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タイ旅行では食事もこだわりたい!おすすめの飲食店とマナー

タイ旅行では、有名な観光スポットを訪れたりショッピングをしたりするのと同じくらい食事を楽しみにしている人が多いでしょう。現地で味わうタイ料理はタイならではのスパイスが効いていて格別です。今回は、タイ旅行で食べておきたい料理や地域ごとにおすすめのお店を紹介するとともに、タイで食事する際のマナーについてもお伝えします。  

2020/02/18

タイ旅行に行ったら食べておきたい料理

タイ料理にはたくさん種類がありますが、辛すぎず日本人の好みに合うものも多く見られます。定番メニューからタイ旅行でしか食べられないようなものまで、おすすめのタイ料理を紹介します。

トムヤムクン

「トムヤムクン」は、ブイヤベース、ふかひれスープとともに挙げられる「世界三大スープ」の1つ。トムヤムクンの「トム」は煮る、「ヤム」はあえる、「クン」はエビという意味があり、その名の通りエビが入った酸味と辛味が特徴的なスープです。日本でも食べることはできますが、現地のスープはハーブがふんだんに使われていてとても香りがよいのが特徴です。

カオマンガイ

「カオマンガイ」はタイ米の上に蒸した鶏肉を乗せた料理です。鶏を茹でた汁で米を炊くので、鶏の風味を存分に味わうことができます。カオマンガイの屋台や専門店はたくさんあり、現地の人にも人気の高い国民的料理です。「カオ」はご飯、「マン」は油、「ガイ」は鶏肉を意味しています。

タイカレー

「タイカレー」はインドカレーとは違う食べ物です。唐辛子や調味料を使用しますがカレー粉を使いません。タイではグリーンカレーやイエローカレーなど種類がたくさんあります。日本でよく食べられているのはグリーンカレーとレッドカレーで、ココナッツミルクを使用しているという特徴が挙げられます。一方、ココナッツミルクを使用しないものは「ゲーン・ソム」と呼ばれ、現地でよく食べられています。タイ旅行に出かけた際にはカレーの食べ比べをしてみるのもよいでしょう。

パッタイ

「パッタイ」は日本の焼きそばと似た料理です。米粉で作った麵とエビやもやし、ニラを炒めてナンプラーやライムで味付けしたもので、タイの屋台でよく売られています。テーブルでは自分で調味料「クルーン・プルン」をかけて、好みの味に調整してから食べましょう。

ガパオライス

「ガパオライス」は日本でもよく食べられている料理で、ひき肉と野菜をスパイスとともに炒めてナンプラーで味付けしたものです。ガパオはハーブの名前で、日本では「ホーリーバジル」と呼ばれています。

タイに行ったら訪れたいおすすめのタイ料理屋、屋台

タイにはレストランだけでなく屋台も豊富にあるため、多様な食事スタイルを楽しめます。バンコク、パタヤ、チェンマイの3都市でおすすめのタイ料理屋と屋台について見ていきましょう。

バンコク

タイの首都バンコクにはおいしいレストランや屋台がたくさんあります。チェックしておきたい料理屋と屋台を2つ紹介します。

ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム

BTSチットロム駅から15分ほどの「タラートネオンマーケット」にある屋台です。このお店のおすすめはカオマンガイ。店員がピンク色のシャツを着ているため、「ピンクのカオマンガイ」と呼ばれることもあります。安くておいしいので観光客だけでなく現地の人にも人気ですよ。

パック・ベーカリー

「パック・ベーカリー」はパッタイやカオソーイなどのタイ料理がおいしいと評判です。おしゃれな店内で現地の料理を味わってみてはいかがでしょうか。おすすめのパッタイは80バーツほど。カフェなのでパンを食べることもできます。BTSアソーク駅から13分ほど歩くので、お店までの道を散策しながら現地の雰囲気を楽しめます。

バンコクならばナイトマーケットでの食事もおすすめです。ナイトマーケットとは夕方から夜にかけて屋台が立ち並ぶ夜市のことで、現地の料理をお手頃な価格で食べられます。夜に外出する場合はナイトマーケットを覗いてみるのもいいのではないでしょうか。

パタヤ

パタヤはバンコクから南東に160km離れた場所にある都市で、リゾート地として人気を集めています。パタヤで食事をするのにおすすめのお店が「ヌアン」と「カオトムプラジャンバーン」です。

ヌアン

店の看板にも日本語で「タイ料理 ヌアン」と記載されているのでお店を見つけやすいでしょう。食堂風のお店には日本語で書かれたメニューがあるので、安心して注文できます。料理も安くておいしいので、初めてパタヤを訪れた人やタイにまだ慣れていない人にはぴったりのお店です。

カオトムプラジャンバーン

パタヤでは有名なレストランで、料理の種類が豊富です。観光客以外に地元の人にも利用されていて、低価格でおいしい料理を味わえます。海が近いためシーフードは特に絶品です。

チェンマイ

タイの第2の都市であるチェンマイはバンコクから720kmも離れた場所にあります。独自の文化が育まれてきた地域であり、タイ北部の料理を楽しめます。おすすめのお店は「カオソーイ・メ―サイ」と「トンテムト」です。

カオソーイ・メ―サイ

「カオソーイ」はタイ風のカレーラーメンで、タイ北部の料理の1つ。スープはココナッツミルクがベースとなっていてカレーのスパイスが入っています。カオソーイ専門店のなかでも地元の人からの人気が高いお店です。

トンテムト

観光客や地元民が多く訪れる「トンテムト」では、伝統的なタイ北部の料理を食べられます。鶏の炭火焼き、ガイヤーンやビルマ風のポークカレー「ゲーンハンレー」を味わえるのでチェンマイを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみましょう。

タイ旅行で気をつけたい食事のマナー

おいしい食事を食べられるタイですが、日本とは異なる食事マナーがいくつかありますので紹介します。文化の違いを理解し、食事のマナーに気をつけましょう。

食器を持ちあげない

タイでは食事を持ちあげることはマナー違反とされています。スープを飲むときもお皿を口元に持っていくことができないので、スプーンですくって飲みましょう。

フォークで料理を刺さない

タイ料理では取り分け用のスプーンとフォークがついてくることが多いですが、フォークで料理を刺すのはマナー違反です。スプーンは料理をすくうもので、フォークは料理を押さえたり取り分けたりする際に使用します。

音を立てない

日本では麵やスープをすするときに音を立てても問題ありませんが、タイでは音を出してはいけません。麺類を食べるときは麵をレンゲに乗せて食べます。スープはスプーンですくいながら食べるので、麺類も同じ感覚と捉えておくとよいでしょう。

タイ料理が辛すぎるときの対処法

タイ料理には辛いものがたくさんあります。特に「トムヤムクン」や「グリーンカレー」、「ガパオライス」などは美味しいのですが辛いと感じる方も多いでしょう。

日本でおいしく食べることができるのは、日本人の舌に合わせているからであり、現地の料理は想像以上に辛いのです。反対に辛くない料理としては「カオマンガイ」や「パッタイ」が挙げられます。

タイ旅行で辛いものを食べてしまったときの対処法としておすすめなのが、乳製品を飲むこと。牛乳やヨーグルトを摂取すれば口の中の辛さが和らぎます。さらに乳製品に含まれるカゼインには下痢を防ぐ効果があります。ただし摂取し過ぎると、逆にお腹を下すことになるので注意してください。

日本からあらかじめサプリを持っていくのもよいでしょう。胃腸の調子を整えておけば辛いものを食べてもすぐにお腹を壊すことがなくなる可能性があります。自分なりに工夫をしてタイ料理を楽しんでくださいね。

現地オプショナルツアーにはおすすめのレストランがたくさん! 本場の味を堪能しよう

タイ旅行では日本で食べるタイ料理とは違う、本場の味を体験することができます。タイの地域ごとに伝統的な料理があるので、地元の人に聞くなどして人気のあるお店を探してみましょう。辛いものを食べてお腹を下さないように対策しておくと安心です。ベルトラでは、タイの食事を満喫できる現地オプショナルツアーも用意しています。ぜひチェックして、おいしい料理を満喫してください。

※交通機関や施設の料金、時間等は予告なく変更になる場合があります。最新情報は公式サイトも合わせてご確認ください。

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