タイにはワット・ポー寺院をはじめ、有名な観光スポットやおいしいグルメレストランなども多数あります。観光であちこち回る計画を立てている方は、合間に本場のタイ古式マッサージでリラックスしてみてはいかがでしょう。タイ古式マッサージは世界一気持ちいいとされているマッサージなので、観光の疲れを癒すのにもぴったりです。この記事では、タイ古式マッサージの特徴やおすすめのお店、施術を受ける際の注意点について紹介します。
バンコクにはタイ古式マッサージのお店が多くあります。タイ古式マッサージとは伝統医学の一種で、指圧やマッサージなどと仏教の教えを融合させたものです。施術中に眠ってしまうほど心地よく、世界一気持ちがいいマッサージともいわれています。
タイ古式マッサージは基本的に全身をマッサージし、センと呼ばれるエネルギーラインを刺激して血液やリンパの流れを促進することを目的としています。普通のマッサージは指圧のみを行うことが多いですが、タイ古式マッサージでは、指圧に加えてストレッチや整体などさまざまな手法が使われます。施術者は膝や足など体のさまざまな部位を利用して筋肉を刺激するのですが、強く押す、あるいは骨や関節を鳴らすこともないため、痛みを感じることはほとんどありません。
バンコクの街中で受ける場合(目安)は200バーツ~300バーツ、日本円で720円~1,080円ほどのお店が多く見られます。個室利用やインテリアにもこだわっている高級なお店では100バーツほど料金が高くなります。
バンコクにあるスワンナプーム国際空港にもマッサージ店があり、タイ古式マッサージは1時間900バーツほどなので、街中で受けるより約4倍料金が高いといえるでしょう。まず空港で旅の疲れを癒したい方にはよいのですが、タイの雰囲気を味わいたい方は街中のローカルなマッサージ店で施術を受けるのがおすすめです。
そして、マッサージなどのサービスを受けた場合はチップを渡すのが一般的です。チップは本来サービスを受けたことに対する心づけとして渡すものなので、金額に決まりはありません。ただし日本人はチップを渡す習慣がなく相場がわからないため、お店側からチップの額について説明を受けることもあります。説明がない場合は大体50バーツ~100バーツが相場となりますが、よいサービスを受けたと感じたのなら100バーツ以上支払ってもよいでしょう。また、高級なお店の場合は100バーツ以上必要になることもあります。
チップを渡すタイミングの多くは見送りをされるときです。渡さないと施術者のサービスに問題があったと捉えられてしまうので忘れないようにしましょう。
バンコクにはローカルな雰囲気が漂うお店から、観光客に人気のお店までさまざまなマッサージ店があります。特におすすめのお店を7店紹介していきます。
アットイーズマッサージでは、重点的にほぐしてほしい部分や力の強さなどをリクエストできるのがポイントです。タイ古式マッサージの料金は1時間400バーツと他のお店よりは若干高めですが、きれいな個室で他の人の目を気にすることなく施術を受けられます。タイ古式マッサージのほかに、スパトリートメントと米ぬか酵素風呂のメニューもおすすめ。また、店内ではタイの雑貨を販売しており、おしゃれな雰囲気が漂っています。BTSプロポロン駅から徒歩約5分とアクセス抜群な点もうれしいですね。
「街の美容室」っぽいローカル感がある、実力派のマッサージ店。施術者の技術の高さにも定評があります。どの施術者にあたっても技術のばらつきがほとんどなく、いつ行っても基本をしっかりおさえたタイ古式マッサージを受けられるお店です。特に人気が高いのは1時間250バーツで受けられるフットマッサージで、クオリティが高いため多くの人が定期的に訪れています。BTSプロンポン駅から徒歩約2分と駅近なのも魅力。
ローカルな雰囲気の中でゆっくりとくつろぐことができるお店です。タイ古式マッサージだけでなく日本式のマッサージもあり、好きな施術者を選ぶことができます。コストパフォーマンスが高く、フットマッサージとタイ古式マッサージをそれぞれ1時間ずつ受けても500バーツほど。人気があるため夕方や休日に混み合っていることもあるようです。BTSトンロー駅を出てすぐのところにあるので、トンロー通りで遊ぶなら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
観光客だけでなく現地の人もよく訪れるお店です。店名のとおり、足裏のマッサージを得意とする木先生が弟子とともに施術をしていて、一番人気のメニューは1時間300バーツほどの足裏マッサージです。日本人にも多くの木先生ファンがいるようで、日本語の看板も出ています。当日スムーズに施術を受けたい方は、事前に予約をしておくのがおすすめ。ボディマッサージを受けることも可能です。営業時間は驚きの朝9時〜夜9時まで。BTSプロンポン駅からソイ22に出て120mほど歩くと到着します。
チャイディーでは、タイ古式マッサージの他に、ハーバルマッサージやタイバームマッサージなどが受けられます。全身だけでなく、足、背中と肩など部分的なメニューが多いのもうれしいところ。ある程度日本語が通じるため、気軽に施術者に話しかけることができるでしょう。カオサン通りから徒歩5分ほどのサムセイン通りソイ2にあり、シーロム周辺から行くならBTSサラデーン駅で下車するのがおすすめ。マッサージが終わるとハーブティーが出てくるサービスもあります。
2時間で約400バーツと、格安の料金でタイ古式マッサージを受けることができるお店です。日本人の観光客が多く訪れるため店内には日本語表記や日本語メニューがあるのもポイント。本格的で強めのタイ式マッサージを1時間みっちり施術してもらえます。BTSサラデーン駅から徒歩約5分とアクセスも良好です。
タイ古式マッサージは1時間約100バーツと、バンコクの中でも特にコストパフォーマンスが高いお店といえるでしょう。こちらのマッサージを毎日受けたいと近辺のホテルに宿泊する方もいるようです。施術者は若い人が多いものの、その腕は確かです。フットマッサージやオイルマッサージも受けられます。アクセスはBTSアソーク駅かMRTスクンビット駅から徒歩8分~10分ほど。スクンビットのソイ23通りに2号店もあるので、1号店が混んでいたらそちらへ行くのもおすすめです。
体の疲れを取ることができるマッサージですが、施術前後の食事や体調など、注意すべき点がいくつかあります。飲酒や水分補給など、詳しく見ていきましょう。
食事をすると、消化器官に血液が集まって消化を促します。しかしマッサージを行うと全身の血行がよくなるので消化器官に血液が集まらなくなり、うまく食べ物を消化できなくなる恐れがあります。胃がもたれたり気分が悪くなったりすることもあるため、マッサージ前に食事を摂るのは控えましょう。
マッサージ後は代謝がよくなるため、普段より多くの栄養や脂肪を体に取り込もうとします。甘いものを食べるとそのまま脂肪に変わる可能性があるので、食前だけでなく食後も注意が必要です。どうしてもお腹が空く場合は、バナナやおかゆなど消化のよい物を食べることをおすすめします。
マッサージ前の飲酒も厳禁です。施術を受けると血行がよくなるのでいつも以上にアルコールが体に回りやすくなります。頭痛や吐き気を引き起こす原因となるので気をつけましょう。施術後も酔いやすい状態にあるため飲酒は避けて、しっかり水分補給をしてください。
マッサージとは血行をよくするものなので、体調不良のときに受けると体調不良の原因となっている菌やウイルスを全身に行き渡らせてしまうことがあります。体調不良が悪化する可能性が高くなるため、具合が悪いときは施術を受けないようにしましょう。風邪を引いているとき、熱があるとき、頭痛がするときは特に施術を避けることをおすすめします。
バンコクにはマッサージを受けられるお店がたくさんあります。日本より低価格で施術を受けることができるのは大きな魅力といえるでしょう。ベルトラでは、バンコクの観光スポットを巡るツアーのほか、タイ古式マッサージを満喫できる現地オプショナルツアーも豊富に用意しています。マッサージ店の宝庫バンコクを旅行する前にぜひチェックしてみてください。
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