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ペナン島で異文化体験、街歩きやグルメを楽しもう!

ペナン州はマラッカ海峡に面したペナン島とマレー半島の西海岸北部からなるマレーシア第2の都市です。ペナン島は「東洋の真珠」と呼ばれ、多様な文化やグルメなどを楽しめるペナン島には、世界中から多くの観光客が訪れます。

2020/06/17

ペナン島の基本情報

歴史

ペナン島は、イギリス東インド会社の東南アジア進出の拠点として選ばれて以降、東西貿易の自由港として発展してきました。18世紀後半、ジョージタウンがイギリスに植民地として譲渡され、現在もその街並みには西洋文化の面影が残っています。

通貨

通貨にはマレーシア・リンギット(RM)が使用されます。1リンギットは日本円で26円前後(2019年10月28日時点)です。

気候

年間の平均最高気温は約32℃、平均最低気温は25℃と常夏の気候ですので、1年を通して夏の服装で過ごせます。雨季は8月~10月頃ですが、スコールが降る程度で1日中雨が降ることは少ないです。乾季は12月~2月頃で、比較的天気の良い日が続くためベストシーズンとされています。

アクセス

日本からの直行便はないため、クアラルンプールにて国内線への乗り継ぎが必要です。

■日本から

日本からクアラルンプール国際空港までは、羽田空港、成田空港、関西国際空港、新千歳空港、福岡空港から直行便が出ています。クアラルンプールまでの所要時間は6時間半~9時間程です。クアラルンプール国際空港(KLIA)のマレーシア航空、または格安航空ターミナル(KLIA2)のエアアジア等に乗り換え、ペナン島に向かいます。クアラルンプールからペナン国際空港までの所要時間は50分~1時間程です。陸路の場合、鉄道はバタワースまでとなり、フェリーに乗り換えてペナン島へ向かうルートとなります。

■バタワースから

対岸に位置するペナン州の都市バタワースからは、フェリーでのアクセスが可能です。所要時間は約30分で、大人RM1.2、子供RM0.6です。料金は往路のみかかり、復路は無料となります。

移動手段

■タクシー

乗車の際に値段交渉するのが一般的です。ジョージタウン市内は約RM10~15、チャーターの場合は3時間で約RM120が目安となります。0時~6時は深夜早朝料金となります。流しのタクシーは少ないため、ホテルやショッピングモールで乗りましょう。スマホアプリを利用した配車サービスGRABも利用できます。事前に目的地までのおおよその料金を確認ができるなど、便利なサービスです。

■トライショー

ペナン島特有の乗り物です。色鮮やかな装飾が施され、夜には電飾が光ったり、音楽が流れたりと、観光気分を満喫できる乗り物です。1時間のチャーターでRM40~50が目安となります。

言語

公用語はマレーシア語(マレー語)です。多民族国家のため、中国語やタミール語が使用され、民族間の会話には英語が広く使用されています。

治安

比較的に治安が良いとされていますが、日本人を狙った強盗や窃盗も少なくありません。ひったくりや車上狙い、置き引きへの対策として、車道と反対側にバッグを持つ、車を離れる際には貴重品は残さず必ず施錠する、席を離れる際に荷物は席に残さないなどの注意が必要です。また、深夜早朝の外出は避けましょう

ペナン島のおすすめの観光スポット

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ジョージタウン【George Town】

2008年にマラッカとともにユネスコ世界文化遺産として登録された街。コロニアル建築や宗教寺院等が点在し、街中でストリートアートが見られます。イギリス統治時代の建物が並び、様々な文化が融合された独特の街並みの中を散策してみましょう。

■ペナン市庁舎【Penang City Hall】

かつてイギリスの東インド会社の拠点とされ、現在は市議会議場となっている場所。細部まで装飾が施された白い外壁の建造物です。

■セント・ジョージ教会【St George’s Church】

東南アジア最古のイギリス教会。白亜の建造物の周りには緑の芝生が広がります。見学をする際は、毎週日曜の8:30と10:30に開かれるミサの時間は極力避けましょう。

■コーンウォリス要塞【Fort Cornwallis】

1786年に、当時の東インド会社総督のキャプテン・フランシス・ライトが初めて上陸した場所に建造された要塞です。要塞内にある真鍮製の大砲に触れながら祈ると、子宝に恵まれると信じられています

■スリ・マハ・マリアマン寺院【Suri Maha Mariamman Temple】

ジョージタウン最古のヒンドゥー教寺院。色鮮やかな彫刻や豪華な装飾が施された寺院です。

■カピタン・クリン・モスク【Kapitan Keling Mosque】

マレーシアでも最大のモスクの1つで、インドの伝統的なムガール様式です。見学の際は、靴を脱ぎローブ(現地貸し出し有り)を着用してください。

■クー・コンシー(邱公司)【Khoo Kongsi】

19世紀末に建てられ、20世紀に再建された中国寺院。中国の職人により施された細かい彫刻は見事です。  

■ペナン・プラナカン・マンション【Pinang Peranakan Mansion】

19世紀末に中国系移民のリーダーが建築した邸宅跡。内部にはマレーシア国内で集められたプラナカン(中国からの移民と、地元マレー人との子孫)の家具や装飾品が数多く展示されています。

■フォーティン・リビング・ストーリー

中国テイストの食器や布小物、アクセサリーなどを豊富に取り揃えている雑貨店です。

ペナン・ヒル【FPnang Hill】

ペナン島中央に位置する山で、頂上からは対岸のバタワースまで一望できます。世界最古の熱帯雨林や、18世紀後半ににイギリス人によって造られたネイチャートレイルなどもお楽しみいただけます。ジョージタウンから車で約20分。

極楽寺【Kek Lok Si Temple】

東南アジア最大の仏教寺院の一つ。中国、タイ、ビルマ式の3様式が混在する七重の塔には1万体もの仏像がはめ込まれていると言われています。数々のカラフルな建物が立ち並び、内部には有料で入ることができます。

ペナン島のおすすめのビーチ、アクティビティ

ランカウイ島【Langkawi】

ペナン島の北に位置し、ビーチリゾートして人気の島です。世界有数のスパやリゾートホテルも多く、充実したショッピングなどもできる上、ビーチではパノラマビューの景色をお楽しみいただけます。ランカウイ島へはフェリーが1日2便出ており、所要時間は約2時間45分です。

バトゥ・フェリンギ・ビーチ【Batu Ferringhi Beach】

南北に広がる砂浜のビーチで、パラセーリングやウィンドサーフィン、バナナボートなどのマリンスポーツが盛んなビーチエリアです。コムタバスターミナルから約40分~50分。

ペナン国立公園【Penang National Park】

トレッキングやキャノピーウォークができるほか、ホタルや海ワシの巣、ウミガメの産卵などが見られる場所も有ります。大自然の中でハイキングなどもお楽しみいただけます。入場料は無料ですが、キャピラノウォークのみ有料となります。

ペナン島のおすすめのグルメ

レストラン、カフェ

■クバヤ・レストラン【Kebaya Restaurant】

地元で人気のニャニャ料理店。伝統菓子にアレンジを加えた自家製スイーツも絶品です。

■霧島

ジョージタウンにある在住日本人にも人気の日本料理店です。ペナンでは珍しく日本人の日本食料理人がいるお店です。和食が恋しくなった時に、ぴったりのお店です。

■ソウルカフェ

マレーシア初の写真カフェです。地元写真家の写真を眺めながらイタリアン料理中心のお食事やデザートを楽しめるカフェです。

ホーカー(屋台街)

営業時間は屋台によって様々で、市場の近くは朝から夜遅くまで開いている屋台もあるため、地元住民は1日中利用しています。近隣諸国からも通う客がいるほど、ペナンの屋台はおいしいと人気があります。中国料理がメインですが、インド系やマレー料理、洋食など食べ物種類も豊富に揃っています。「ガー二ードライブ」、バトゥ・フェリンギの「ロングビーチカフェ」等が有名なホーカーです。ローカルな雰囲気をお楽しみください。

ペナン島のおすすめホテル

シャングリ・ラ・ラササヤン・リゾート&スパ・ペナン【Shangri-La’s Rasa Sayang Resort & Spa penang】

バトゥ・フェリンギ・ビーチの海沿いにある5つ星のリゾートホテル。客室は、トロピカルで伝統的かつモダンなスタイルです。ジムやスパ、プールやテニスコートなどもご利用いただけます。キッズクラブや託児サービス、お子様用プールなどもあり、子連れの方にもぴったりです。

Shangri-La’s Rasa Sayang Resort & Spa penang

Shangri-La’s Rasa Sayang Resort & Spa penang

ダブルツリー・リゾート・バイ・ヒルトン【Doubletree Resort by Hilton】

タンジュン・ブンガのビーチが目の前にある高級ホテル。スパやフィットネスなどをご利用いただけるほか、ジョージタウンまでの無料シャトルバスもあるため、観光にも便利です。

Doubletree Resort by Hilton

Doubletree Resort by Hilton

ハード・ロック・ホテル【Hard Rock Hotel Penang】

ロビーにはロックスターのコスチュームが並び、部屋にはビートルズの写真が飾られているなど、ロックファンにぴったりのホテルです。

Penang Hotel & Accommodation

Official website of Hard Rock Hotel Penang, a Luxury 5-star hotel in Penang. Book direct for the be…

ペナン島のおすすめ宿泊モデル

日本からペナンまでは10時間以上かかるため、2泊3日ですと初日と最終日は移動時間、中日に丸1日観光という少し駆け足の旅行となります。ゆっくりと旅行を楽しみたい場合、観光日数は3泊以上をおすすめします。

2泊3日

初日と最終日はほとんど移動時間となります。2日目は朝から丸一日かけて、世界遺産の街ジョージタウンで街歩きがおすすめです。まずはスリマハ・マリアマン寺院やコーンウォリス要塞などの建造物を見学。ジョージタウンにはおしゃれなカフェが多数あるので、気に入ったお店で一休みができます。夜はジョージタウンの中心部にある「レッド・ガーデン」で食事。屋台型の施設で、雨の日でも安心してお食事をお楽しみいただけます。ジョージタウンのランドマーク「コムター」から徒歩15分です。

3泊5日

初日と最終日はほとんど移動時間となります。2日目は、1日ジョージタウンにて散策やお食事、ショッピングなどお楽しみください。3日目は、バトゥ・フェリンギ・ビーチやペナン・ヒルで大自然を満喫。または、クアラルンプールに移動するのもおすすめです。クアラルンプールまでは飛行機で最短約1時間で行くことができ、クアラルンプールからは日本までの直行便が出ています。帰国前にクアラルンプール観光ができるため、2都市を味わえるコースです。

現地オプショナルツアーを利用して、ペナン島を満喫しよう!

ペナン島には、ユネスコ世界文化遺産に登録された歴史ある街ジョージタウンがあります。伝統的な建造物やアートがあふれた街並みの中を散策できるほか、美食の街としても知られ、食事やショッピングなどもお楽しみいただけます。ベルトラでは、市内観光だけでなく、無人ビーチでのマリンアクティビティやゴルフツアーなど、さまざまな現地オプショナルツアーをご紹介しています。ぜひ、チェックしてみてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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