沖縄県にある八重山諸島の1つ竹富島(たけとみじま)は、沖縄本島よりも南に位置し、石垣島や西表島からも近い離島です。沖縄の原風景ともいえる赤瓦屋根の家々は、現在も竹富島の美しい景観をつくり出しています。思わず時間を忘れてしまうような穏やかな空気が流れる竹富島、是非足を運んでいただきたい場所です。
石垣島から竹富島までは高速船を利用してわずか10分で到着できます。竹富島には空港はありませんので、石垣島を経由して船で向かいます。まず石垣空港に到着したら石垣港離島ターミナルへ。石垣空港から離島ターミナルまでの所要時間は車で約30分、バスでは約40分~50分。竹富島は石垣島から最も近い離島ですので、日帰りでも十分満喫できます。
竹富島の街並みは国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。集落をただのんびり歩くだけでも癒やされ、少し目線を上げると赤瓦屋根の上にはユーモラスな「シーサー」がひょっこり。シーサーは守り神の役目を持っています。ハイビスカスとお気に入りシーサーの組み合わせで写真映えも間違いなしです。
白い砂浜と透き通る青い海のコラボレーション。干潮の時には海の底から砂地が出現することから「幻の浜」とも呼ばれています。遠浅で波も静かなビーチであり、お子様連れにもおすすめ。ここで過ごせる贅沢な時間はきっと思い出深く刻まれることでしょう。
別名「星砂の浜」はコンドイ浜の隣にあり、文字通り星型の砂が取れる場所。砂を手にとってよく見てみるとなんと可愛らしい星型の小さな粒。この星型の正体は微小生物「バキュロジプシナ」の殻なのです。ここは遊泳禁止ですがビーチで海や夕日を眺めたり、至福の時を過ごせます。
赤山公園内の丘に立つ塔で、登ると竹富島の集落や海岸線を一望できます。国の登録有形文化財になっており、赤瓦屋根を上から撮影できる人気スポットにもなっています。階段が急ですので、上り下りには注意が必要です。
西に向かって桟橋が伸びているので夕日鑑賞スポットとして最適な場所。国の登録有形文化財に登録されています。夕日まで楽しみたい方は日帰りではなく宿泊を選びましょう。夕方にフェリーの最終便が行ってしまうため、以降は観光客が少なくなりまた違った時間が流れます。
日本最南端にあるお寺「喜宝院」に併設されている喜宝院蒐集館は、竹富島の伝統工芸品や美術品等、約4000点が展示されています。竹富島の歴史を知ることができる欠かせない場所です。
竹富島ときたら水牛車観光と言っても過言ではないでしょう。愛らしい水牛に引いてもらいながらのんびり集落を観光。三線の調べを聞きながら、時間感覚がなくなってしまうほどゆったりした時間が流れます。竹富島観光のハイライトとなること間違いなしです。
アクティブ派なら竹富島についたらレンタサイクル屋さんに向かいましょう。島内にレンタルショップは複数ありますが、料金は2,000円程度。島は全周わずか約9.2kmであり、サイクリングを楽しみながら島内を一周するのが効率の良い楽しみ方です。真っ白なサンゴ礁由来の砂の道にカラフルな花々、きっと素敵なひとときを過ごせるはず。
コンドイ浜ではシュノーケリングもおすすめです。青く透き通った遠浅の海で波も穏やかなので、お子様やシュノーケリング初心者にも安心して楽しめる場所。オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ規模とも言われる北半球最大級のサンゴ「石西礁湖」が織りなす神秘的な竹富島の海。ダイビングも外せないアクティビティのひとつです。
日頃の疲れを癒やしに南国に行きたい!という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。魅力あふれる竹富島ならではの美しい自然と建物はきっとあなたを癒やします。日帰りでなく宿泊ももちろんおすすめですので、旅程に組み込んでみてはいかがでしょうか。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。