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台湾最大の動物園!台北市立動物園の基本情報や周辺情報を紹介

台北郊外の文山区新光にある台北市立動物園は、台湾最大の動物園です。鉄格子の檻がなく、普段の動物の生活を近くで観察することができるのが特徴のひとつです。園内では400種類以上の動物が飼育されており、日本でも大人気のパンダを見ることも出来ます!ここでは、台北市立動物園の基本情報や見どころ、周辺のおすすめ観光スポットを紹介します。

2020/05/20

台北市立動物園の基本情報

敷地面積182ヘクタールを有する台湾最大の動物園は、日本統治時代の1914年に開業し、当時は「圓山動物園」という名前で呼ばれていました。現在は、上野動物園など日本の複数の動物園とも友好協定を結んでいます。パンダやコアラ、皇帝ペンギン、ゾウ、カバなどが人気です。タイワンクロクマやタイワンザルなど、台湾固有種を見ることも出来ます。

台北市立動物園へのアクセス

MRTとロープウェイを利用する2つのアクセス方法を紹介します。

■MRTを利用

MRT文湖線「動物園駅」1番出口より徒歩約2分。台北駅からMRT板南線に乗り、忠孝復興駅でMRT文湖線に乗り換える方法で行くと、約30分~40分ほどで動物園まで行くことができます。

■ロープウェイを利用

猫空ロープウェイ「動物園駅南」下車すぐ。ロープウェイの乗車を楽しみたい方や、猫空周辺の散策を楽しみたい方におすすめです。

営業時間、定休日

営業時間は9:00~17:00(最終入園は16:00まで)です。また、旧正月の大晦日と6月下旬を定休日としています。定期的に休館日が設けられている施設もあります。公式サイトで営業時間や休館情報を確認することをおすすめします。

入園チケット

入園チケットは60元(約216円)で、6歳以下の未就学児童は無料です。現金だけではなく、ICカードの「悠遊カード(Easy Card)」やクレジットカードの支払いも可能です。

※2020年4月20日時点のレート:1元=約3.60円

おすすめのシーズン

台湾では5月~6月に梅雨があり、8月~9月は台風シーズンに入ります。また夏はとても蒸し暑く、長時間屋外を歩くのは大変です。3月~4月や10月~11月は、比較的に過ごしやすくおすすめの季節です。日差しが強い季節には、日焼け止めの持参をおすすめします。

台北市立動物園の見どころ

広い園内には屋外展示と屋内展示があり、400種類以上の動物を見学することができます。どこに行こうか迷ってしまわないよう、人気の動物園や見どころをチェックしましょう。公式サイトより、日本語の園内マップを見ることができるので、事前に行きたいところを見つけておくのもおすすめです。

ジャイアントパンダ

愛らしいパンダは台北でも大人気!入り口を入り、左側にある道をまっすぐ行ったところにパンダ館があります。週末や祝日は、入園時に時間ごとの整理券が発券されているので、指定された時間に向かいましょう。パンダをゆっくり見たい方は、比較的空いている平日がおすすめです。

コアラ

入り口を抜けてすぐ左手にあるコアラ館は、台北市立動物園でも人気の動物の一つです。コアラは一日の内寝ている時間が多いため、動く姿を見れたらとてもラッキー!日本国内でも限られた動物園でしか見ることが出来ない動物なので、台北市立動物園を訪れた際はぜひコアラ館も覗いてみてください。

ペンギン

オウサマペンギンとケープペンギンが飼育されています。ペンギン館は入り口から一番離れたエリアにあるので、時間には余裕をもって向かいましょう。

昆虫館

昆虫の起源や進化などをテーマにした館内では、昆虫を見るだけではなく、昆虫の歴史を学ぶことができ、子供の学習にもぴったり。昆虫館から繫がる「虫の谷」と呼ばれる屋外のエリアでは125種類以上の蝶を見ることができます。

台湾動物ゾーン

入り口を抜けて、右手にあるゾーンでは台湾固有の動物たちが待っています。タイワンザル、タイワンカモシカ、タイワンツキノワグマなど、台湾ならではの動物たちを見に行きましょう。

台北市立動物園の便利情報

園内の便利なサービスや、食事、お土産を紹介します。公式サイトより、日本語版のサービス情報のパンフレットも確認できます。

園内列車

広大な園内を歩いて周るのは大変!「遊客列車」と呼ばれる園内列車が走っているので、上手に利用しましょう。料金は片道あたり5元(約18円)です。お釣りはないので、予め小銭の用意をしましょう。出発地はコアラ館の横にある「園内シャトルターミナル」で、鳥類が集まるエリア「鳥園ターミナル」までの距離を運行しています。

※2020年4月20日時点のレート:1元=約3.60円

園内での食事

動物園内には、食事が取れるお店もたくさんあります。マクドナルド、モスバーガー、日本食コーナーなど、日本人に馴染みがあるお店があるのはとても安心ですね。ゆっくりお食事を楽しみたい方には、パンダ館の2階にある「猫熊レストラン」もおすすめです。気軽に食べることができるスナック類や、飲み物のワゴンもあるので休憩にも困りません。

セブンイレブン

入り口にほど近い場所にコンビニがあります。おにぎりなどの簡単な食事や、飲み物、お菓子などを売っています。

車椅子、ベビーカーのレンタル

入園ゲートを入りすぐ右手にあるビジターセンターでは、車椅子、ベビーカーのレンタルをすることができます。どちらも返却時間は、閉館時間の17:00です。

・車椅子:預り金1,000元(約3,600円)でレンタル可能。身分証明書が必要なためパスポートを準備しておきましょう。

・ベビーカー:一台につき50元(約180円)でレンタル可能。無料でレンタルも可能ですが、車椅子と同様1,000元(約3,600円)の預り金が必要となります。

※2020年4月20日時点のレート:1元=約3.60円

コインロッカー

大きい荷物やお土産などはコインロッカーに預けることができます。入り口付近に3箇所あり、ロッカーの料金は、大きいサイズ(高さ79cm x 幅52cm x 奥行36cm)で50元、小さいサイズ(高さ41cm x 幅42cm x 奥行26.5cm)で20元です。

台北市立動物園のお土産ショップ

可愛い動物をたくさん見たあとは、お土産を買いにいきましょう。パンダ館には、パンダグッズをたくさん売っているパンダづくしの「大貓熊專賣店」や、様々な動物のグッズや本などが売っている「動物王國店」がありお土産にぴったり。パンダのぬいぐるみが人気です。出口の横にもギフトショップがあるので、買い忘れがないか要チェック!

台北市立動物園周辺のおすすめ観光スポット

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せっかく動物園まで来たら、周辺の観光スポットもあわせてチェックしてみましょう!

猫空

台北の南郊外にある「猫空(まおこん)」は、台湾でも有名な鉄観音茶の栽培地で、茶畑が広がっています。茶藝館や茶葉料理店などが点在しているので、周辺散策にもぴったりです。

猫空ロープウェイ

台北南部の丘陵地帯を登るロープウェイは、全長約4km、動物園駅から猫空駅まで所要時間は約30分のロープウェイです。台北の街と一面の緑を満喫することができます。キャビンの床が強化ガラスで出来ている「水晶車廁(クリスタル車両)」が大人気!週末は混雑するので、事前のネット予約がおすすめです。また、毎月第一月曜日以外の月曜は定休日なので注意しましょう。

※営業日や時間は予告なく変更になる場合があります。

木柵指南宮

猫空ロープウェイの「指南宮駅」より徒歩3分にある有名な道教の聖地です。天気がよければ遠く台北市街まで眺めることができます。カップルが指南宮を訪れると、主神である呂洞賓に嫉妬され、別れさせられるという言い伝えがあります。

台北市立動物園を訪れるなら、猫空や烏來にも行ける現地オプショナルツアーがおすすめ!

台湾最大の台北市立動物園では、のんびりとした動物たちの生活を楽しむことが出来ます。周辺観光もあわせて、充実した1日を過ごすなら、現地オプショナルツアーへの参加がおすすめです。慣れない土地でも、日本語ドライバーの運転で向かえば、道中も安心です。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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