日本から飛行機で6時間~7時間ほどのタイの首都バンコク。時差が日本のマイナス2時間と大差がないので、時差ぼけなども気にならず、日本からも多くの人が訪れます。タイには雄大な自然と歴史ある王宮や寺院がある一方で、マーケットや近代的なショッピングモールもあり、何度行っても飽きずに楽しめるのが大きな魅力です。この記事では、アジア屈指の観光都市としても注目を集めるバンコクについて、街の基本情報や観光スポット、おすすめのアクティビティ、人気グルメなどを詳しく紹介します。
バンコクはタイの首都で、通貨は「バーツ」です。目の前にはバンコク港が広がっており、タイにおける海上輸送の拠点ともなっています。また、金融や貿易、交通、物流などのネットワークも確立している国際都市であり、「東南アジアのハブ」とも呼ばれているほど。ここでは、そんなバンコクの基本情報について、日本からのアクセスや移動手段などを紹介します。
日本からバンコクまでは、東京、名古屋、札幌、大阪、福岡、沖縄にある7つの空港から、それぞれ直行便が毎日運航しています。タイ国際航空や日本航空(JAL)、全日空(ANA)やタイ・エアアジアXなどの航空会社が、バンコクのスワンナプーム国際空港やドンムアン空港までの直行便を運航しています。
香港やソウル、シンガポールといったアジアの主要都市を経由地とした乗継便もあります。直行便がある空港からはもちろん、岡山、鹿児島、新潟といった地方の空港などからキャセイ・パシフィック航空や大韓航空、シンガポール航空などが乗継便を運航しています。
日本からバンコクまでのフライト時間は、直行便であれば約6時間~7時間です。バンコクにはスワンナプーム国際空港とドンムアン空港の2つの空港がありますが、日本からのフライト時間はどちらの空港着でも同じくらいです。
バンコクは日本よりも南に位置するため、1年を通して暑い日が多い国です。ただし、時期によって気候が異なります。1年はおおよそ「暑季」「雨季」「乾季」の3つの季節に分けられます。
2月中旬から5月中旬くらいの暑い時期を指します。朝から晩まで猛暑が続き、最高気温が40℃くらいになることもあります。
5月中旬から10月中旬までの雨の多い季節を指します。暑季ほど暑くはありませんが、平均気温は30℃を超えることが多くあります。日本の梅雨のように1日中雨が降り続くというより、1日に何回か激しい雨が短時間降り、その後は晴れ上がるため、雨宿りしてやり過ごすのがおすすめです。
10月中旬から2月中旬までの、比較的涼しく雨も少ない季節を指します。平均気温は25℃~28℃くらいの日が多く、12月や1月の朝晩は冷え込むこともあります。
バンコクの月ごとの平均気温は30℃前後ですが、最高気温は約34℃、最低気温は約22℃と、季節によって幅があります。4月ごろには34℃を超えることもあります。気象庁のデータによると、月ごとの平均気温は以下の通りです。
【バンコクの月ごとの平均気温】
1月 27.3℃ 7月 29.3℃
2月 28.6℃ 8月 29.1℃
3月 29.8℃ 9月 28.7℃
4月 30.9℃ 10月 28.4℃
5月 30.1℃ 11月 27.9℃
6月 29.7℃ 12月 26.6℃
※参照:気象庁 地点別平年値データ バンコク
バンコクの3つの季節ごとに適した服装を紹介します。いずれの季節も室内の冷房対策や朝晩の冷え込み対策として、羽織りやすい上着を持っていくことをおすすめします。
Tシャツに短パンといった日本では真夏に着る服装がおすすめですが、寺院やドレスコードのあるレストランの場合、露出の多い服装やビーチサンダルなどでは入れないことがあります。襟付きのシャツやビーチサンダル以外の靴を用意していきましょう。
日本の真夏の服装で問題ありませんが、雨で歩道が冠水することも多いので、足元は濡れてもよいものがおすすめです。折り畳み傘を持っていっても雨が強すぎて傘が役に立たないこともありますので、レインコートがあると便利ですよ。
日本の初夏の服装で問題ありません。朝晩の冷え込みや屋内の冷房対策に、長袖の上着を持っていきましょう。
バンコクでの移動手段としては、電車や地下鉄、バス、タクシー、BTS(高架鉄道)などがあります。ここでは気軽に利用できる移動手段としておすすめのバス、タクシーについて紹介します。
バンコクの路線バスには、冷房付きのバスと冷房がないバスの2種類があります。冷房付きのほうが料金は高くなりますが、車内で快適に過ごせるでしょう。冷房なしのバスはローカル色が強く、無料か低価格で運行しています。近場への移動には冷房なしのバスもおすすめですよ。
バンコクには公共交通機関が通っていないエリアがあるため、タクシーの1日貸し切りを利用するのもおすすめです。
タクシーの料金システムは、基本的に日本と同じメーター制なので利用しやすいといえますが、メーターを使わないぼったくりに相当するタクシーもいます。
観光地やホテル前などで待機しているタクシーは観光客を狙う傾向にあるため、利用するなら流しのタクシーの方が安心です。流しのタクシーを止めるときは、日本のように手を上に挙げるのではなく、腕を斜め下に伸ばすのがルール。お客さんを乗せてきたばかりのタクシーなら、慣れない観光客でも乗車しやすいのでおすすめです。行き先によっては乗車拒否されることも多くありますが、諦めずに次のタクシーを探しましょう。
バンコク旅行の人気エリアとしてよく知られているのは、外国人の住居が多く日本人街も広がるスクンビット(Sukhumvit)です。スクンビット通り(Sukhumvit Rd)の上を通る、BTS(高架鉄道)のナナ駅からエカマイ駅までのこのエリアには、日本食レストランや日系企業も多く、日本人観光客もなじみやすいでしょう。 スクンビット通りにはソイ(Soi)もたくさんあります。ソイとはタイのメイン通りから南北に走る側道のこと。スクンビット通りのなかでも、日本人街ともいわれるソイ33や、屋台が集まっているソイ38、おしゃれなレストランが多いソイ55などは人気の観光スポットです。
バンコク旅行の人気アクティビティといえば、マッサージやスパ、ゴルフなどです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
タイにはブッダの主治医を開祖とするタイ古式マッサージやスパなどの文化が根付いており、美容大国としても有名です。日本に比べると価格も安いので、日頃の疲れを癒してリフレッシュしたい方におすすめ。なかでも「マイ・スパ(MY SPA)」や「コランブティックスパ(CORAN boutique spa)」は日本人観光客からの人気が高く、これらのスパを利用できる現地オプショナルツアーもあります。
バンコク市内から車で1時間半ほどのエリアには多くのゴルフ場があり、日本よりも平坦で広々としていて、池の多いコースに特徴があります。
池とバンカーが絶妙に配置されている「レイクウッド・カントリークラブ」や、タイガー・ウッズが優勝した「タイ・カントリークラブ」などは日本人観光客にも人気。ゴルフをプレイしたい場合は、送迎付きや日本語ガイド付きの現地オプショナルツアーを利用するのもおすすめです。
バンコクで食べるなら、やはり本場のタイ料理ですよね。タイ料理で有名なものといえば、世界3大スープともいわれる「トムヤムクン」があります。トムヤムクンとは、レモングラスなどのハーブ類を使った酸味と辛味のバランスがよいスープに、エビやタケノコ、青菜などの具材が入った料理です。爽快感のある味わいで、暑いタイにはぴったり。 日本のカレーとはひと味違う「タイカレー」も人気です。スープカレーのようなスタイルで、ご飯に少量ずつかけて食べます。素材によってカレーの種類が異なるのが特徴で、グリーンカレーはココナッツミルクが入っていてまろやかな味が楽しめますし、レッドカレーは唐辛子とハーブのハーモニーが絶妙。イエローカレーは日本のカレーに近い味ですが、スパイスが効いています。
もちろん、日本でもおなじみの「タイスキ」や「ガパオライス」、「パッタイ(タイ焼きそば)」や「カオマンガイ」、「サテ」なども人気ですよ。
スクンビットの屋台で食べ歩くのも楽しいですが、本場のタイ料理を楽しむならレストランがおすすめです。ここからは、バンコクで人気のレストランを紹介します。
美食雑誌のランキングには必ず入るという、高級タイ料理の一軒家レストランです。ロブスターをはじめ、エビやカニ、魚などをふんだんに使ったシーフード料理がおすすめ。タイ風のアンティーク調インテリアは高級感があり、特別な日のディナーに利用したいお店です。
ベルギーから逆輸入された、世界的にも人気の高級タイ料理レストランです。築100年のエレガントな雰囲気を持つ建物で、ヨーロッパ風の上品なタイ料理のコースを楽しめます。生春巻きやグリーンカレー、パパイヤサラダなどが人気です。
Enjoy delicious Thai Food in our historical restaurant in Bangkok. Our Chef's creations will satisf…
バンコクはタイ随一の都会ながら観光スポットや見どころも多くあるので、居心地の良いホテルもたくさんあります。ここからは、バンコク観光の拠点にぴったりなラグジュアリーホテルを紹介します。
スクンビットや高級ショッピングモールにも近く、バンコク観光で滞在するのにおすすめのホテルです。高層階の部屋の窓からはバンコクの街を見下ろせます。テニスコートやプール、ジムなどの施設も充実していて、ホテル内でもゆっくり楽しめます。ホテルからBTSのプルンチット駅まで無料シャトルバスも出ています。
バンコクの商業地区スクンビットソイ11の中央に位置し、BTSナナ駅からは約5分、スワンナプーム国際空港からは約30分とアクセス抜群です。敷地内にショッピングプラザやレストランがあるほか、プールやジムなどの施設も充実しています。
The Ambassador Hotel Bangkok is a 4-star hotel in Bangkok (bangkok). Book on the Official Website …
歴史ある寺院などの建造物と近代的な街を同時に楽しめるタイの首都バンコクには、多くの日本人リピーターが訪れます。日本人街と呼ばれるエリアがあるほど、バンコクには日本人在住者が多いのも特徴です。それだけバンコクは、日本人が親しみやすい街といえるでしょう。ベルトラでは、バンコクを満喫できる現地オプショナルツアーも豊富に揃えています。ぜひチェックしてみてください。
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