)

南入口ゲート: 7:00~19:00

※期間限定(4月16日-11月20日)

※スポーツ施設の予約状況によって時間外に開放されていることもあります。

荷物を預けられる場所

敷地内には下記2箇所にコインロッカーが設置されています。しかし台数も限られていて予約もできないため、できるだけ荷物は最小限にして万が一預けられない場合も持ち運べるようにすると良いでしょう。

・ガラスのピラミッド1F売店横 (小8台/中3台/大2台)

・レンタサイクル横休憩所 (小8台/大2台)

※料金:小100円/中200円/大300円

モエレ沼公園へのアクセス

車で行く場合

札幌市内から:所要時間 約30分

小樽から:所要時間 約50分

千歳空港から:所要時間 約1時間

モエレ沼公園の無料駐車場と開放時間

・P1 (東側、三角点通側) 1200台: 7:00~19:00

※期間限定(4月13日-11月20日)

・P2(中央、ガラスのピラミッド付近) 100台: 7:00~22:00

・P3(南側、雁来篠路連絡線側) 100台: 7:00~19:00

※期間限定(4月16日-11月20日)

・P4(西側、苗穂・丘珠通側) 100台: 7:00~19:00

※期間限定(4月20日-11月20日)

・南口駐車場(篠路雁来連絡線側) 400台: 7:00~19:00

※大型イベント開催時のみ開放

バス

札幌市街地からであれば、地下鉄とバスで行くことが可能です。地下鉄の券売機で地下鉄とバスを乗り継ぐ場合に利用できるお得な乗継券を購入しましょう。地下鉄を降りたら乗継券を持ったままバスに乗車し、バスを降りるときにバスの整理券と乗継券を運賃箱に入れます。ICカードを利用した場合は自動で乗継割引が適用されます。

・地下鉄東豊線「環状通東駅」で下車し、バスに乗り継ぐ場合

【東69】あいの里教育大駅行き、モエレ沼公園東口にて下車

【東79】中沼小学校通行き、モエレ沼公園東口にて下車

【東61(ビ61)】中沼小学校通行き、モエレ沼公園西口にて下車(積雪時は利用不可)

・地下鉄南北線「北34条駅」、または地下鉄東豊線「新道東駅」で下車し、バスに乗り継ぐ場合 (バスの所要時間 北34条駅から乗車する場合は約30分、新道東駅から乗車する場合は約20分)

【東76】「中沼小学校通」行き、モエレ沼公園西口にて下車(積雪時は利用不可)

東口

積雪時(12月下旬~4月初旬)は西口の利用ができないため、東口から入るように注意しましょう。またレンタサイクルを利用する場合も東口のP1駐車場で受け付けています。公園は一周3.75km(所要時間は1時間30分~2時間)あるので、自転車で周りたい方はP1駐車場に行きましょう。(ガラスのピラミッドでは借りれません。)

モエレ沼公園のおすすめスポット

ガラスのピラミッド 「HIDAMARI」

三角面と四角錐が組み合わさってできたガラスのピラミッドはモエレ沼公園の象徴ともなるガラス張りの屋内施設です。一見、イオ・ミン・ペイが設計したルーブル美術館のガラスのピラミッドを彷彿させますが、モエレ沼公園の設計者イサム・ノグチはイオ・ミン・ペイと友好関係にあったため、彼へのオマージュでもあったのではないかといわれているようです。ガラスのピラミッドには空の模様が綺麗に写り、特に青空や夕方に写真を取るとガラスの建物が風景と一体化したような、芸術的な一枚が撮れます。

館内は3階建てで吹き抜けとなっていて、開放感あふれる空間になっています。1階から2階はアトリウム、3階はイサム・ノグチのギャラリー、屋上からはモエレ沼公園を一望することもできます。さらに1階には後ほど紹介するフレンチレストラン「L’enfant qui rêve(ランファン・キ・レーヴ)」、売店「panier(パニエ)」、モエレ沼公園の限定グッズが手に入るギフトショップもあるので、休憩がてらにもぜひ立ち寄ってみてください。

ミュージックシェル

モエレ沼公園はなんといってもユニークで芸術的な作品が園内の各地にあるのが特徴です。プレイマウンテンの向かいには、大型イベントやコンサート、パフォーマンスの舞台として使われているミュージックシェルがあります。高さ6m、幅14.5mの大きな半円が真ん中で割れているユニークなデザインをしていますが、この大きな半円のオブジェは反響板の役目を果たしている他、中には出演者の控室やお手洗いも設置されています。観客は石段に座って鑑賞することができ、またこの広場からはガラスのピラミッドなどいくつかのアート作品を見渡すことができ、ビュースポットにもなっています。

テトラマウンド

ミュージックシェルの横にはテトラマウンドとよばれるユニークなモニュメントがあります。直径2mの円柱が支え合うように三角形に組み合わさっている、シンプルでありつつもインパクトが強い作品です。この円柱は太陽の光を浴びると輝き方が変わるように特殊な方法で磨かれており、青い芝生と空に囲まれる中でキラキラと輝く光景は絶好のフォトスポットとなっています。

海の噴水

モエレ沼公園で最後に完成した公園の中央には直径48m、最大噴上高25mの大きな噴水があります。一日に3~4回、15分のショートプログラムと40分のロングプログラムの噴水ショーが行われ、生命や自然、宇宙を表現した「水の彫刻」と呼ばれるほどダイナミックなパフォーマンスです。25mも水が噴き上がった後、うねりながら水面が満ちていく様子は「海の嵐や大波」を表現していて、その後は静かに水が引いていき、最後にもう一度高く水が吹き上がります。

噴水ショー開催時間

噴水ショーは夏季限定となり、下記タイムテーブルで行われています。

日中:10:30~10:45、13:15~13:55、16:00~16:15    

夜:4~5月 18:30~18:45、6~8月 19:15~19:55、9~10月 18:30~18:45

夜がおすすめ

夜のプログラムのときのみ噴水がライトアップされてとても綺麗で幻想的な雰囲気のある眺めをみることができます。公式サイトにもタイムテーブルが記載されているので、夜もモエレ沼公園に滞在する場合はぜひ事前にチェックしましょう。

サクラの森

なんとサクラの森の敷地内には約1,900本のサクラが植えられています。サクラに囲まれるように7つの遊具エリアがあり、126基ものカラフルな遊具が点在しています。「大人の世界ではなく、背丈90cmの人間が走り回る世界です。僕が創造したものを子どもに発見してもらいたい。」とのイサム・ノグチの思いが込められています。

モエレ沼公園の季節限定体験

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モエレビーチ

海辺をイメージして造られた水遊び場です。すり鉢のような形になっていて、中心部の池から水が湧き出して海辺のように広がっていく仕組みとなっていますが、水深は一番深いところでも45cmと浅く、主に子ども向けとなっています。

夏には水遊びも

開放されている期間は夏季限定で6月中旬~9月初旬の10時~16時(木曜日定休日)となっています。夏休みの時期には特に子供たちや観光客で賑わうスポットです。

モエレ山

モエレ沼公園最大の造形物で、札幌市のランドマークでもあるモエレ山。麓から頂上までは高さ52mありますが、なんと不燃ごみや土で作られた巨大な人工の山なのです。山頂まで行くにはなだらかにぐるぐる回るコースや斜面を一直線に進むコースなど5つのルートがあり、いづれも約10分程度あれば登ることができます。山頂は展望台となっていて札幌ドームや石狩湾など街の景観を360℃一望することができ、札幌市の綺麗な夜景を見ることも可能です。

冬は「そり」も遊べる

冬はソリ滑りや歩くスキー、スノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむことができます。スノーシューやスキー用具などはレンタルもしくは持ち込みが可能です。リフトはなく山頂まで歩かなければならないため、雪が降った後など積雪量が多いときはスノーシューは必須です。

歩くスキーコースは2種類あり、初心者向けのクラシカルコース(芝生広場周辺、溝有り、1.5km)中上級者向けのフリースケーティングコース(圧雪溝なし、3.5km)があります。 1月~2月にはスキーの講習会やダンボールの自作ソリで滑走タイムを競う「モエレ山爆走そり大会」などのイベントが開催されるので、冬季にモエレ沼公園に来たらぜひウィンタースポーツにチャレンジしてみましょう。

モエレ沼芸術花火

2012年から続く、毎年9月初旬に行われる北海道最大級の花火大会。内閣総理大臣賞受賞した花火師達によってつくられ、音楽とシンクロした圧巻の演出やモエレ沼公園を生かした壮大な3D演出で芸術性の高い花火大会です。また翌日には「世界一楽しいゴミ拾い」が開催され、公園内から公園外までゴミ拾いが行われ、参加した方の中から翌年の花火大会への招待チケットや豪華賞品をプレゼントするイベントもあります。

有料チケット

席は全て有料となっていて、事前にオンラインでチケットを購入する必要があります。当日はチケットを持っている方以外は公園内に入場することができないため、注意しましょう。人気の花火大会なので、希望する方は早めに予約をすることをおすすめします。

モエレ沼芸術花火2020|札幌市|モエレ沼公園

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モエレ沼公園のレストラン

レストラン L’enfant qui rêve(ランファン・キ・レーヴ)

ガラスのピラミッドの1階にある、北海道産の地元で採れた新鮮な素材を使ったフランス料理店。店名の由来はフランス語で「夢見る子ども」という意味をもちます。北海道版のミシュランで三つ星を獲得した「モリエール」の系列店となり、本格的なフレンチを楽しむことができ、結婚式の会場として利用することも可能です。冬季は休業となり、定休日も時期によって変動があるのでご注意ください。

メニュー

コース料理となっています。ランチでは北海道産の豚スペアリブや牛ホホ肉の赤ワイン煮、トキシラズのムニエルディナーでは北海道の海の幸がメインディッシュのものや北海道産の牛ヒレ肉などからお選びいただけます。

ランチ(11:30~14:00):¥3,200 / ¥4,800 / ¥6,200

ディナー (17:30~19:00) :¥4,800 / ¥6,200 / ¥8,000

※別途サービス料10%

L'enfant_qui_reve

札幌モエレ沼公園ガラスのピラミッド内のフレンチレストラン ランファン・キ・レーヴ

テイクアウトショップ panier(パニエ)

ガラスのピラミッドの1階にある売店です。ランチボックスやおにぎり、ソフトクリームなどの軽食をテイクアウトすることができます。晴れていれば、公園でピクニックをして過ごすのはいかがでしょうか。

メニュー

ランチボックス(750円)、おにぎりセット(500円)、カレーライス(650円)、ソフトクリーム(380円)、ソフトドリンク(160円)、ホットドリンク(200円) など

モエレ沼公園で過ごす楽しみ方は無限大!

札幌の市民にとっての憩いの場であるモエレ沼公園。子供から大人まで四季折々を楽しめるだけではなく、著名な彫刻家イサム・ノグチが手掛けた自然と融合する魅力的なアート作品や建築を目にすることができ、さらにゴミ処理場であった跡地を使い自然環境にも優しい、まさに現代の公園といえるでしょう。のんびりと公園を散策したりサイクリングをしてもよし、大切な記念日にレストランで食事をするのもよし。初心者にも優しいウィンタースポーツや花火など、季節を楽しむことができます。札幌にきたら、モエレ沼公園でリフレッシュしましょう!

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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