世界中でも随一の美しさと言われるニュージーランドの星空。
そこには、環境条件が整っていることに留まらず、その環境を維持し、讃えようとする努力や歴史がありました。
この記事では、「テカポ」をはじめとする星空景勝地について紹介しています。
ニュージーランド国内でも星空観測場所として、世界中から一目置かれているのが「レイク・テカポ」
2012年6月にレイク・テカポの町を含むアオラキ/マウント・クック国立公園とその周辺約4,300km2もの広大な土地がユネスコの「星空保護区」に認定され、星空を守るための「光害」がない環境づくりが徹底されています。
そのため、人口の明かりが最小限に抑えられ、自然そのものの星空を仰ぐことができます。
また、南半球に位置するニュージーランドならではの星座が観測できるのも理由のひとつ。
代表的なものに、南十字星(サザンクロス)がありますが、天の川銀河の外側にある小さな銀河、大小マゼラン雲も南半球ならではの天体です。
年間を通して晴天率が高く綺麗な星空が見れ、季節によって観測できる星座も異なりますが、特に空気が澄んでいる「冬」が、星空観測にとってはベストシーズンとなります。
また、月明かりが少ない方がより星達の輝きが増すので、カレンダーをチェックし、新月(三日月)の日を狙って天文台を訪れる星空ツアーへ参加するのがおすすめです。
クライストチャーチまたはクイーンズタウンから車移動で約3時間半~4時間かかります。
インターシティ社やグレイトサイツ社をはじめとする長距離バスも運行しているので、アクセスも不便しません。
満天の星空のみでなく、美しいターコイズブルーのテカポ湖、その背後にに壮大に広がるサザン・アルプスの山脈、春に咲き誇る紫やピンクのルピナスなど、ニュージーランドの代表的な風景で溢れたテカポ。家族や友人との旅行で訪れるのはもちろん、ひとり旅として自分のペースでゆっくりと楽しむのもおすすめです。
VELTRAでは、星空観察ツアーに加え宿泊付きのパッケージツアーや、セスナ遊覧飛行、テカポスプリングス(ホットプール)などの現地オプショナルツアーも紹介しているので、ぜひご自身にぴったりの予定を立ててみてください。
星がまだ眠っている昼間にも、テカポ湖には魅力が沢山あります。
テカポ湖の湖畔には遊歩道があるので、時間や体力に合わせてハイキングを楽しむのも良しです。代表的なウォーキングトラックとして、1周約2時間30分の「コーワンズ・ヒル・トラック~パインズ・ビーチ・ウォーク」や往復約2時間~4時間の「マウント・ジョン・サミット」があります。ところどころで深呼吸しながら、贅沢なお散歩をお楽しみください。
また、「テカポ・スプリングス」は38℃前後に設定されたホットプールで、スパやマッサージも充実しており、歩き疲れた足を癒やしてくれることでしょう。
春(9月~11月)になると、テカポ湖周辺にルピナスが咲き誇り、鮮やかな景色が広がります。
淡いピンク、藤色、濃い紫などのグラデーションが素敵で、ミルキーブルーのテカポ湖とサザン・アルプスの山脈と一緒に目に焼き付ければ、それはニュージーランドの象徴的な光景と言えるでしょう。
テカポ湖の湖畔に佇む石造りの小さな教会で、この地域に開拓民の家族のために1935年に建てられたものです。シンプルながら味のある姿は、開拓者達の暮らしが確かに個々に存在していたことを教えてくれます。この教会の一番の見所は、祭壇奥にある窓。その窓からはテカポ湖とサザンアルプスが眺められ、まるで、壁一面に掛けられた大きな絵画のようです。
高級ホテルチェーンであるペッパーズグループのホテルです。マウントビューとレイクビューの両方を楽しめる立地にあり、ほとんどの客室がテラス付きになっています。
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2019年4月に新しくオープンした、レイク・テカポ目の前の最新ホステルです。お部屋は個室、共同部屋、専用バスルーム付きなどから選べます。広々とした充実の共用キッチンやダイニングがあり他の宿泊者との交流も楽しめるかも。無料Wi-Fiも利用も嬉しい設備です。
Brand new and state of the art, YHA Lake Tekapo hostel features unobstructed lake views, modern fac…
テカポ湖はサーモンの養殖でも有名です。氷河に囲まれた地元の冷たい水で育ったサーモンは、日本産よりも脂がのっていて肉厚です。日本人シェフが腕を振るう『湖畔レストラン』で名物のサーモン丼をはじめ、本格和食をご賞味ください。
Dear valued customer 4th June 2020 We will be close on 8th, 15th and 16th of June. We are sorry for…
テカポはニュージーランド国内でも有数の星空観測地ですが、その他にも満天の星空を仰げる場所が沢山あります。
例えば、北島のグレートバリア島は、国際ダークスカイ協会の星空保護区認定制度により、島として世界で初めて認定された場所です。孤立した小さな島ならではの暗闇の中で光輝く満天の星空を堪能できます。
また、南島では、上述の通りレイク・テカポの町を含むアオラキ/マウント・クック国立公園は有名ですが、クイーンズタウンでも美しい星空を鑑賞することができます。
ゴンドラで小高い丘の上に移動し、そこに設置されている特別観察エリアでのガイド付きのツアーも開催されています。
テカポ湖、ダニーデン、クィーンズタウン、スチュアート島といった南島南部では、運良く条件が揃えば、オーロラが観測出来ることがあります。7月もしくは8月の新月に近い時期で、雲のない夜が狙い目です。
例えば、海沿いの街ダニーデンでは、海面に反射する幻想的なオーロラを観られることがあるかもしれません。
星空観測は、空気がひんやりと澄んでいる冬がおすすめですが、夜は冷え込むので冬用のロングコートやマフラーなどの防寒グッズのご用意をお願いします。
夏でも夜中は大変肌寒いので、ダウンジャケットや帽子、手袋があると安心かもしれません。
また、履き慣れた歩きやすい靴を履くことをおすすめします。
ツアー中にカメラマンが写真撮影をしてくれる時もありますが、一眼レフカメラをお持ちの方はご自身で撮影できる可能性もあるのでぜひお持ちくださいね。
全身に降り注ぐような圧巻の星空は、自然が織り成す神秘を体感するとともに一生の思い出になることでしょう。都会の雑踏を忘れ、夜空に広がる絶景の中で心を一度リセットして開放してみてください。
より綺麗な星空を鑑賞していただくため、夜中のツアー催行になります。
現地に精通したガイドが安全に星空観測地へご案内する、現地オプショナルツアーへの参加がおすすめです。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。