タイの東部にあるピピ島をご存知でしょうか。有人、無人の6つの島からなるピピ諸島のことです。レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』の舞台となったことで、その美しいエメラルドグリーンの海に魅せられた人たちが多く訪れるようになり、観光地として人気のスポットとなりました。この記事では、ピピ島の位置情報や気候などの基礎情報、おすすめのアクティビティや人気の観光スポットなど、詳しく紹介します。
ピピ島はタイの東部にあり、6つの島から構成されています。島はピピ・ドン島、ピピ・レイ島、ピダ・ノーク島、ピダ・ナイ島、ユン島、パイ島の6つ。プーケットから南西へ約50kmのところに位置しています。なかでもピピ・レイ島は、映画『ザ・ビーチ』の中で、日常から解放され何か新しいことをはじめたい青年(レオナルド・ディカプリオ)がたどり着いた島として有名です。ここでは、ピピ島の位置情報やアクセス方法などを見ていきましょう。
日本からピピ島へ行くには、まずプーケットに行くのが一般的です。日本からプーケットへの直行便は運航していないので、バンコクやマレーシアなどを経由していくことになります。タイの首都バンコクを経由するルートは、1日あたりの便数も多く、リーズナブルに行けるのでおすすめです。プーケットからはフェリーやスピードボードが出ているので、それに乗ってピピ島へ向かうことができます。また現地オプショナルツアーなどを利用すると、気軽にピピ島に遊びに行くことが可能ですよ。
プーケットの近くにあるラサダ港からピピ島行きのフェリーに乗ることができます。約1時間ごとに出ていて、ピピ島までの所要時間は2時間ほど。料金は片道で600バーツ(約2,180円)、往復なら1,000バーツ(約3,630円)です。クラビの港からもフェリーが出ていますが、こちらは1日2便となっています。
ピピ島への現地ツアーを利用してスピードボートで行く方法もあります。フェリーより早く、約30分で着くので、よりスムーズに行きたいのならおすすめです。
ピピ島は1年を通じて気温が高く、平均気温は約26℃。最低でも24℃くらいまでしか下がらないので、寒く感じるようなことはありません。季節は乾季(11月~2月)、暑季(3月~5月)、雨季(6月~10月)の3つに分かれており、乾季の11月~2月が観光のベストシーズン。この時期は過ごしやすく雨もあまり降らないので、観光客も多く、料金も高めです。ダイビングやシュノーケリングを楽しみたいのなら、暑季の3月~5月の時期もおすすめですが、熱中症対策を忘れないようにしましょう。
コーラル島はプーケットの東側にあたり、モンスーンの影響を受けにくく、雨季でも海がおだやかです。雨季にマリンアクティビティを楽しみたいのなら、コーラル島を訪れるのがおすすめ。コーラル島への現地オプショナルツアーもあるので、利用すると気軽に訪れることができますよ。
ピピ・レイ島には、サンセットの名所として有名なビューポイントがあります。トンサイ・ベイからトンサイ・ヴィレッジを経由して、階段を登ったところに「VIEW POINT」という看板が見えます。入場料を支払ってしばらく歩くと、絶景を楽しめる「VIEW POINT」に到着。ビューポイントは3つあるので、体力に余裕があればすべてを回ってみましょう。
ピピ島では、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しめる現地オプショナルツアーが豊富です。せっかく南国の海を訪れたのですから、ぜひ体験してみてください。
美しい海に囲まれたピピ島は特にダイビングスポットとして人気があり、多くのダイバーたちが訪れています。主に乾季や暑季の10月~5月がダイビングのおすすめシーズン。雨季でも場所によっては海の透明度が高く、十分にダイビングを楽しめるところもあります。
ピピ島は6つの島からなる諸島で、最も大きな島がピピ・ドン島です。観光の中心でもあるピピ・ドン島の人気観光スポットを紹介します。
ピピ・ドン島のトンサイ・ベイの隣にあるビーチです。観光客がそれほど多くない穴場スポットなので、のんびり過ごすことができますよ。美しく白い砂浜が続くビーチで、静かにリラックスしてビーチを楽しみたいという方にはおすすめです。
ピピ・ドン島の北東へ、ボートで約1時間半のところに位置する島です。島全体が自然保護されている無人島なので、手つかずの自然が豊かに残っています。遠浅の海で、子どもも安心して遊べます。穏やかなビーチでゆったりと過ごすことができますよ。
ピピ島を訪れたなら、ぜひ現地の味も楽しんでください。ここでは、ピピ島のおすすめのレストランを紹介します。
トンサイ・ベイの近くにある郷土料理のお店です。地元の新鮮な食材を使ったヘルシーな料理が魅力で、ベジタリアンメニューやグルテンフリーメニューも用意。コーヒーの美味しさにも定評があり、朝食を食べて、快適な1日をスタートさせるのにおすすめのレストランです。
小規模ながらフレンドリーな接客が評判の、カフェ風のファーストフード店です。パン、パテ、ソース、トッピング、サイドメニューをそれぞれ自分で選んで、自分好みのハンバーガーを食べることができます。清潔できれいなお店で、リーズナブルなランチを楽しむのにおすすめ。
南国の楽園であるピピ島でゆったりとしたバカンスを楽しむには、宿泊する場所にもこだわりたいですよね。ピピ島でおすすめのホテル、ゲストハウスを紹介します。
ロバ―カオ・ベイ沿いにある高級ホテルで、プーケット国際空港からのアクセスのよさも抜群。プライベートビーチやプールもあるので、マリンアクティビティをゆったり楽しめます。テニスコートやフィットネスセンターなどの設備やアメニティも充実していて、藁ぶき屋根の客室やバンガローが南国の気分を盛り上げてくれますよ。
Phi Phi Island Village Beach Resort Thailand, The best all inclusive Thailand Beach Hotel
ローダラム・ベイからほど近いところにあるゲストハウスです。バルコニー付きの客室で無料Wi-Fiの利用も可能。トンサイ・ビーチやレムヒン・ビーチなど、ピピ島の人気観光スポットへのアクセスもよく、島の中心部まで徒歩で行けるので、ショッピングやグルメも楽しめます。
ピピ島に限らず、海外旅行の必需品といえばパスポートやクレジットカード、スマホやモバイルバッテリーなどが挙げられますよね。ここでは、ピピ島旅行に持っていくと特に便利なものを紹介します。
ピピ島の日差しは強いので、日焼け対策を忘れないようにしましょう。
年間を通して暑い日が多いので、室内はエアコンがきいていることが多いです。冷房対策に羽織ものがあると便利です。
タイはレジ袋が有料なことが多いので、ショッピングバッグを持っていくと重宝しますよ。
レストランでのおしぼりサービスはあまりないので、ウエットティッシュを持っていると安心です。
トイレに紙が備え付けられていないことが多いので、たくさん持っていくのをおすすめします。
ピピ島は、日頃の生活から解き放たれるひとときを楽しめる南国の楽園です。エメラルドグリーンの美しい海とどこまでも続く白い砂浜で、ゆったりとリラックスした時間を過ごすことができます。ベルトラではピピ島を満喫できる現地オプショナルツアーも用意していますので、ぜひチェックしてみてください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。