せっかくの沖縄旅行。青空の下で楽しめることが一番ですが、残念ながら急に曇りや雨になったり、旅行直前に台風が発生したりすることもあります。今回は悪天候でも楽しめる、沖縄本島の観光スポットやアクティビティ、文化体験、工場見学などをご紹介します! ※現在新型コロナウイルス感染拡大対策のため、営業時間の短縮や臨時休業中の施設もあります。訪問前には公式ホームページをチェックしてみてください。
沖縄の伝統工芸を体験するのに最適な施設が那覇市伝統工芸館。琉球びんがた・琉球ガラス・首里織・壺屋焼の工芸体験ができます。(琉球漆器体験は2021年2月時点で休止中)各工房がてんぶす那覇の館内2階に集まっているため、悪天候の日でも屋内で一日楽しむことができます。沖縄旅行の記念にオリジナルの工芸品を作ってみてはいかがでしょうか。
沖縄県立博物館・美術館は、沖縄の自然・歴史・文化・芸術を一度に鑑賞することのできる複合施設。沖縄の城(グスク)をイメージしてデザインされた建物が特徴的で、「おきみゅー」という愛称で県民にも親しまれています。博物館と美術館で10万点以上のコレクション資料を誇り、展示物は定期的に入れ替えられるため、訪問するたびに新しい資料や作品を楽しめます。
那覇市内の泊漁港の敷地内にある泊いゆまちは水産物仲卸業者23店舗が軒を連ねる施設です。新鮮な魚介類を購入したり、海鮮丼や魚介の天ぷらを食べたりと、沖縄の海産物を楽しむことができます。タイミングが良ければマグロの解体が見学できることもありますよ。売り切れ次第閉店する店舗もあるため、午前中の来場がおすすめです。
第一牧志公設市場は60年以上の歴史を誇る、沖縄の「食」を体感できる観光スポット。生鮮・鮮魚・精肉等のお店や、お土産・雑貨・飲食店等、100以上の「食」に関する店舗があります。沖縄ならではの珍しい食材を見つけてみてはいかがでしょうか。 ※市場再整備のため、2019年7月より市場から徒歩3分ほど離れた場所に設けられた仮設市場で営業を行っています。2022年4月1日より元の場所で営業再開予定です。
公設市場、沖縄県那覇市の国際通りそばにある第一牧志公設市場は人気の観光スポットで、お土産や沖縄特有の新鮮で色鮮やかな魚、肉、野菜、果物などの食材が購入できます。こちら【公設市場公式サイト】では近くの…
広大な敷地に約100店舗以上のショップ数を誇る沖縄アウトレットモールあしびなー。高級ブランド商品からカジュアルウェア、シューズ、ファッション雑貨、沖縄土産など販売されているものも多種多様。悪天候でも一日ショッピングを楽しことができる施設です。アウトレットならではのリーズナブルな価格も魅力です。那覇空港からは車で約10分の便利な立地にあり、那覇バス95番:空港あしびなー線が運行しているため、レンタカーや路線バスで気軽にアクセスできます。
約100店舗のショップが人気ブランド、高級ブランドの商品を、 アウトレットならではのリーズナブルな価格でご提供。 思いっきりショッピングを楽しめます。
東京ドーム4個分の敷地を持つおきなわワールドは、沖縄の自然と文化・歴史が体感できる県内最大級の観光テーマパーク。国内最大級の鍾乳洞として有名な玉泉洞、国の有形文化財に登録されている琉球王国城下町、琉球ガラス作り体験が可能な工房など、多数の人気スポットがあります。また、雨でも見学OKなハブとマングースのショーやテント内で行われるスーパーエイサーなど、悪天候でも楽しめるプログラムが用意されているのもおすすめポイントです。 ※2021年2月2日より、新型コロナウイルス感染症感染拡大のため臨時休園しています。
おきなわワールドについてもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
東京ドーム4個分にもわたる広大な観光施設「おきなわワールド」。沖縄旅行に欠かせないスポットとして知られ、沖縄の歴史と自然の営みを楽しむことができます。この記事ではアクセスや料金などの基本情報、そして…
ガンガラーの谷は数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた太古の谷で、洞窟や亜熱帯の森など古代から続く自然を体感できるスポットです。谷に入るには体験ツアーへの参加が必要なため、事前に予約をしてから向かいましょう。雨天時もツアーは開催されます。(悪天候の状況次第でまれに中止となる場合もあります) ツアー受付でビニールカッパを販売しているので、当日急に雨となった場合にも安心です。同じ南城市のおきなわワールドの向かい側に位置するため、両方の施設を一日で回ることも可能です。
ガンガラーの谷についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
沖縄は本島も離島もあり、観光スポットが数多くあるのでどこへ行こうか迷ってしまいますね。そのなかでも海やビーチのイメージが強いのではないでしょうか。沖縄には今でも発掘調査が行われている歴史深い森があり…
本島最南部、糸満市にある琉球ガラス村は沖縄県内最大の手作りガラス工房です。琉球ガラス作品作りに挑戦したり、熱気あふれる工房内で働くガラス職人の仕事を見学したり、工房併設のショップ・ギャラリーで素敵な作品を探したりと、伝統工芸品である琉球ガラスに触れ、楽しく学ぶことができます。ガラス拭き体験の他、ジェルキャンドル、フォトフレームなど、ガラスの粒を利用した作品も作れます。世界に一つだけの自分で作った作品は、旅の思い出の詰まったお土産としても最適です。 ※新型コロナウイルス感染拡大に伴い、臨時休館の場合があります。公式HPを確認してから訪問してみてください。
琉球ガラス村は沖縄本島の最南部、糸満市にある県内最大の手作りガラス工房です。雨の日でもお楽しみいただける屋内の観光施設も充実!入場料無料で駐車場完備ですので、沖縄の思い出作りに是非ご来場ください。
ひめゆり平和祈念資料館は、沖縄地上戦の歴史を学べる施設です。館内ではパネルや写真資料などの展示物の他、証言ビデオの上映もあり、第二次世界大戦中に行われた沖縄戦について深く知ることができます。同じ糸満市内にある琉球ガラス村からは車で約3分。楽しい観光と共に、歴史を学ぶ機会を設けてみてはいかがでしょうか。また、車で約10分の場所に沖縄県平和祈念資料館もあるので、併せて訪問するのもおすすめです。 ひめゆり平和祈念資料館・ひめゆりの塔についてはこちらの記事もぜひご参照ください。
沖縄はリゾートを楽しむ場所としてもちろん人気ですが、琉球王国だった時代もある歴史深い地でもあります。第二次世界大戦中に行われた沖縄戦を知る機会として、ひめゆりの塔は重要な役割を果たしています。今回は…
美浜アメリカンビレッジは本島中部の北谷町(ちゃたんちょう)のシーサイドエリアにあるシティーリゾート。アメリカンウェストコーストをイメージして作られた人気スポットで、観光客や地元客で賑わっています。広大な敷地内にはショッピングやグルメ、エンターテインメントなど、屋内でも楽しめるお店が豊富にあるため、雨の日でも安心して訪問できるおすすめスポットです。
美浜アメリカンビレッジについては下記の記事で詳しく説明しています。ぜひご覧ください。
沖縄中部のシーサイドエリアにあるアメリカンビレッジは、その名の通りアメリカの雰囲気が漂う異国情緒あふれるスポットです。ショッピングはもちろん、家族旅行にもおすすめの施設や多国籍料理が楽しめるレストラ…
県中部、うるま市の宮城島にあるぬちまーす観光製塩ファクトリーは、その名のとおり観光ができる製塩工場。塩を作る工程を無料ガイドの案内で見学することができます。ガイドツアーの所要時間は10分~15分で、少人数の場合は予約不要。製塩室にまるで雪のように降り積もった塩景色は必見です。工場見学の他、併設の直営ショップやカフェ、周辺の散策路もあり、ゆっくりと過ごすことができます。宮城島は本島と海中道路で繋がる島なので、車で渡ることができますよ。
沖縄の海塩「ぬちまーす」は21種類のミネラルを含む、美味しいお塩です。塩分は75%と低く、マグネシウムやカリウムが豊富です。世界初の常温瞬間結晶法により生まれ、添加物不使用の「ぬちまーす」は海そのま…
200以上の店舗が集まったイオンモール沖縄ライカムは、観光アクセスの良い立地にあり、沖縄旅行中の立ち寄りスポットとして人気です。那覇空港や沖縄南部から、中部・北部観光へ向かう際のドライブ中に休憩やショッピングをするのに最適な施設です。シーサーのフォトスポットや大きな水槽など、モールそのものが観光スポットになっているのが特徴です。
読谷村(よみたんそん)にある体験王国むら咲むらは、32の工房で101の体験ができる施設。NHK大河ドラマ「琉球の風」のオープンスタジオを元にしており、園内では琉球王朝時代の栄華を感じられる空間が広がっています。琉球藍染や紅型といった伝統工芸体験、びん玉編みやシーサーの色付けなどの沖縄の生活が感じられる体験、琉球舞踊やエイサーなどの芸能文化体験など、興味のある体験にぜひ挑戦してみてください。
沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館は沖縄県を代表する観光施設。大規模なサンゴの飼育展示が見られる「サンゴの海」、ジンベエザメやナンヨウマンタが観察できる「黒潮の海」、沖縄の深海を再現した「深海の海」など、水槽毎に異なった視点で沖縄の海を体感することができます。また、水族館周辺にはイルカショーが楽しめるオキちゃん劇場やウミガメ館、マナティー館など海の生き物を見学できる施設もあり、悪天候でも充実した一日を過ごすことができます。
美ら海水族館の楽しみ方については、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
見どころたっぷりの沖縄を代表する観光施設といえば美ら海水族館です。
美ら海水族館と同じ海洋博公園内にある海洋文化館 プラネタリウムは、天候を問わずおすすめの施設です。館内には約750点の展示資料や大型映像が観られる展示ホールと、ゆったりとしたリクライニングシートで星空を堪能できるプラネタリウムホールがあり、子供から大人まで楽しめます。
本島北部、名護市にあるオリオンハッピーパークでは、オリオンビールの製造工程を見学できます。見学後に併設のレストラン「やんばるの森」でビールの試飲ができることから大人に人気な施設ですが、ドライバーや未成年の方のためのソフトドリンクも用意されているのが嬉しいポイントです。
ナゴパイナップルパークは、その名のとおりパイナップルや植物園が楽しめる名護市の人気テーマパーク。沖縄県産のパイナップルを使用したドリンクやお菓子、コスメなど、お土産探しにもぴったりです。 隣のOKINAWAフルーツらんどはトロピカルテーマパークで、マンゴー、パパイヤ、ドラゴンフルーツなどさまざまな南国フルーツが楽しめます。どちらも雨でも南国気分を満喫できるスポットです。
ナゴパイナップルパークの詳しい記事はこちらをご覧ください。
沖縄は亜熱帯地域のため、南国フルーツを楽しみに旅行する人も多いと思います。そんな人には特におすすめなのがナゴパイナップルパークです。その名の通りパインをテーマにした施設で、パインづくしの園内になって…
琉球村はリゾート地として有名な恩納村(おんなそん)にある沖縄文化を体験できる施設です。国の登録有形文化財でもある古民家が複数移築されており、昔の沖縄にタイムスリップしたような気分が感じられます。
体験できる内容についてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
観光バスツアーなら、悪天候の影響が少なく、効率よく人気の観光スポットを巡ることができます。那覇から北部へ向かい、美ら海水族館・古宇利島・万座毛などを回るコースや、海中展望船・美浜アメリカンビレッジを楽しむコース、南部のおきなわワールドやガンガラーの谷を中心に回るコースなど、様々なルートのバスツアーが催行されています。指定ホテルへの送迎や空港下車が可能なツアーもあるので、訪問先や旅程に合わせて検討してみてください。
シュノーケリングやダイビングは、雨天でも海洋状況に問題がなければ催行可能なマリンスポーツです。とくに観光客から人気の高い真栄田岬(まえだみさき)にある青の洞窟は、曇りや雨でもツアーが催行される場合が多いので、ぜひ気になる体験ツアーを予約してみましょう。
青の洞窟について詳しくはこちらの記事をご参照ください。
洞窟内に差し込む太陽光の反射によって海面が青色に輝くことから「青の洞窟」と呼ばれる人気観光地です。その神秘的な光景は、ダイビングやシュノーケリング経験者だけでなく、初心者にもおすすめのスポットです。…
天気や気候に関係なく楽しめるものは、なんと言ってもおいしい食事。沖縄では食事と共に琉球舞踊やライブを楽しめるお店もあります。沖縄料理と泡盛を堪能しながら、沖縄伝統の舞踊や島唄、三線の響きを味わってみてはいかがでしょうか。
悪天候でも楽しめる沖縄の人気スポット・アクティビティを紹介してきましたが、できることなら良い天気の沖縄を楽しみたいですよね。ここでは沖縄の梅雨や台風シーズンと、台風の接近・上陸が旅行時期と重なってしまった場合の対処法についてまとめます。
平年の沖縄の梅雨入りは5月9日頃、梅雨明けは6月23日頃です。梅雨の期間も一日中雨が振り続けることは少なく、雨の途中で晴れ間があったり、天気の良い日もあったりするのが特徴です。
台風については5月から10月頃まで、半年に渡り発生する可能性があります。 沖縄の台風接近のピークは例年8月と9月ですが、その前後の7月と10月も発生回数が多く要注意。また、5月・6月に台風が発生した年もあります。旅行前だけでなく旅行中にも天気予報を確認し、天候に応じたプランを考えると良いですね。
飛行機が欠航になってしまった場合、航空券の料金は通常全額返金されるため、まずはフライトを予約した航空会社へ確認しましょう。(一部LCCには返金条件がある場合があります) また、飛行機の欠航によって旅行の中止や延期が決まった場合には、直ちに宿泊予定のホテルや、レンタカー会社、現地ツアーの催行会社など、予約先へ電話連絡をしてください。予約時のキャンセルポリシーや連絡のタイミングにもよりますが、フライト欠航に伴うキャンセルの場合には、キャンセル料が免除になるケースが多いです。無断キャンセルの場合は返金不可となってしまうため、事前連絡を忘れない注意しましょう。
沖縄に台風が接近したため、旅行の中止や日程変更を検討する場合も、まずは予約したホテルやツアー・アクティビティなどのキャンセルポリシーを確認しましょう。ホテルの場合は一週間~数日前まで、日帰りツアーの場合は二日前~前日頃までキャンセル料が発生しない場合が多く、返金や日程変更が可能です。 しかしながら、宿泊施設や旅行代理店、ツアーの催行会社によって規定は異なります。また、ダイビングや屋内施設での体験など、悪天候でも催行可能なツアーやアクティビティの場合には返金不可のケースもあります。トラブルを防ぐため、予約時に台風や悪天候時の返金や日程変更方法について予め確認しておくことが大切です。
美しい海や川、ビーチなど、アウトドアのイメージが強い沖縄ですが、悪天候でも催行可能なツアー・アクティビティや、屋内でも楽しめるスポットはたくさんあります。旅行直前や旅行中に急に悪天候になってしまっても落ち込まず、ぜひ興味のある場所を探して沖縄での滞在を楽しんでくださいね。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。