オークランドは、経済、商業、交通の中心地にして国内最大の都市です。
この記事では、オークランド市内近郊の観光情報はもちろん、日帰りでも行ける北島の大自然をたっぷりと紹介します。
ニュージーランドは「1日の中に四季がある」と言われるほど移ろいやすい天気の日もありますが、オークランドは冬は氷点下にはならず、夏も30℃前後ととても過ごしやすい場所です。
また、旅行のベストシーズンは降水量の少ない夏(12月~1月頃)となります。
オークランド市内はバスが発達しているので大いに利用してください。
特に、リンクバス【Link Bus】はシンプルな路線と分かりやすい料金形態で観光客の大きな味方です。
・シティ・リンク【City Link】
メイン通りのクイーン・ストリートを中心に、市内中心部を走る循環バスです。
・インターリンク/アウターリンク【Inner link, Outer Link】
人気の観光エリアを網羅しており、インターリンクは緑色、アウターリンクはオレンジ色で車体が色分けしてあります。それぞれ1本のルートを時計回りと反時計回りで走っているのでメトロリンクよりもとてもシンプルで迷いにくいです。
・タマキ・リンク【Tamaki Link】
ブリトマート駅より、ケリー・タールトンズ・シーライフ水族館などの郊外へ向かいます。
・メトロ・リンク【Metrolink】
ダウンタウンから郊外までオークランド全域に路線が張り巡らされています。距離に応じて運賃が変動するので、乗車時に運転手へ行き先を告げ前払いが必要となります。
ニュージーランドの玄関口となるオークランド。日本からはニュージーランド航空と全日空の共同運航で成田国際空港から直行便が出ています。また、ジェットスター航空、シンガポール航空などその他多数の航空会社からは経由便も多数運航しているので、旅程や予算に合わせて
ご利用ください。飛行時間は直行便で約11時間となります。
オークランド国際空港は、ニュージーランド国内でもっとも乗降客が多い空港です。また、360度「シティ・オブ・セイルズ」の愛称にちなんで、帆を模した設計になっており、建物の外観も楽しむことができます。
空港から、市内へは「スカイバス」を利用して片道1時間程度のため、5時間以上トランジット時間がある方は一旦市内へ出向いて見るのもおすすめです。オークランド市内中心部は徒歩でも回れるサイズなので、街のシンボルスカイタワー、ウォーターフロントなど訪れてみてはいかがでしょうか。
オークランド市街でひときわその存在感を放つのが、地上328mの南半球で最も高い「スカイ・タワー」です。高さの異なる3つの展望台があり、高さ186mのメイン展望フロアからは市内を一望できるほか、一部床がガラス張りになっています。タワー内には、景色を一望しながら楽しめるレストランやバーもあるので、いつもと違った雰囲気でお食事を楽しんでいただくことも可能です。
オークランドからフェリーで15分程で対岸のデボンポートへ到着しますが、そこから徒歩でいける絶景ポイントがマウント・ビクトリアです。車でも行けますが遊歩道も完備されており、お散歩やサイクリングにも最適です。ビクトリア山の頂上からは、ウェリントン市街から南側に広がる海まで360度のパノラマの風景に目を奪われることでしょう。
ウォーターフロントに位置する、ニュージーランドと太平洋の海洋動物について学べる水族館。亜南極地域に生息するペンギン、世界最大のエイの仲間、サメの飼育でも有名で南半球の海の世界について多角的に学ぶことができます。
オークランド中心部にある巨大な公園「オークランド・ドメイン」内にある「ウィンターガーデン」は市民の憩いの場となっている植物園です。オークランド博物館は歴史的建造物として、市内中心部にその存在感を轟かせています。ニュージーランドの人々の歴史、多様な文化について知識を深め、旅行も一層意義深い思い出になるでしょう。
オークランド動物園は、街の中心部より徒歩で行けるというアクセス抜群ながら、国内最大級の動物園です。象やキリンなど定番の動物達に加え、ニュージーランドの国鳥である「キーウィ」や恐竜の生き残りと言われる「トゥアタラ」など、ニュージーランド特有の動物にも出会えます。
オークランド市街の対岸に位置するデボンポートへは、オークランドからフェリーで約12分、車ではハーバーブリッジを利用し約20分で行くことができます。昔、道路によるアクセスが不便だったことにより今もなお当時の歴史や風景が多く残っています。ヨーロッパ人入植により影響を受けたビクトリア調の建築やおしゃれなカフェやB&Bは、そのクラシカルな雰囲気を醸し出し、のんびりとした時間が流れていることでしょう。
オークランド市街地に残る50余りの死火山のひとつ。
噴火口跡にできた小高い丘で、頂上(標高196m程)に登ればオークランド市街が一望出来る絶景スポットです。市内散策中に時間があればぜひ寄り道してみてください。
シティとノース・オークランドを結ぶ、全長1020m、高さ43mの橋。
その美しい橋は、市民交通の大動脈であると同時に、オークランドの象徴ともなっている。
ハーバー・ブリッジでは、ブリッジクライムや海に向かってのバンジージャンプなど、スリル満点のアクティビティも体験できるので、興味があればぜひ挑戦してみてください。
ニュージーランド最古の博物館であり、1階:マオリ、太平洋諸国の歴史、2階:ニュージーランドの自然、3階:第一次、第二次世界大戦をテーマに膨大な量のコレクションを誇っています。また、マオリ文化についての学びも深められるよう、マオリのショーやギャラリーツアーも展開されています。
ワン・トゥリー・ヒルはマウント・イーデンと同じ死火山で、コーンウォール公園内にあります。標高は183m程で頂上にはオークランド市の創始者であるジョン・ローガン・キャンベル郷の像と先住民マオリへ敬意を表して立てられた塔があります。また、公園内には羊が放牧されているので、広大な緑とのコントラストもありニュージーランドらしい風景が広がっています。
ヨットが行き交うヴァイアダクト・ハーバーに面して立てられたこの海洋博物館では、初期の移民であるポリネシアの人々からヨーロッパ人の大航海時代についての歴史に加えて、現代のマリンレジャーとしてのヨットについてなども勉強できます。ニュージーランドの国民がいかに「海」とともに今日まで歩んできたかをさらに身近に感じられることでしょう。
オークランド市内発バスで揺られること15分程で、ミッション・ベイに到着します。
高級住宅地としても知られるこのエリアは海水浴にもうってつけのビーチがあり、夏になればヨットやウインドウサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ人々で賑わいます。また、周辺にはレストランやカフェも充実しているので、食事のために市内から足を伸ばしてみるのもおすすめです。
オークランド市内よりフェリーで約25分、約600年前の大規模な海底噴火によって突如現れた比較的若い火山島です。島内は、頂上へのウォーキングトラックが整備されているので気軽に訪れることができます。所々溶岩が露出して足場が悪い部分もありますが、火山島ならではの光景として楽しんでみてください。
フェリーで約1時15分、オークランドの北東30kmに位置する自然保護区に指定されているこの島は、かつて牧草地にするために島を覆う原生林の94%を伐採したという過去があります。その後環境保全省と多くのボランティアによって害獣は駆除され、およそ30万株の在来種の植物の苗が植えられました。息を吹き返した島は今や希少種の野鳥の楽園となっていてハイキング中も多くの鳥たちに出会えるかもしれません。
オークランドよりフェリーで40分程で到着するワイヘキ島は、ブドウ畑が点在しており20箇所以上のワイナリーを抱えています。人口8000人余りのこの島ですが、11月~3月のシーズンには世界中のワイン愛好家が1日3万人程訪れることもあるそうです。ワイナリーを巡るツアーはもちろん、レストランやレストランを併設している所もしばしば。トレッキングやシーカヤックなどのアクティビティもあるので時間に余裕があれば宿泊して、ワインと共に島の雰囲気もゆっくり味わいたいところです。
ワイトモ洞窟は、今から3000万年以上前は海底にありましたがその後石灰岩の形成が始まりました。洞窟自体が自然の力が織りなす造形美となり世界中の人々を魅了していますが、何と言ってもハイライトはその洞窟に生息する「土ボタル」。ボートを静かに漕ぎ進めていけばそこには不気味にかつ神秘的に青白く光る土ボタルが星空のように輝いています。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』ファンにはたまらないスポットが、ワイカト地方にある「マタマタ・ホビット村」です。ガイド付きのムービー・セット・ツアーへ参加すれば、どのようにしてホビット村が作られたかなど、詳しい裏話なども聞くことができ、再度、色々な方向から映画を楽しめることでしょう。1250エーカーの牧歌的な羊牧場と映画のストーリーに想いを馳せてみてください。
環太平洋火山帯上に位置するロトルアは現在も地熱活動が大変盛んで、あちこちに蒸気が立ち上り硫黄の匂いが漂っています。間欠泉は現在もほぼ毎日蒸気を吹き上げていますが、ロトルアの人々にとってはこれが日常と言えます。この地域では「マオリ文化」が色濃く残っており、地熱で調理される「ハンギ料理」や当時の伝統を体験できるツアーも多数開催されています。
北島のタウポ湖は、北島の中心部に位置するニュージーランド最大の湖です。約2000年前に、ヨーロッパや中国の空を暗くした程の激しい噴火によって形成されたとされ、先住民マオリの伝説では「北島の心臓」とされています。その伝説にふさわしく、タウポ湖北側の「フカ滝」、展望台から見渡せる「クレーター・オブ・ザ・ムーン」と言われる蒸気や洞が沸く火口を目の当たりにすると、そこが現代の地球であることを忘れしまうような自然の脅威さえ感じます。
ニュージーランドはその広大で肥沃な大地と海に囲まれた島国という環境より、多くのお肉やシーフードと言った多くの美味しい食材の宝庫です。また、気候にも恵まれておりオークランド周辺では賞を受賞するワイナリーも点在、ワインは人々の食生活に欠かせない存在となっています。
地元紙「Metro」でオークランドのベストレストラン50に選ばれた実力はのレストラン。
ハーバーを眺めつつボリューム満点のお肉料理や厳選されたローカル食材を味わえます。
開放的な店内やテラス席で新鮮なシーフードをはじめとしたニュージーランド料理が絶品です。また、カクテル類も種類豊富に用意してあるので、バーのみのご利用でもぜひ。
オークランドの中心部から約1km東にあるパーネル・ロードは、19世紀後半に建てられたビクトリア調に建てられた建物が並びどこかノスタルジックな雰囲気を醸し出します。「パーネル・ビレッジ」というブティックが集まったショッピングコンプレックスを始め、地元アーティストの作品を集めたギャラリーや手作りアクセサリー店など、気の向くままに歩けば、世界に1つだけのお土産に出会えるかもしれません。
パーネルを更に南下するとニューマーケット地区へ抜けられます。
このエリアは、特にファッション系のお店が充実しており、ニュージーランド国内外のブランドの品々が揃っています。また、靴屋の多さは全国一でスポーツ用からファッショナブルな靴まで幅広く探せることでしょう。ニューマーケット中心にもショッピングコンプレックスの「ウエストフィールド・トゥーダブルセブン・ニューマーケット」があり、スーパーマーケットやフードコートも入っています。
ユニークな個性のあふれるポンソンビーはオークランドでも注目のエリアです。
ケイト・シルベスターをはじめとするニュージーランド発のファッションのトップレーベルが出店しており、日本では手に入らないグッズを購入できるかもしれません。また、「カフェ激戦区」と呼ばれる程カフェが多いのも魅力なので、ぜひ、休憩をはさみながら買い物をお楽しみください。
好立地(アルフォード通り沿い)にあるオークランドきっての高級ホテル。観光やショッピングにとても便利です。
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オークランド中心部にあり、ショッピングモール”Atriun on Elliott”と階下で繋がっています。
マウント・イーデン近くに位置し、市内観光にも比較的便利です。ゲストラウンジではコーヒーやクッキーなどのサービスもあります。
Bavaria Bed and Breakfast is a charming hotel, seven minutes drive from central Auckland. Ideal pla…
1日目:オークランド市内観光 オークランドのシンボル「スカイタワー」やグルメなどお楽しみください。
2日目:ロトルア マオリ文化が色濃く残る地域。大迫力の間欠泉やマオリの伝統「ハンギ料理」が見どころです。
3日目:ワイトモ洞窟 迷宮のような洞窟で、ここでしか見れない満点の土ボタルを鑑賞できます。
洗練された都心では、グルメやショッピングを楽しめますが、一歩足を伸ばせばマオリ文化や地球のいぶきを満喫できるオークランド。日本からの直行便があるので北島のみ訪れるのも大いに価値があります。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。