ニュージーランドの南島に位置し、海外からはもちろん国内からの旅行先としても大変人気なクイーンズタウン。荘厳にそびえ立つ山脈に囲まれ、太陽の柔らかな光を反射してきらめくワカティプ湖畔に佇むその町は、「ビクトリア女王が暮らすにふさわしい」とその名が付きました。
徒歩で回れるこじんまりとした可愛らしい市内では、ショッピングや湖畔散策を楽しめますが、周囲にはスキー場やハイキングトレイルなども点在しており、四季を通して様々なアクティビティが楽しめることでも知られています。
ニュージーランド南島の南西部に位置するクイーンズタウンは日本と同じように四季があります。また、降水量は東京の半分程ととても少なく、大変過ごしやすいのが特徴です。
春(9月〜11月)は、11月頃からようやく春らしい天気になるので、9月10月は上着を忘れずにお持ちください。夏(12月〜2月)は、日差しがとても強いので紫外線対策をしっかりとすることが重要ですが、朝晩は肌寒い場合もあるので薄手のカーディガンがあると安心です。
秋(3月〜5月)は、日中でも寒さを感じるのでパーカーなどの厚手の上着を持参するといいでしょう。冬(6月〜8月)は、朝晩の気温は0℃を下回りかなり寒いので、厚手のコートに加えマフラーや手袋などの防寒具をご用意ください。
クイーンズタウン空港は、市内中心部より約10kmのフランクトンという地域にあります。
公共交通機関を利用して、市街地までの所要時間は30分です。シャトルバスやタクシーなど移動手段も複数あり、市内への移動も便利です。
日本から直行便はなくニュージーランド航空やジェットスター航空で各地からクイーンズタウンまでのフライトを運行しています。飛行機での所要時間は、クライストチャーチからは約1時間、オークランドからは約2時間となります。
空港からクイーンズタウン市内への移動方法が複数あります。ご自身の予算や行き先応じて適切な手段を選択してみてください。
・バス
市内と周辺部を結ぶバス「Orbus(オーバス)」(旧コネクタバス)の#1が空港と市内を結んでいます。空港発は6:05~翌0:05の約15分間隔、19:00以降は30分間隔で運行しており、市街地中心部までは約25分で到着できます。
・タクシー
シャトルバスは市内中心地までしか行かないため、もし郊外の宿泊先などへ行く場合は融通の聞くタクシーがおすすめです。
・レンタカー
滞在期間が長く自由に移動したい、公共交通機関の時間に縛られたくないという方は、レンタカーを利用するといいでしょう。
商業施設や観光地などの駐車場は無料なところが多いですが、街中では駐車できる場所と時間帯が細かく定められており、標識に記載されています。路肩のパーキングメーターも多いですが、長時間停める時は有料の駐車場に入れてしまった方が割安です。
一般的にニュージーランドは旅行者の皆さんにも好意的でフレンドリーで治安も良いと言われています。
例えば、旅行中に道に迷った時や困った時は、快く助けてくれる場面も少なくありません。
しかし、慣れない海外の地で過ごす上で注意してし過ぎることは決してありません。
特に夜分に外出する際はできる限り明るい大通りを歩く、歩きスマホをしない、貴重品は肌見放さず管理するなど、より細心の注意を払ってください。また、人気が少ないエリアは時間帯に関わらず絶対に避けましょう。
クライストチャーチからクイーンズタウンの移動は、飛行機で1時間~1時間15分ほど、長距離バスで9時間ほどです。
バスの場合は、言わずもがなとてもリーズナブルに済ませることができますが、ほぼ1日を費やしてしまうことになります。
InterCity(インターシティ)などを利用して、数日間で複数の都市を周遊してもいいですね。
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荘厳な山脈と美しい湖に囲まれた豊かな自然の宝庫であるクイーンズタウンは、乗馬トレッキング、ラフティング、バンジージャンプ、スキーにスノーボードと、四季折々のアクティビティが楽しめます。
徒歩で十分回れる市内中心部に繰り出せば、あらゆるところにアクティビティ案内所があるので、旅行中の予約も手軽にできそうです。
The Mall(ザ・モール)という町のメインストリートは歩行者天国になっており、お土産屋やおしゃれなカフェ、ショップ、レストランがあり華やいだ雰囲気が漂います。また、Beach Street(ビーチストリート)沿いはワカティプ湖を間近に眺められるよう遊歩道が整備されているので、散歩をするだけでもクイーンズタウンの優雅な自然を感じられることでしょう。
標高3,724m、ニュージーランドの最高峰であるのがアオラキ/マウント・クック。
「アオラキ」とはマオリ語で「突き抜ける山」という意で、この山を中心に3,000mを超える19のピークと谷間を埋める数多くの氷河によって形成されるサザンアルプス山脈は「南半球のアルプス」の名にふさわしく、どんな空模様にも滅気ずに鎮座し、その壮大な存在を知らしめています。
とは言え、降水日数は年間で約150日と非常に不安定な気象のため、マウント・クックの勇姿をはっきり見られるかはまさに運次第。もしも、白くそそり立った山の頂上まで見上げることができたなら、自然の驚異を感じる絶景とともにこの上ない感動に包まれるでしょう。
700km2を超える面積のアオラキ・マウントクック国立公園はユネスコの世界遺産にも登録され、名実ともにニュージーランドの代表的な観光スポットとなっています。
周辺にはウォーキングトレイルもあるので、ぜひ自然のいぶきが聞こえてきそうな臨場感を味わいながら歩いてみてください。
南島の西海岸側にあるミルフォードサウンドは、悠久の時をかけて氷河が創り上げたフィヨルドを抱するニュージーランドの代表的な景勝地です。
イギリスの小説家ジョゼフ・ラドヤード・キップリングが「世界8番目の不思議」と述べるほど、遠い昔、氷河で削られてできたその地形は自然の神秘で溢れており、クルーズで観光するのが一般的です。
ほぼ垂直に突き出す崖の上にはいくつもの峰が並び、最大落差1,000mにもなる滝は圧巻の一言。
また、周辺にはいくつもの吊り橋や板張りの歩道で整備された「ミルフォード・トラック」があり、「世界一の散歩道」と絶賛されています。
ミルフォード・トラックはミルフォードサウンドとアナウ湖を結ぶ全長53.5kmのウォーキングトラックで、世界中からトレッキングファンが集ってきます。
3泊4日の決められた行程を個人で歩く個人ウォークとガイド付きのパッケージであるガイド付きウォークの2種類のコースがあるので、体力に自信がある方はぜひ挑戦してみてください。
ニュージーランド固有種を間近で観察できる珍しいパークであり、本来は、傷ついた鳥の保護や貴重な種の育成の目的で作られた施設です。
飛べない鳥キーウィは夜行性のため、暗く保たれた小屋の中に入って静かにその生体を観察することができます。餌付けも行われるので、運が良ければ間近にその愛らしい姿を観察できることも。
また、”恐竜時代からの生き残り”と言われている爬虫類のトゥアタラなど日本ではお目にかかれない生き物に会うことができるので、ぜひ写真にも収めてください。さらに、無料の日本語オーディオガイドを利用すればより深くその生体を学ぶことができるでしょう。
クイーンズタウンには、ニュージーランド料理はもちろん、日本料理や気軽に楽しめるB級グルメなど、様々な食文化が混在しています。
30年以上の歴史を持つクイーンズタウンの人気店です。
中世の帆船をイメージさせるインテリアに囲まれながら、クレイフィッシュやムール貝などの地元のシーフードを堪能することができます。
隠れ家的鉄板居酒屋で、海外にいながらラーメン、手羽先、お好み焼きなど本格的な日本食を楽しむことができます。ビールや日本酒などお酒の種類も豊富にあり、まるで日本の居酒屋にいるかのような時間を過ごすことができるでしょう。
Japanese Restaurant in Queenstown. Teppan, Sake, Japanese whiskey. Cow Lane.
クイーンズタウンの街中には、フィッシュ&チップスやミートパイなどの地元名物を楽しめるワゴンやカフェも沢山あるので、ショッピングの合間などにぜひ満喫してみてください。
テイクアウトをしてワカティプ湖の湖畔に腰掛け、ゆったりとした時間の中で召し上がるのもいいですね。
ワカティプ湖やクイーンズタウン市街地にもほど近く、観光にも抜群の立地でありながら、レストランや設備が充実していて、日本人でも安心して泊まれるホテルです。
湖畔の中央あたりに位置するので景色や空気もより一層美しく感じるでしょう。
ワカティプ湖沿岸の街の中心に位置する閑静な4つ星ホテル、ノボテルクイーンズタウンレイクサイドホテル(Novotel Queenstown Lakeside hotel)でおくつろぎください。バルコニ…
個室とドームタイプからなるホステルで、宿泊費を安く済ませたい方にもおすすめです。
ダイニングキッチンからはワカティプ湖が一望でき、全室にシャワー、トイレが完備されているのも嬉しいですね。他の観光客とも交流の機会が増えるので、貴重な体験もできるかもしれません。
In the fast-beating heart of Queenstown, this modern backpacker hostel is a secure, comfortable bas…
コンパクトな都市ではあるものの、景色を単に眺めるだけでなく、ハイキング、トレッキング、スキーなど、スリルを味わいながら実際に自然を体感できるのがクイーンズタウンの魅力です。
ぜひ、ニュージーランドが誇る大自然と、一体感を存分に味わってください。
※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。