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ピンクガネーシャを見られる寺院は?願いごとを叶えたい人必見!

タイには仏教徒だけでなくヒンドゥー教徒も多く、信仰心が高いことから、国内各所に寺院があります。なかでも「ピンクガネーシャ」を祀る寺院は、パワースポットとしても有名です。タイのチャチュンサオ県にはヒンドゥー教の神様「ガネーシャ」の巨大な像がいくつかありますが、このピンクガネーシャにお願いをすると、通常の3倍の早さで願いが叶うといわれています。今回は、このピンクガネーシャの基本情報やアクセス、参拝方法などを紹介します。

2020/02/14

ピンクガネーシャとは?

ヒンドゥー教の「ガネーシャ」は、ヒンドゥー教徒の多いインドでは人気のある神様で、体が人間、頭が象という姿をしています。商売繁盛などの富をもたらし、障害や困難を取り除いてくれるほか、学問などのご利益があると信じられています。インドでは、体は薄いオレンジ色や青い色で描かれることが多いのですが、「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」のガネーシャは肌の色がピンクなので、「ピンクガネーシャ」と呼ばれています。

ワット・サマーン・ラッタナーラームの巨大像

ピンクガネーシャは、「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」というテーマ―パークのようなお寺にある、全身がピンク色の巨大な神様の像です。地元の人の間でも人気ですが、インスタ映えすることから観光客の人気も高く、今では有名な観光スポットとなっています。

人気の理由

ピンクガネーシャは全身が薄いピンク色をしています。それだけでもキュートですが、身にまとっている衣服やアクセサリーがカラフルでおしゃれなのも特徴。ピンク色の巨大像で、カラフルな衣服などを身にまとう姿が愛らしいと評判で、インパクトのある写真を撮ることができることから「SNS映えする」と人気が高まっています。 また、「願いが早く叶う」という点も人気の理由のひとつです。通常、神社やお寺などで神様にお願いごとをすると、叶うまで早ければ数日、遅いときは数十年といった歳月がかかるといわれています。ところが、ピンクガネーシャはお願いごとを通常の3倍の早さで叶えてくれるとして、現地のタイの人々にも人気です。こうした噂が口コミで広く伝わり、今ではお願いごとを叶えてもらうために訪れる観光客が増えています。

観光地としても知名度が高いスポットですが、参拝方法にはヒンドゥー教の神様ならではの決まりがあるので、事前に調べてから行くことをおすすめします。

ピンクガネーシャへの行き方

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このように魅力いっぱいのピンクガネーシャを、現地で見たいという人も少なくないでしょう。ここからは、ピンクガネーシャのあるワット・サマーン・ラッタナーラームの位置やアクセス方法などを紹介します。

ワット・サマーン・ラッタナーラームの位置情報

ピンクガネーシャ像のあるワット・サマーン・ラッタナーラームは、タイのチャチュンサオ県にあります。チャチュンサオ県はタイの東部にあり、アユタヤ時代から続いている古い都市です。バンコク市街からは約100kmの距離にあり、所要時間は車で1時間~2時間なので、日帰りで行くことも可能です。

バンコクからのアクセス方法

バンコクからワット・サマーン・ラッタナーラームまでは、BTSのエカマイ駅近くの東バスターミナルから出ている「ロットゥー(乗り合いバス)」を利用できます。所要時間は1時間30分~2時間ほどです。チャチュンサオのバスターミナル下車後、「ソンテウ(乗り合いタクシー)」に乗り換え、約30分で到着します。ソンテウには窓ガラスがないので、ホコリや排気ガス対策としてマスクなどを用意しておくとよいでしょう。

ソンテウのほか、タクシーやトゥクトゥク、バイクのチャーターを利用する方法でもアクセスできますが、現地の乗り物は不安という方もいるかもしれません。そうした場合は現地オプショナルツアーや送迎サービスを利用して行くことをおすすめします。

ピンクガネーシャへの参拝方法

ピンクガネーシャは仏教ではなくヒンドゥー教の神様です。そのため、お願いするときの手順や作法などが日本の神様とは大きく異なるので、参拝方法だけでなく、参拝時の服装などのマナーにも注意しなければなりません。ここからは、ピンクガネーシャ参拝の際の決まりごとや、参拝方法を紹介します。

お願いごとは、ガネーシャ像の周りにいるネズミの像の片耳へ

日本の仏教では、神様や仏様にお願いする際、神社の拝殿や仏壇前、神仏像の前で両手を合わせて心の中でお願いごとを唱えることがほとんどです。しかし、ピンクガネーシャへお願いする際は、ガネーシャ像へ直接伝えてはいけません。お願いごとは、ピンクガネーシャ像の周囲に立っている、神聖なネズミの像に伝えましょう。

ネズミの像にお願いごとを伝える際、紙などに記入する必要はありません。また心の中でお願いをつぶやくのではなく、直接ネズミの片耳にささやきますが、このとき、もう片方の耳を手でふさぐことで、お願いごとが外に漏れることがないといわれています。このほか、お願いごとは、アバウトなものより具体的に細かいことまでしっかりと伝えることがポイントといわれています。

ガネーシャ像の周りにいるネズミの像は高さのある台の上にいるので、踏み台に乗ってしっかりとお願いを伝えましょう。ただし、踏み台に乗るときには、神聖な神様とその使いに敬意を払うことを示すため、「靴を脱ぐ」という作法が必要です。お願いごとをささやく際には、靴を脱ぎ、敬意を払って伝えましょう。

お願いをするネズミの像が決まっている

複数いるネズミの像のなかでも、ピンクガネーシャ像前の2匹は「金運の願いが叶いやすい」と人気があります。しかし、基本的には自分の生まれた曜日の色のネズミにお願いごとを伝えましょう。これは一人ひとり出生した曜日によって、色だけでなく守護してくれる仏様や、ラッキーナンバーが違うという宗教上の教えによるもの。どのネズミに伝えるべきか、現地を訪れる前に確認しておくとよいでしょう。タイの例を挙げると、生まれた曜日と該当する色はそれぞれ「日曜(赤)、月曜(黄)、火曜(ピンク)、水曜(緑)、木曜(オレンジ)、金曜(青)、土曜(紫)」となります。

日本語ガイド付きのツアーでピンクガネーシャに会いに行こう!

現地の人にも人気のピンクガネーシャは、SNS映えするだけでなく、お願いごとも素早く叶えてくれるパワースポットとして、観光客も非常に多く訪れています。個人で行く場合にはロットゥー(乗り合いバン)やソンテウ(乗り合いタクシー)、トゥクトゥクなど、現地ならではの交通手段を利用してアクセスできますが、現地の乗り物は英語が通じないことも多いため、日本語ガイド付きの現地オプショナルツアーを利用すると安心です。

ベルトラの現地オプショナルツアーには、日本語ガイド付きでワット・サマーン・ラッタナーラームをコースに含んでいるものもあるので、ピンクガネーシャに会いに行くことを考えているのであれば、ぜひチェックしてください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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